Jさんといっそ
/ 2009年11月12日(木)
編集さんとJさんとコブラさん(エアセックスのチャンピオン)と世界の山ちゃんで手羽先ムシャムシャしてたら、カラーンとお店の扉が開いて、何人かのお客さんが入ってきて店の隅のテーブルに座った。
その途端Jさんは手羽先をムシャムシャする手を止めて何度も振り返り、ざわざわしだす。
「Jさんどうしたんですか、トイレはあっちですよ」
『あ、あの人、声優の○○(若手イケメン有名声優)じゃないかな!?』
「えっ」
『△△にも××にも出ているし声優雑誌の表紙になったりしてる有名な人だよ!!ほ、本物かな?違う人かも、、、ちょっと小明さんその女検察官のような目で見てみて』
「ほいきたっ……ダメです私近視でした」
『使えないな……』
「もしかして○○さんですか?って声かけてきましょうか?」
『やめて!恥ずかしいじゃないですか!』
「えー……」
『だいたいそんな有名な声優さんがこんなところにいるはずはないんだ』
「いやわからないですよ、なんてったって世界の山ちゃんですし。世界の。」
『そうか、確かにそうだな……やはり本人か……?いやしかし声優さんだし喉のためにこんな夜に飲んだりしないんじゃないかな〜』
「キテレツ大百科の声優陣はみんな酒好きで仕事の後に飲みに行ってたらしいですよ」
編「そういえば近くにスタジオありますね、アニメの」
一同「と、いうことは(ゴクリ)」
『本人だな』
「本人ですね」
『いやでも待って違うかも』
「ええいまどろっこしい本人ですってば」
『違ったらどうするんですか!そうだ声優さんならこっちも業界っぽい会話をしてれば反応してくれるかもしれない』
「ほう」
『……優秀だねぇ!!……優秀だねぇ!!』
「えっ業界っぽい話ってアニメの物真似……?」
コ「SEEDのラムズフェルド!」
『ここがガンダムSEEDの一番良いシーンだから!あと、……知ってるよぉ……友達だよぉ……』
「(うわぁ誰だかわからないしたぶん似てないな)」
調べたらアスランって方でした。
そのアプローチが正解なのかは全くわからなかったけれど恐らくご本人の声優さん方は長々居座る我々を置いて颯爽と、振り向くことなく会計を済ませて立ち去り、店内には杉作さんの物真似と激しくなった雨音だけが響き続けた。
「雨、ずいぶん降りますね」
『あちゃー!参ったなー!でも大丈夫、こんなときのために……(かばんガサゴソ)』
「折りたたみですか?準備い……」
『ゴミ袋ですよ!(ニッコリ)』
「えっ傘は!?」
『(聞かずに)これでかばんを守れば完璧ですよ!ラブプラスが濡れちゃ大変だからね。ゴミ袋、リフトオン!!(キラリ』
コ「毎日楽しそうですね」
『ハッハッハッハッ』
寒々しい明け方の雨の東京を、傘も持たずに下駄履き、さらにゴミ袋装備で帰る杉作さんの後ろ姿は哀しくも男らしく素敵に見えました。
今度カッパを買ってあげよう、と思ったけれど、すぐ、
「昨日もあの子に放課後呼び出されてね、キスしましたよ〜」
と幸せそうにラブプラスについて話すJさんを思い出し、やっぱりいいか、と思ってやめた。
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