統合失調症:幻覚(幻視・幻聴)、妄想の5つの上手な消し方と対処法

September 03 [Wed], 2014, 9:26
患者さん本人にできる幻覚のおつきあい方法をまとめました。
まわりの接し方は→幻覚・被害妄想への対応方法へ

《お願い》
服薬・通院は中断しないでください。
治療に代わるものではありません。


※病状によっては適切でない場合もあります。くわしくは病院の先生にご相談ください。


1.「病気の症状」ととらえる




怖い夢を見たから=現実も怖いことが起こっている
ではないのと同じように、
幻覚の恐怖=現実ではありません

-------------
今日は調子が悪いから○○と感じるんだろう」
病気の症状で○○が見える(聞こえる)んだな」
-------------
と受け止めてみましょう


2.無視する



何が見えても、どんな悪口が聞こえても放っておきましょう

幻視・幻聴は主に
「こんなこと言われたらイヤだな」
「もしこんなことがあったらコワイな」
などの自分の思考(声)です。

ごちゃごちゃ干渉されて気になるなら、
「すぐよくなる、すぐよくなる」
「誰にも文句を言われない完璧な人はいないから大丈夫」

など自分で安心できる言葉をもっておいても


3.音楽を聞く、幻覚をシャットアウトする



幻聴にはとくに音やお話が効果的と言われます

・ヘッドホンをして好きな音楽を聞く
・ご家族やお友達とおしゃべりをする
・目を閉じて幻視をシャットアウトする

など、自分に合う方法を探してみましょう

会話など他のことに脳を使うと幻覚が消える場合もあります。
(症状が強すぎると幻声に邪魔されるかもしれません)


4.幻覚を忘れられることに集中する



何かに集中していれば、案外その瞬間は幻覚を忘れているもの。

絵、ガーデニング、ペットの世話など、好きなことを楽しみましょう。

ゲームでもいいですが、ネット依存にはご注意
パズル、クロスワードなどアナログ系がおすすめです。


5.幻覚と仲良くする



幻覚を「消す」方法ではないのですが…

幻覚に自分の好きな名前をつけて、
-------------
「妄想さん、こんにちは」
「今日は幻聴さんとお話ししたよ」
-------------
など仲良くする方法もあります

ただし、お医者さんによっては「幻覚とは一切かかわらない」という方針で治療している場合もあるかもしれません。

主治医から指示があるときは、そちらに従ってください。


・幻聴の聞こえ方、内容はどんなもの?
・幻覚、妄想は誰にでも起こりうる症状
・完治が難しい病気をどう受け止める?

【このカテゴリトップへ】 症状との上手なおつきあい方法

《参考文献》
功刀浩 2012年 『図解 やさしくわかる統合失調症』 ナツメ出版 175pp
伊藤順一郎 2005年 『統合失調症 正しい理解と治療法』 講談社 98pp
伊藤順一郎 2009年 『統合失調症の人の気持ちがわかる本』 講談社 102pp
糸川昌成 2013年 『「統合失調症」からの回復を早める本』 法研 199pp
上島国利 2012年 『どうしたらいいの? 「統合失調症」 正しい理解と上手なつきあい方』 大和出版 96pp


  • URL:http://yaplog.jp/ayukko/archive/513
カテゴリアーカイブ