「仮面」 

August 29 [Fri], 2008, 20:27


朝起きてそれを身につける。


いつもと変わらない。


それを外す日はきっと訪れることはないだろう。








怖いんだ。



僕はきっと、それを外すことが怖いんだ。









僕は日陰にひとりぽっちでいたあの日、


僕だけを囲んでいた日向の白さをよく覚えている。





真っ白だった。



だからこそ影がある。




白さが欲しかった。

あの明るさが欲しかった。

゛僕゛以外が欲しかった。





だからそれを手に入れた。


それは真っ白だった。


影ひとつない、混じりけのない白。




僕は、日向に進めた気がした。

日陰を明るく照らせた気がした。


僕は、何かを手に入れた気がした。







僕はもしかしたら、

まだ日陰の中で黒の中を彷徨い続けているのかもしれない。




でも、いいんだ。


それは悪夢でしかない。




泣いても叫んでも

それは僕から離れられない。

僕はそれから離れられない。




偽りでも、もうなんでもいい。

僕はそれを手に入れたんだ。










今日もそれを身につける。


明日も、きっと身につけるだろう。



これから先、離れることはない。













おはよう、




僕の












笑顔の仮面。






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