
ATSUMI’s ミラノ生活記

うちは、画像のようなセントラルヒーティングでビル全体を温めています。各家庭でつまみを回して温度調整ができる仕組み。
先日、「なんだか部屋が寒いなあ」「ヒーターいつもよりぬるい感じがするなあ」と思い、つまみを最大にしたました。にもかかわらず、家じゅうのヒーターすべて夕方には冷たくなってしまいました。すぐに管理人へ電話。すると、元の方から故障してしまって、今作業中なのだとか。
「今日中に何とかするつもり」ということだったけれど、イタリアに来て1年も経つと、そういう甘い結果は期待しなくなりましたね。「どうせダメだろう」と思ったら、案の錠でした。備え付けのヒーター以外にうちに暖房器具はありません。
その日はしょうがないので、早く寝ることに。寝室のヒーターももちろん冷たいのですが、羽毛布団が温かく、暖を取れるということで。
この時思ったのは、イタリアの家は冬向きなんだということ。外はすでに零下。でも、室内は徐々に寒くはなるものの、東京のマンションのようにすぐに冷えるということはない。壁が厚くて、夏暑いだけはある。
ということで、その日はなんとかなったのですが、次の日起きてみるとさすがに余熱はすっかりなくなり、壁から床からシンシンと寒さがにじんでくる。午前中はごまかしごまかし寝てやり過ごしていたものの、さすがにベッドの中でも寒くなり体温が下がるのを感じたので、思い切ってキッチンへ。
体の中から温めようと、お昼を作りながら、ガス台ではお湯を沸かし蒸気を発生させ、オーブンを点けて、お昼を温めながら部屋も暖める作戦へ。窓ガラスが真っ白に曇ってしまったけれど、何とかこれで人並みの暖を取り戻せました。
ところが、お昼を食べ終わり、オーブンもつけっぱなしにしておけないので消すと、やっぱり寒くなってくる。そこで、お風呂へ入ることに。お風呂場も、バスタブに熱湯を入れ蒸気を出し温め、そして少し水を足してからゆっくり湯につかりました。
芯まで温まった後、またベッドへ直行。羽毛布団にくるまります。その日、旦那は3時ころ用事から帰宅する予定だったので、今か今かと待っていました。やっぱり、部屋が寒くっては、風呂温まり作戦も限界。段々と考えるのも面倒くさくなってきて、「旦那が帰ってきたら、ホテル連れて行ってもらお〜。今夜はホテルに行かないと死ぬな〜」なんてことを漠然と考えていました。
寒さに耐えるためか、体力もだんだん落ちてきた感じがしました。思考能力も停止。「もしかしたら、このまま眠ったら死んじゃうのかしら」と、うとうとしていたちょうど3時ころ、トイレに立ちました。トイレのヒーターを触ってみる(ここが一番早く温まる)・・・やっぱり冷たい。
また布団にくるまる。「こりゃあ、本当にヤバいかなあ?」 でも、もう暖を取る作戦に移る元気もなし。もうすぐ旦那が帰ってくるから助け出してもらおう・・・、もう任せる。
と、3時半頃、気が付きました。「なんか、私元気になってる?」 さっきまで何も考えられないし、動く気にもならなかったのに、なんか行動できる気がしてきた。「もしかして?」 触ってみると・・・。
ヒーターが熱くなってる!

この時の
「救われた!」感ったらありません(笑)
いやあ、もう、温かい世界、バンザイ!
ところで、原因はというと、最初は電気系統の故障らしいというのでパーツを探して時間がかかっていたらしい。ところが、次の日分かったことは、ガスで温めているのに、ガス屋さんがなぜか火力を低くしてしまったそうな。なぜ〜? おかげで、ビル全体で寒い思いをしたっつーの!
まあ、家に居ても、イタリアでは安心ってことは全くないなと思い知らされた日でした。