瞬きをする度に、頭の中で繰り返し流れる映像が巻き戻されて。
少しでも意識した瞬間から再び君は私の方を驚いた表情で振り返る。
私の目に映る全てのものを押し退けて、最後に君は柔らかく微笑む。
昨日からもう、そんな光景を何度見たことだろう。飽きもせず、ただひたすら君を追い求めるように、ただ繰り返しあの瞬間を思い出すよ。
君はいつも私の中にいて、君の言葉も毎日の様に聞いている、届く文字を何度も何度も読んでいるから、寂しくなんてない筈だった。
だけど、どうしてだろう。
昨日からたまたま見掛けた君の姿が離れなくて、我が儘な願いばかり膨れ上がって止まらない。
一分でも、一秒でもいい。昨日見たいに擦れ違だけの短い時間でも充分。
君に、逢いたくてしかたないの。
君の笑顔がほしいよ。
こんばんは、お久しぶりです。昨日、凄く良いことがありました。
昨日は私の通う高校の体育館で、バスケの地区大会があったんです。
バスケ部の友達に会える事を期待して、部活帰りに体育館を覗きに行きました。
そしたらそこに、賢治がいたんです。背が高くて、痩せっぽちで、いつも少し眠そうで優しい表情をした君が、
あまりに驚き過ぎて、名前を呼ぶ事も出来なかった私を見兼ねて、友達がちいさく名前を呼ぶと、賢治はすぐに振り返ってくれました。
そして凄く驚いた表情をして、少し時間が止まったきがして。目があった先の賢治は時間が経ってからゆっくりと笑ってくれました。
幸せ、でした。たった一瞬であっても、ああして君に会えた事が。君の笑顔を見れた事が。
メールで送られてくるどんな言葉よりも、君の笑顔は大きい、大きすぎると気付きました。
逢いたいよ。早く、少しでも多く。君の声が聞きたいよ。
君の声で、たくさんの話しを聞かせてほしい。くだらない私の話に相槌をうってほしい。私の名前を、呼んでほしい。
こんな幸せがいつまでも続いてほしいと、改めて神様に願い直しました。
やっぱり私は君の隣が何よりも好きだから。
どうかいつまでもその場所は、私の特等席であり続けますように。