なんだか"冷やし中華はじめました"的なタイトルですみません。(笑)

毎年副科でピアノを履修していたのですが、今年はバロックチェロを履修してみました。
時代とともにチェロは楽器に穴を開け(エンドピンのことです)弦の素材も昔とは全く変わってきたわけですが、私たちが演奏するクラシック音楽のほとんどは、遥か昔に作曲されたもの。
作曲家が生きたその時代にあった形で音を感じることが、とても大切なのではないかと思い今回はじめました。
最初のレッスンでは構え方から!
バロックチェロはエンドピンという支えがないため、楽器を立ててふくらはぎのあたりで固定させます。
弓の持ち方は意外と同じ。見た目はこんなに違うのに!

左側が普段使っているモダンのもの。右側がバロック。
モダンは木をあぶって反らせているのですが、バロックは木を削りだしてこのような弧を描いた形にしています。
弦は、ずっと憧れていたガット弦。
普段はスチール弦を使っているのですが、ガット弦の柔らかな音色は聴いていてとても心地が良くて、一度はガットで弾いてみたいと思っていたので感激でした!
ただ、やっぱり調弦が狂いやすい。。少し弾いただけですぐ弦がのびてきちゃいます。またモダンにあるアジャスター(調弦の微調整ができるネジ)が無い為ちょっと面倒。
そしてなにより慣れないのがピッチ!
普段私たちが耳にするピッチは大体442Hzですが、バロックは415Hz。
半音ほど低くなってしまうわけですが、その415Hzというのも今勉強するにあたり便宜上そうしただけで、バッハの時代は調律の基準が無くて、行く先々の教会の鐘やオルガンのピッチに合わせていたようです。
そう考えると調性感もかなり変わってくる気がします。
・・・ということでまだ音を鳴らすにも"超"初心者(笑)なのですが、一度この響きを体験すると、その穏やかであたたかい音色に魅了されてしまいました。
なんというか、モダンにはないゆとりのようなものを感じます。
自分自身の解釈を探求するにも、ただ感じたままに表現するのはとても危険です。
私はそうなりがちな面があるので、うまくコントロールしていかないと。
移り行く時代の中で、私たちが生きる今と作曲家たちが生きた時代は、生活の基準も社会の仕組みも大きく変わったと思います。
だから、どうしてもわからない・掴めない部分があると思います。(まして私は西洋人じゃないし、、)
しかし時を経ても、その芸術を素晴らしいと思う人間の感覚は変わりません。
バッハやモーツァルトに電話したりSkypeしたりはできないけれど(笑)、もしも演奏を聴いてもらえたら、「ああ、そういうのもいいかもね♪」と言ってもらえるようになれたらいいなあと思っています。☆
そのためにも、バロックチェロを学んでもっと幅をひろげていきたいです!
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