「ぬくとまる」とは、鳥羽・伊勢・志摩の方言で「暖まる」ことを意味します。 直訳すればそれまでですが、「ぬくとまる」には、必ず「人」の「心」や「手」が加わっていると私たちは考えます。 と、言うことで、この鳥羽を観光していただくみなさんに、ハードだけでなく鳥羽の人の「ぬくたみ」(あたたかみ)をも感じてもらえるような情報を発信して いければと考えます。 ちなみに「ばりふりっと」は造語で、バリアを軽やかに飛び越える様子を言葉に表してみました。 街を歩いているときに立ち止まり、ホッとぬくとまる空間に気付いてもらうための日記です。 これらの情報は鳥羽駅前に事務所を構えるNPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが発信しています。
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相差の海女さんが内閣府から表彰! / 2008年10月10日(金)
平成20年9月15日。相差の野村禮子さん(76)が内閣府の「エイジレス・ライフ実践者」に選ばれ、表彰されました

「エイジレス・ライフ」とは年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ることをを実践している高齢者にあたえられる賞で、全国から48名が受賞。
三重県では野村さんが唯一の受賞者です。


野村さんは海女歴60年。ばりばり現役の海女さんです。
しかし、今回の受賞は海女小屋体験活動が高く評価されての受賞です。

野村さんの受賞概要については、
日本の伝統文化である「海女」を構成に継承するために、現役海女を続けながらも普段からりようしている海女小屋を来訪者に開放し、海女仲間とともに海女小屋体験活動を展開している。
60年という海女体験からなる本物の感動を発見の機会を創出すると共に、それを本人自体の生きがいにつなげ高齢期を新しい価値観で生き生きと生活している。

とあります。

はちまんかまどとは、野村さんたちの海女小屋であり、ここを利用して、観光客に海女小屋体験を行なっています。

この海女小屋体験は平成16年から行なわれていて、初年度は外国人観光客のツアーを受け入れ、700名ものゲスト(主にアメリカ人だそです)を迎えました。

しかし、そのツアーは翌年から廃止になり、せっかくやる気になっていた海女さん達ががっかりしている姿を野村さんの息子さんが見て、
なんとかしてあげたいと、旅行会社をめぐったり、宣伝活動にも力を入れたおかげで、
現在では鳥羽市の人気観光スポットとして有名になりました。

親子愛を感じるエピソードですね。



という訳で、10月2日に、相差のはちまんかまどにて、授与式と祝賀会が行なわれました。

我々ばりふりスタッフも花束を持ってお祝いに伺いました。

午後3時からのセレモニーを前に、受賞者の野村禮子さん、マスコミ各社に囲まれてインタビューを受けています。

相差では現在でも100名以上の海女さんがいらっしゃいます。
しかし、他の地区に比べて取り上げられ方が少ないことを歯がゆく思っていた野村さんたちにとって、この海女小屋体験を通じて相差の海女文化を多くの方に知ってもらえて嬉しいと語っていました。
それと、地元の旅館の方々の助けになれば!というのも、動機だそうです。

また、外国人や若い観光客からいつもパワーをもらっているとも語っていらっしゃいました。

外国人観光客受け入れにあたり、普通、あの年代なら(そうでなくても)臆するところ、
「なんとかなるやん」と、どーんと受け入れた海女さんパワーには驚きました。
しかし、野村さんのいとこ10名がアメリカに住んでいたり、海女さん仲間にも娘さんが外国に嫁いだりしていることから、その土壌はあったようですね。

それにしても、外国の人に日本の生活文化を伝えたいという情熱も持っていらっしゃって、いやはや、恐れ入ります。

授与式での野村さん。
鳥羽市 木田市長やその他来賓の方々の祝辞を、
笑顔で大きくうなずきながら聞いていらっしゃいました。
その誠実な姿勢にまたまた脱帽です。

今回は、野村禮子さんが受賞した訳ですが、海女さんスタッフみなさんのご努力の賜物であったことは、言うまででもありません。

授与式のあとには、祝賀会の準備がなされていました。
はちまんかまどの中には宴席が設けてあり、ナント我々の席まで
びっくりです。
鯛のさしみや牡蠣の炭火焼。弁当に、この度新発売の鳥羽物語(純米酒)まで。

豪華です。

こんなんがしたくて、全国各地、いいや、外国からも観光客がいらっしゃるというのに、
我々はなんて恵まれているのでしょう!
美味しかったです。ご馳走様。


野村禮子さんは76歳。言うところの後期高齢者です。
しかし、元気です。
若いです。
フットワークが軽いです。
そして、とってもチャーミングです。


聞くところによると、他地域から来たお嫁さんが、海女さんの練習をしているそうで、後継者についても明るい話題です。

海女さん仲間に、海女さんの楽しさを聞いたところ、
1. 銭(ぜん)になる。
2. 獲物を獲るのが楽しい。
3. 海女小屋でのおしゃべりが楽しい。

だそうです。

嗚呼、素晴らしきかな、鳥羽の海女さん!

野村禮子さん、これからも益々お元気でエイジレスライフのリーダとしてご活躍ください!
我々も後に続きます

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