フランツ・マルク

January 04 [Mon], 2010, 13:46
今年初のブログ書初めです。

昨年は、コメント、トラックバックが、急に受信できなくなり、ご迷惑かけました・・・。Sai、alei が、設定が変わったんじゃないかと、メールであれこれ教えてくれて、サンキュ!

しかし2010年にこのyablog に変わったので大丈夫。

さて、aleiとKAFKAがカンディンスキーの記事をアップ。そうなると「書初め」は、フランツ・マルクじゃぁとさっそくアップ。

この「雪の中の鹿」は、私めが、もっともフランツ・マルクの作品の中で好きな一枚なのです。

ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの「薄暮れ」という詩の一節に、【おまえが小鹿を何よりも愛するなら、独りぼっちで草を食べさせてはいけない。狩人たちが森を行き角笛を吹き、声があちこち行きかっている。】とありますが、ついこの絵と重なり合ってしまう。

一頭の鹿は、何か物音にでも気づいたように、どこかを見上げている。もう一頭の鹿は、積もった雪の下の草を探しているようです。


フランツ・マルク 1906年 「山の(うえの)二人の婦人」
フランツ・マルク 1909年 「弾む子馬」

フランツ・マルクは、1911年にカンディンスキーと、年鑑「青騎士」を発行しています。この作品も1911年。1904年頃の初期の作品から、この「雪の中の鹿」が、ちょうど、「小さな青い馬」、「大きな青い馬」という作品の通過点でもあり、その小さな青い馬も、1911年の作品でした。

こうして、戦争に行く1914年頃までの、3年ほどで描きあげた作品が、ドイツ表現主義の代表作となったわけです。

「ピースフル・アートランドB-sou」の「美術家の言葉」に、フランク・マルツの言葉が、5つほど紹介されています。

そのうち2つを引用させていただきました。



「青は鋭く精神的で、男性的原理の色であり、黄色はソフトで明るく感覚的で、女性的原理の色である。」

引用:ピースフル・アートランドB-sou/美術家の言葉

このフランツ・マルクの「馬」は、上からグレージング(赤)・青・黄です。ピースフル・アートランドB-souさんは、補足として、赤は物質、冷酷で、鈍重を表すと記しています。

「私を取り巻く罪深い人間は、私の真の感情を呼びさますことはなかった。しかし、動物に生まれつき備わる生に対する感覚は、私のなかにあったすべての良きものを引き出した。」

引用:ピースフル・アートランドB-sou/美術家の言葉

作品は、「グレージング ホース IV(赤い馬) 」(1911 )、「大きな青い馬」(1912年)、「小さな黄色い馬」(1911年)です。一番下が、木版画で、「休息する馬」です。Sai、サンキュー!レンバッハハウスでの回顧展があって、展示されていたようです。


フランツ・マルク 1912年作 「虎」
フランツ・マルク 1913年作 「スモール コンポジションT」

フランツ・マルクは、若くして1916年に亡くなっていますが、版画や風景画、人物画などの作品も残しています。

パリに長く滞在していた、アウグスト・マッケは、マルクの友人でもあり、「青騎士」にも関与していました。マッケの色彩をマルクは敬意を表し、「ミスターカラー」と呼んでいたそうですが、マルクが表現主義に対して、マッケは詩的な作品を多く残しています。マルク同様に、マッケも戦死。27歳の最後の作品は「さらば」。

マッケが戦死する前の年に、マルクは、カンディンスキーと同様に、コンポジションの連作を描いています。マルクは「スモール コンポジション」というタイトル。1913年から14年のことです。

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たいして記事は書いていないので楽チンですが。どうぞよろしく。
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