印画紙製造の情報について

December 03 [Mon], 2012, 23:32
日本に於て、どんな精神運動が国家的に強制されようとも、それが仲々、本来の意義に於ける思想的な動きになりにくいということは、ここから来る。国家がともかく一定のハッキリとした思想的 動きをなし得るためには、思想というものに就いて、当局と国民との双方に、よほどの教養がなくてはならぬからだ。
 日本の国民の之までの常識にとっては、思想というものは云わば実在ではなかった。それが日本に於ける思想の科学の欠如、哲学の現象性、を物語る。――思想の実在性を信じ得ないことは、又文化 の実在をも信じ得ないことを意味する。文化という言葉はしきりに使われている。「日本文化」というような言葉は流行の合言葉とさえなっているが、ではその文化とは何かと尋ねて見るなら、恐らく満足な返辞の出来る日本文化主義者はいない、と私は見ている。思想というものに信憑し得ない処に、文化というものへの信頼などは生じ得ないからだ。思想から別にされて理解された文化は、国民的粉飾でなければ、行政の一手段にしか過ぎないだろう。そんなものを文化の名を以て呼ぶことは、許すべからざることだ。
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