僕の裏は赤い僕 

December 04 [Fri], 2009, 12:55













僕の裏は赤い僕



聞こえてくるのは、如何わしい音。

気付かないフリをしていた。

いや、気付きたくなかった。


「ジュルジュルジュル・・・・・」


この音が聞こえてくるのは毎晩のこと。

僕は耳をふさぐ。

まだ止まないこの音は、

僕の鼓膜を潰そうとしているのだろうか・・・・。

もう我慢できない・・・。

止めたい、この音・・・。

そう思って部屋から出た。

長い廊下をはだしで突き進む。

角の部屋から光が漏れている。


「ここ・・・・かー・・・」

深呼吸をして扉を開く。

ギィィィイィィ・・・・・


扉が開くとともに、如何わしい音が消えた。

いきなりの光に目がかすむ。

少し目をこらして部屋を見た。


「お父さん・・・・_?」


そこに居たのはお父さんだった。

「なにしてるの・・・・?」


おさん父の口周りは赤い液体がついていた。

唇から滴る赤い液体。


「おお、起きたのかい・・・?」

「・・・・血・・・じゃ、ないよ・・・ね?」

ソファーに座っているお父さんの姿が全部見えないのが、


すごく怖くなった。

俺は急いでソファーに歩み寄った。


お父さんは俺の行動に何も口出しせず、ずっと俺を見て微笑んでいた。

少し緊張したけど・・・ソファーを見た。


「・・・・・・ひっ・・・・!」


ソファーは赤い液体で染まっている。

そして、お父さんの膝に横たわっている物・・・


それは・・・・


お母さんだった。


首筋は赤に染まっていて


痙攣しているようだった。


「・・・っお母さんっ!!!!!!!」


お母さんをゆすったけど、痙攣が止み、動かなくなった。


「・・・・え・・・お母さん・・・?」



「気絶だよ・・・。お前はもう寝てなさい」


「お父さん・・・、お母さんに何したの・・・?」


涙をためてお父さんのほうを見た。


「お食事だよ。ちょっと変わってるけどね。お前もいつかこうなる。」

「な、に言ってるの・・・?」



「お父さんのこだからな。」


そしてお父さんは耳元で言った。





お前はな、出来損ないだけど・・・ヴァンパイアなんだぞ?





お父さんを見ると、今までの色の瞳とは違い、




その目は紅色になっていた・・・。






































































































































































































































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