嫌なんだよ 

October 23 [Sat], 2010, 20:00
一週間前。

いきなり彼女から別れを告げられた。

理由を聞いても、俯いて首を振り

「…が悪いわけじゃないの。ゴメンね…」

そう言い泣き出してしまった。

それから俺は彼女の事が頭から離れなかった。

どうして別れなきゃいけなかったのか。

俺が悩みすぎてふさぎ込むようになってしまったそんなある日。

俺と彼女と共通の友人が俺を訪ねて来た。

「…、やっぱり言ってなかったんですね。彼女、留学するんです、一年半。」

「えっ…」

「絶対に言わないでって言われたから言えなかった。けど貴方達見てたらこっちが苦しくて…。彼女心配してました。一年半もいなくなったら絶対に自然消滅するに決まってるって。向こうから別れを言われるぐらいなら私から言うって。」


気付いたら俺は走り出していた。

彼女の家に向かって。

「…さん、どうしたの?そんなに急いで」

「…さんいますか!」

「…?今日からアメリカに留学よ。今頃空港かしら」

「…!?」

俺は全力疾走で空港まで向かった。

あいつの顔を曇らせたのは俺が鈍感だったから。

好きな人から俺は笑顔を奪ってしまった。

泣き顔が最後なんて…そんなの嫌だ。

もう会いたくないって君は泣いてた。

嫌なんだよこんなにも会いたいよ、君しかいないんだ。

空港に着くと辺り構わず君を探す。

「…!!!!…!!!」

「…!!」

振り返るとエスカレーターの前で君を見付けた。

フェンス越しに君を抱きしめる。

「どうしてわかったの…?」

「何で言わないんだよ…。俺待ってるよ…帰ってくるまで待ってるよ…。だから別れるなんて…会いたくないなんて言うなよ…」

彼女よりも泣く俺をあやしながら

「ゴメンね…傷付けたくなかったから…。ありがとう。」

時間は過ぎて旅立ちのとき。

俺は大きく手を振った。

待ってるよ。

どれだけ時が経っても。

君しかいないんだ。

好きやな 

August 23 [Mon], 2010, 21:49
日曜日のお昼。

のそっとベッドから起き上がるまさき。

大きなあくびと背伸びをしながら目をこする。

「あっ、やっと起きた。おはよ」

「まなみ…もう起きとったん?」

「うん。ご飯つくるから、もう少し待ってて」

リビングからは何やらおいしそうないい匂いが。

起きぬけの動かない体を引きずりそれをのぞく。

「わっ、カレーやん。めっちゃうまそ」

「でしょ?食べれるから顔洗ってきたら」

二人仲良く机に座る。

「いただきまーす」

モグモグ食べるまさき。

「ん、うまっ!」

「よかった」

寝癖バッチリ、寝起きの腫れた目。

こんな無防備なまさきを見れるのは自分だけ。

そんな事を考えたら少し照れ臭い。

「まなみ?どないしてん、顔赤いで?」

「ううん、なんでもない」

お茶を飲んで少し落ち着く。

「ずっとこうしてたいな。起きたらまなみのつくったご飯があって。寝る時もおやすみがあって」

いきなり真面目に話すまさきに驚くまなみ。

「どうしたの?」

「なんか、言いたくなったんや。なあ、ずっと一緒にいよな、約束やで?」

いつも突然のキス。

ドキドキするのはいつもアタシの方。

でも、ずっと一緒ね。

約束、やぶらないでね。

また一緒に帰ろうな 

August 15 [Sun], 2010, 17:39
友達とわかれて

一人歩く学校帰り。

いつもならそんな事ないのに

今日は何故か少し寂しい。

俯きながらイヤホンから流れる音楽を流し込む。

信号待ち、曲の世界に浸って少し切なくなっていると、いきなり現実に戻された。

「よっ!一人なの?」

「先輩!?」

大好きな先輩が私の隣にいる。

一瞬思考回路が止まった。

俺も一人だから、そう言い私と信号待ち。

「部活行かないんですか?」

「うん、来週からテストだから。そろそろちゃんと勉強しなくちゃな」

大好きな先輩が私の隣にいて、私と一緒に歩いてる。

笑ったり、びっくりしたり、また笑ったり。

いろんな先輩の表情も今は私だけのもの。

そんな事考えてたら、顔が赤くなってきた。

「どうした?熱でもあるの?」

先輩の手がおでこに当たる。

もっと赤くなりそうで、思わず振り払ってしまった。

「だ、大丈夫です!なんでもないですから」

「大丈夫じゃないだろ。家まで送るから」

先輩の本気の顔にどうにもできなくて、渋々家まで送ってもらった。

「さっき何聞いてたの?」

「えっ?…あっ、これです」

イヤホンを差し出し先輩は耳にはめる。

「あっ、俺これ知ってるよ!」

「ホントですか!いいですよね!アタシ大好きなんです」

「へぇ、こんなの聞く人俺ぐらいしかいないって思ってた。よかったらCD貸すよ?」

「ホントですか!ありがとうございます」

意外な所で同じ趣味が見付かった。

なんだか一気に近付けたようで嬉しかった。

家について玄関先。

「今日はありがとうございました。」

「うん。また一緒に帰ろうな」

「えっ…」

そう笑顔で言い先輩は帰って行った。

なんだか心が落ち着かなかった。

無題 

May 09 [Sun], 2010, 3:24
「もう行かなきゃ…ゴメン」

俯く貴方をただ見つめる事しか出来ない私が情けない。

「いきなりで何も出来ない。ホントにゴメン」

「もう謝らないで。仕方ないよ」

貴方が遠くに行く事が決まったのは、つい先週の事。
突然の話しに受け入れられず、ただ涙を流す私を貴方は優しく抱きしめてゴメンと言った。

「じゃあ」

顔をあげ歩き出す貴方に別れも言えず。

振り返らない貴方の背中に小さく手を振った。

のっとたいとる 

May 06 [Thu], 2010, 2:13
いやー、暑い。
毎日暑いっすよ。
いやー、たぶんもうすぐでここには暑いしか文章が載らなくなるね。


あのねぇ
心の支えは
なんでもいいから
一つは持っとくべきだね。
心持ちとかかわるとおもうし。
うん
ただ辛いとか
つまんない
苦しい
難しい
生きるの疲れたとか
なんか…わかるよ

けど
趣味とか
少し興味ある事とか
好きな人とか
なんでもいいの
自分が少しでも
心を許せるものがあるなら
それを心の支えにすると
なんの変哲もない毎日は
少しだけ光がさして
輝いてくる

些細な事なんだよ
悩みなんて

時間が経てば
自然と解決してるし
死にたいぐらい辛い事も
いつの間にか
ちっぽけな悩みになってる

それにはどれぐらいの月日がかかるかは
人それぞれ違うけどね

でも
ゆっくり考えよう
答えを急いでも
一人で考えても
いい答は見付からないからね

時間をかけるのは
悪い事じゃない

時間をかけるのは
あなたの為

世界は
貴方の為にある

いいじゃない?
自分中心に考えても

それで自分の気持ちに
答が見つけられるなら

(無題) 

May 04 [Tue], 2010, 15:52
どうして

君が遠すぎる

手が届かない

光なんてなくて

僕に助けなんかなくて

もがけばもがくだけ

虚しさは大きくなった

大声で叫んで

君の名前を呼ぶ

傷も何もかも全部

手放しで

何もしなきゃ

全て手の平からこぼれ落ちるだけ

 

May 03 [Mon], 2010, 3:06
「朝だぜ」

女の肩を揺さぶり起こす男。

まだ眠たい目を擦り起き上がる女に優しくカーディガンをかける。

「ありがとう」

「ココア煎れたから。」

そう言い男は女に甘いココアを差し出す。

それを一口飲む。

「…甘い」

「そんなに?」

男は女に優しく口づけをする。

「ホントだ。甘い」

「…ばか」

女は照れた顔をしてまた一口ココアを飲む。

男はそれを見て微笑む。

ありふれた日常。

そんな日常がずっと続きますように…。
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