ぼくは本当にいるのさ

January 12 [Fri], 2018, 21:17

 cakesさんにて、あたらしい連載がはじまりました。

「ぼくは本当にいるのさ」

 “エッセイストとして、これまで自身の過去やセクシャリティと向き合ってきた 少年アヤさん。そんな彼がなにもかも捨て、書く仕事すらやめ、骨董品屋で働いていた日々の記録を始めます。 これは「ぼく」が、ものや人を通じて、「生」を組み立てていくものがたり、 のようなエッセイ、のようなもの。”
 
 https://cakes.mu/series/4022

 


 いままでエッセイ、日記、ものがたりと、さまざまな方法で自分を渡り歩いてきましたが、今回はエッセイとものがたりの合いの子のような感じです。
 またしても自分、自分ではずかしいですが、この時代にたったひとりを生き、そして書きつづけるということが、世界とまったく関係のない、無責任な行為とはどうしても思えないのです。

 というわけで、もうしばらくお付き合いいただけるとうれしいです。

 正直、ここ2年くらいは連載のお話からも逃げていたのですが(生きるのに必死で……)、今年はいろいろ動かしていくつもり。
 ひとまずは、「ぼくは本当にいるのさ」よろしくおねがい致します。




 「果てしのない世界め」刊行から1年経ちました。
 クラスの真ん中には行けなくても、しずかに愛されていてほしい、我が子たち。

果てしのない世界め、寄稿企画

August 11 [Fri], 2017, 12:45

 トーチwebさんにて、「果てしのない世界め」の特別寄稿企画が公開されました。
 6名のイラストレーター・作家さんに、それぞれ1ページずつ、作品を切り取っていただいています。編集者さんによるおしまいの文章まで、愛とやさしさに満ちあふれた、素敵な企画になりました。

http://to-ti.in/product/hateshinonai


 今回ご参加いただいたイラストレーター・作家さんは、ぼくのほうからわがままを言って、ラブコールしました。
 みなさんの作品のファンである、というのはもちろんなのですが、それ以上に、なにか共闘するような感覚を覚えている、そんな方々です。だからぜひ、たった1ページのなかででも、一緒に併走してみたかった。

 あらためて、anccoさま、石山さやかさま、大島智子さま、カナイフユキさま、玉川ノンちゃんさま、永田カビさま、そして編集者Yさま、このたびはほんとうにご協力ありがとうございました。

 夢がかなって、またあたらしいエネルギーが、じんじん身体をめぐりはじめている気がします。
 
 みなさまもぜひ、ご覧になってください。一緒に走るような気持ちで。




 ナタリーさんでもご紹介いただきました。うれしい。
 http://natalie.mu/comic/news/244428

bahha

July 25 [Tue], 2017, 12:32

友人のカメラマン、尨犬晃の撮ってくれたもの。




💐

April 21 [Fri], 2017, 12:21


 今日で、ブログを始めてからちょうど10年が経った。
 わざわざ振り返るほどの経歴はないし、過去の記事もほとんど封印してしまったので、あまりこういう文章を書く意味ってないのかもしれない。
 けれど10年前のぼくは、こうしてささやかな祝いの文章をつむぐことを楽しみに、毎日夢中になってブログを書いていたのだ。
 
 ブログをはじめたのは、思考を文章化し、整理することですこしでも自分を知るためだった。
 そうしないでは、すべての出来事が風のようにすり抜けていって、なにも感じることができない。なにも感じることができないような気が、あの頃はしていたから。
 もちろん、最初からうまくできたわけではない。なんとか形にしてみても、本当の気持ちからは離れているような気がして、苛立ったり、白けたり。というより、10年間その繰り返しだったかもしれない。

 いまようやく、気持ちと文章が近づいてきている気がする。
 この感覚を守るために、もしひとりぼっちになることがったとしても、ぼくは耐えていきたいと思う。
 なぜなら、さみしいときにさみしいと書くことが、いまの自分には出来るから。

 とにかく、10周年おめでとう自分。
 長いこと着いてきてくれた、稀有でキュートな読者のみなさま、友人たち、懲りずに関わってくれるやさしい大人のみなさまにも、厚く御礼もうしあげます。

 ぼくのほうは、ただ夢に向かうばかりです。




 2017年4月21日 少 年 ア ヤ

2016 --- 2017

January 04 [Wed], 2017, 9:56

 去年がどんな年だったかって、考えると結構混乱する。世界にとっては激動で、うそみたいなことがどんどん起きて、あらすじを書き止めようとすればするほど時代が動き、ノートが「起」で埋め尽くされてしまう。そういう年だった。
 「起」「起」「起」。
 また、「起」「起」「起」「起」。
 この先に、「起」と同じ数だけ待ち構えている「結」は、どんなものだろうと想像すると結構こわいけれど(広大な地雷原のようなものをイメージしてしまう)、なんだかんだ希望は負けないな、というのも同時に感じた年だった。いまはまだ、ロウソクの火みたいに頼りない光かもしれないけれど、これを信じていればきっと大丈夫。
 ただはっきりとそれを口にしてしまうと、鼻息の荒い、あわてんぼうの人たちがやってきて、たちまち吹き消してしまうかもしれないので、たいせつに胸に秘めておこう。

 一方で、時代とは関係のない(まったく関係のないってことはないんだけども)、僕個人の2016年がどうだったかって思い返すと、比較的静かだった。少なくとも、ここ数年立て続けにあったような派手な変化はなく、長い冬のように、雪のなかでジッと春を夢見ているような、そういう年だった。 
 いや、そんなこともなかっただろ、と自分のなかで声がするけれど、一言で言うとすれば、やはりそうなってしまう。
 とにかく一年をかけて、あたらしい本と向き合っていた。それしか記憶がないくらいに。
 ほかの仕事もほとんどせず(不義理をしてすみません)、おかげでなかなかひもじい思いもしたけれど、わりとたのしんでいた。余計なものがたくさんある暮らしより、ずっと自分に合っていたんじゃないだろうか。まあ、ずっと続けたいとは思わないけど。
 本は、昨年末にようやく形になり、ぼちぼち皆さんの元にも届き始めている様子。気がついたら、前著から2年も経っていたけれど、でも2年かかんなかったらウソでしょ、とも思う。
 とはいえ、いろいろと現実的な不安もあったのですが、トークイベントやらサイン会やらで、久々にたくさんの読者の顔を見ることができて、なかなかハッピーな年末でした。
 直前に、びっくりするほどかなしいこともあったけれど、おかげでだいぶ救われた。現在進行形の言葉や、笑顔が、どれだけ強い力を持つか。そう思ってしまうことも、ある意味では残酷なんだけれど、でもこの世界は、もう僕たちだけのものだから。
 今年は、できるだけ外に出て行こうと思うので、またどこかで会おう。
 すくなくとも、生きている限りはそういう気持ちでいよう。また会おうねーってさ。
 ともかく、今年もよろしくお願いします。

 

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 以下、いくつかお知らせなど。

 1月7日(今週末)には、ヴィレッジヴァンガードお茶の水店にて、新年早々のイベントを行います。質疑応答式で、お客さんの質問にどんどん答えていく形式みたい。
 観覧フリーとのことなので、ぜひお気軽にいらしてください。お茶の水店さんは、デッドストックのファンシーグッズなんかがたくさん売られているので、お買い物するのも楽しいはず。
 終了後にはサイン会も行います。あけおめ、とか言い合おうよ。

 詳細は、担当さんが随時こちらにまとめてくださっています。
 
 ウェブ平凡日記--少年アヤさん「果てしのない世界め」発売&イベントお知らせ

 
 また、青山ブックセンター本店、ブックファースト全店、ヴィレッジヴァンガード各店にて、特典のリーフレットが配布されています。冒頭の詩の別バージョンと、裏面には連載時に描き下ろしたイラストがプリントされています。どちらもなかなかいい。
 
 こうして挟んで使ってください。









オマケ。
元日にひいたおみくじ。なんだかセーラームーンみたいでしょ。



果てしのない世界だっちゃ

December 23 [Fri], 2016, 2:54

新刊、発売になりました。




「ウェブ平凡」で、プロローグと第1章の前半のみ読めるようになっています。

http://webheibon.jp/home_sweet_home/

P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • ニックネーム:少年アヤ
  • 性別:男性
  • 誕生日:1989年
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文章を書いています。

既刊
「尼のような子」(祥伝社)
「焦心日記」(河出書房新社)

◯新刊
「果てしのない世界め」(平凡社)


ほかにもエッセイ、コラム、小説など
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