シュタイナー学校とカースト制度。

September 28 [Wed], 2011, 3:27
皆さんはカースト制度をご存知だろうかインドのよく知られている広範の意味では、はっきり言って人種差別政策であるとワタシは認識している。というか、していたんだけれどもこの前、一週間くらい前の昼下がり、カヤが宿題をしていたので、どれどれ、と思って、覗き込んだら、シバ神のスケッチを描いていたので、「インドのお勉強をしているの」と聞くと現在は、古代インドにいて勉強してるという答だった。古代インドのあとは、古代ペルシャにいて勉強するのだそう。ふーん。去年は北欧神話で、カヤにいろいろな北欧神話を話してもらって、ワタシはとっても面白い思いをしたので、ぜひインドの話も聞きたいと思ってどんなお勉強なのママにも教えてというと、「うん。いいよ」という答え。「今日はね『カースト制』にいてならったんだよ。」え。なにカースト制そんなこと勉強してるのカヤちゃんそれは人種差別の制度だよ。なんでそんなことを勉強してるの「じんしゅさべ、ってなにママ」(子供にはそんな概念はないわな)あ。え。うーんと。人が人をけいべしたり、自分より劣ってるっていってイジワルしたりすることだよ。すごく悪いことでやってはいけないことなんだよ。みんな同じ気持ちを持ってるし、言われたら悲しいなぁ、と感じる心は同じなんだから。「そうか、じんしゅさべはいけないことだね、ブーリー(いじめ)と同じかな。ね、ママ」そうだよ。絶対にしてはいけないことなんだよ。学校で走るのがちょっと人より遅いからって、算数の計算が遅いからって、人を軽蔑しないでしょう肌の色が黒いからって、仲間はずれにしないでしょうカースト制は生まれたときからその位に生まれたら、ずっとそのまま、っていう制度なんだよ「うん。ママ、そうなんだよね」そうだよ、だからいけないんだ。「でもね、カヤちゃんたちは、学校で、先生が言ってたのは、じんしゅさべのことじゃなかったよ。」え。そうなのじゅあ、じゃあ、どんなことを習ったの「うん。えっとね。この人はね、ブラフマンっていうんだけれども、この人は世界を作った人で、クリエーターゴッドなの。人間はみんなクリエーターゴッドから出てきたんだって。」ふーん。「でね、この人たちは、ブラミンとかバラモン、っていう人たちでね、ゴッドの頭から出てきたんだよ。だから、ゴッドの賢い頭をもらったんだ。だから儀式をしたり、ゴッドとお話したりできるんだ。おそうしきとか、けっこんしきとかちゃんとやり方がわかる人たちなんだよ。この人たちはクシャトリアっていう名前で、腕と胸から出てきたの。だから、ゴッドの強いパワーとゴッドのハートを持ってるんだよ。だからウォリアーなんだよ。戦う人なんだ。とっても強いの。そいでね、この人たちはね、バイシャっていうの。ゴッドのおなかのところから出てきたのね。おなかは食べる物をためたりするでしょ。お財布をおなかにしまったりするから、この人たちはマーチャント(商人)なんだよ。そしてね、この人たちはシュドラっていうの。ゴッドの足から出てきたんだよ。みんなを支える力をもらったの。だからこの人たちの仕事はみんなのお世話をするサーバント(召使)なんだ。でもね、足がないとね、ブラミンもクシャトリアもバイシャも立ことも動くこともできないんだよ。だからうーん、カヤちゃんはじんしゅさべとは関係ないとおもうなぁ。ママ、きっと何か違うものと勘違いしてるんだよ。」があーーーん。ここ、子供に教えられてしまったぁぁぁぁぁぁぁ。そうかそうなんだ。ママが間違ってたよ。もともとは、そういう風に、人々がお互いにどういう風に関係してるのか、そしてその人の持特質を大事にするための考え方だったんだ。当初はだって、カヤが言うことが正しければ、神の体のどの部分も卑しいわけはないし、ましてや、頭部が足をバカにしたり、卑しいと差別したりすることがどれだけばかげたことなのか、っていうことだ。当初は本当に人間のワンネス、それぞれの役割、そしてそうして全体が成り立っている、という事を教えていた、とてもシンプルでか奥の深いものだったんだ。ではどうして。ではどうして、差別のための道具に成り下がってしまったのだろう。というわけで、調べてみた。インドの歴史をさかのぼるとわかってくることが、西洋に侵略され始めるころから、インドの中がばらばらになっていく流れだ。西洋人たちが入ってくるまで、インドの人たちは本当にお互いを尊重しながら暮らしていたようだ。カースト、という言葉そのものそれ自体も、西洋の、スペイン語のまり、「位」という言葉から来てる。まり、それまでカーストという言葉さえなかったのだ。ただ、事実として、役割として、あの人たちは神様の頭の人、神様の腕の人、神様のおなかの人、神様の足の人。ていうことだけだった。それを西洋人たちはずるがしこく逆手にとって支配の為に利用したんだ。お互いを憎ませるために、そして絶対的多数だったシュドラを卑しい者たちとして押さえけ支配するために、労働階級として酷使するために、差をけさせて、階級を作ったんだ。それをカーストと呼んだヨーロッパの階級制度をそのままインドに持ち込んだんだ。王族がいて、貴族がいて、商人がいて、末端の労働階級がいて、そして彼らは口を利くこともいけない、ってことにしておけば、お互いが理解を深めることもなくなるだろう。選ばれしものの、見栄やエゴをくすぐったんだ。そして真実を神の前の真実を完全に塗り替えてしまった。どうして、神の頭が、神自らの足を卑下することが出来るだろうか。それほど愚かな事がありえるだろうか。考えてみたらわかることじゃないか。しかし今カリユガにいる人類にとってはありえたのだった。インドも例外ではなかったんだ。まんまと計略に、人々をさげすみあわせることで全体を支配するそのやり方に、はまってしまったんだ。なんてことを人間は人間に対してするのだろう。カヤちゃん、ママが間違っていたよ。カーストが悪いことだとママまで勘違いしていた。確かに、カヤちゃんのクラスにだって、すっごくかけっこの早い子がいるだろうし、すっごく頭のいい子もいるだろう。力の強い子だっているだろうし、優しいハートを持ってる子もいるはずだ。それはみんなみんな、神様から授かった物だものね。でも頭のいい子が、かけっこの早い子をバカにしたりはしないよね。そうじゃなくて、あの子はかけっこができるけど、ワタシはお勉強ができるんだ。ただそれだけのことだよね。みんなそれぞれの特性があるだけで、秀でてるものがある、ってことだけで、だから誰かが偉いとか、そういうことじゃないよね。だって、誰かが倒れたりして、すぐに先生を呼んでこなくちゃならないときには、かけっこの早い子に頼むもの。丸いケーキを9にきらなくちゃならなかったら、頭のいい子にどうしたら同じ大きさに切れるのかきくものね。役割、与えられた才能。その違いそして違いはすばらしいんだ。それだけのことだったんだね。それを誰かだけ偉いとか、だれそれよりもえらいとか、考える人が間違ってる。ママよくわかったよ。人間の浅ましさが神様の物語の本当の意味を変えてしまったんだね。だからカヤちゃんは神様の言葉と神様の伝説を勉強してるんだから、ママ、それは間違ってないと思う。ということで、一件落着をみたのであった。いやーーー。なんか私、すごく勉強になったんですけど。目からうろこだったわ皆さんはどうですかスターclub
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