第二話

July 25 [Mon], 2011, 15:56


「鬼道・・・不動と何話してたんだ・・・、」
宿舎から不動と鬼道を見ていたの佐久間だった。

その後の鬼道はというと、ベッドに寝転がりただ天井を見つめていた。

「不動は何故練習に来なかったんだ・・・俺は何故不動のことばかり考えてしまうんだろう、」

不動のことばかり考えていると、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。
「入っていいぞ」
ドアが開き、そこにいたのは佐久間だった。

「少しいいか?」
「ああ」

佐久間は真剣な目つきで鬼道をまっすぐに見つめると
ずっと気になっていたことを聞いた。

「さっき不動と何の話をしていたんだ?」
すると鬼道は、
「なんだ、その事か。いつになく真剣な目つきをしていたからもっと重要な事かと・・・、」
少し笑いながら言葉を返した。

「大した事じゃない。何故練習に来なかったんだと聞いていただけだ」
「そうか・・・すまなかったな練習で疲れているのに」
「別に構わん」

短い受け答えをすると、沈黙が流れ始める。

鬼道と佐久間の間に沈黙が流れ始めて数秒後、
再びノックする音が聞こえた―――。


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第一話

July 21 [Thu], 2011, 10:11
―――――これは不動、鬼道、佐久間の切なくすれ違う物語・・・

今日の空はどことなくどんよりとしている。
まるで雲の上に闇があるかのように。

「雨でも降んのかよ・・・ったく」

不動はグラウンドでサッカーの練習があっているにもかかわらずキャラバンの中でサボっていた。
今にも雨が降りそうな空を見上げて、練習もそろそろ終わるだろうとぼんやり考えていた。
案の定練習が終わり、皆宿舎に入っていった。

「俺もそろそろ戻るとすっかな、」
キャラバンから降り、宿舎へ戻ろうとする不動を、

「おい、不動」
呼び止める者が一人。

不動が誰だよめんどくせえなと思いつつ振り向いてみると

「なんだよ鬼道・・・」
鬼道だった。

「今日の練習、姿が見えなかったようだが何故だ?」
「お前には関係ねえだろ、それとも心配してんのかよ」

心配そうな鬼道をよそに不動は顔に嘲笑を貼り付ける。
「どうせキャラバンの中でサボっていたんだろう」と言おうとした鬼道だったが、「そうか」と小さく受け答えし、宿舎に戻る。

「あーあ、あんな事言いたいんじゃねーのに・・・俺の馬鹿野郎」

ぽつぽつと少しずつ雨が降り始めた空を見上げると、ますます暗くなっていた。

そんな不動の姿を見つめる影がひとつ。


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