February 11 [Sun], 2007, 23:14
「頭が痛い」そう呟きまだ寝ぼけ眼で辺りを見回した。
「うん、自分の部屋だ。」誰かに話しかけるのではない。独り言だろう。

彼は、自分の名前が嫌いだった。彼は、自分の性格が嫌いだった。彼は、自分の容姿が嫌いだった。彼は、自分の声が嫌いだった。つまりは、自分の事が嫌いだった。
だけど、彼には好きな事があった。
それは・・・

彼は、考え事が好きだった。悩み事があるわけではないが、1人で物事に耽る事に夢中だった。
今は夏で、太陽がぎらぎら自己主張をしていて、グラウンドからは、おそらく部活動に精を出している人たちの掛声が木霊している。
彼は、木陰も何もない屋上にただ1人・・・否、彼の後ろに、もう1人。
彼は、屋上に唯一設置されているベンチに座っていて、その後ろから目隠しをされ
「だ〜れだ!」と声をかけられたが、別段驚く事もなく、日常茶飯事だと言うばかりに、
「はいはい、可愛い可愛いになちゃんでしょ?」
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