ツン雪姫と七人のエイチバヤシ 第一話 

January 30 [Tue], 2007, 20:42
むかーしむかし、あるところに、一人の美(脚)少年が居りました。
彼は、一国の王子でありました。
しかし、彼の義理のお父上エイチヤマは
自分より美しい男が居るという事実に嫉妬し
魔女の蛇女に頼み、「少年」だった彼を「少女」へと変えてしまったのです。

「鏡よ鏡、世界で一番美しい男は誰だい?」
「ひっ、ひぃぃっ!!そ、それはもちろんエイチヤマ様でございます!!」
「・・・ふ、ふふふ、ふはははははは!!それでいい!!
 あの小僧、二度と表には出すものか!」

彼・・・いいえ、彼女は深く傷付き、ついに城を飛び出してしまいました。
どのくらい走ったのか、自分でもよくわかりません。
走って、走って、走り抜けました。

森を
川を
草原を
陸上部で鍛えた、黄金の脚で。

「・・・もう駄目だ。ここはどこ、俺は誰。どこからきてどこへ行く?
 次に瞳を開いたときには違う世界にでも居るのだろうか」

すでに限界でした。

「・・・いや、世界中のすべてのものが俺に味方している気がする。
 俺はまだ走れるはずだ」

しかし、ついに、力尽きてしまったのです。



「みんな〜起っきろ〜」

その家には、七人のエイチバヤシが住んでいました。

「メシだメシだー」
「兄ちゃん今日の朝飯何ー?」
「また人間の肉がいいなぁ!!!!!!!」
「はっはっは、落ち着けお前ら。今日の朝飯はとびきりのご馳走だぜ!」

食卓には、美しい脚が。
―――――――――――――――そう、彼女の脚でした。





オワリ





・・・と、いうのは冗談で、彼女は実は生きていたのです。
エイチバヤシ達がかぶりつこうとしたまさにその時
彼女の美しい瞼がゆっくりと開きました。

「・・・は?お前ら、何?」

「ぎゃあああ!!こいつ喋った!!」
「生きてるぅぅ!」
「・・・美しい」
『は?』

「そなた、名はなんという?」
「んなもんあr・・・忘れてしまいましたの・・・(内心:うはwwこいつきめぇww)」
「どうしてこのような偏狭の地へ?」
「あー、えー、っと。色々あって・・・ですねぇ」
「そうか・・・語れない事情があるのだな」
「え、えぇ・・・。(内心:ちょww言ってないwwまぁ良いけどww)」
「ならば私たちと共に住まないか?」

「あ、はい。よろしくお願いします。」

所持金と身寄りのない彼女は、もちろん即答しました。
こうして、彼らの奇妙な同居生活がスタートしてしまったのです・・・





続く。
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