ゴッホ兄弟について好きに語っています。

2005年12月
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ふたりのゴッホ(前編) / 2005年12月27日(火)
久々にゴッホ関連の書籍を読みました。今年、東京や大阪でゴッホ展が開催された影響なのか、最寄の図書館で、今年出版されたゴッホ関連の書籍が三冊入荷されていました。今日はその一冊目。


2005年7月に出版された「ふたりのゴッホ -ゴッホと賢治37年の心の軌跡-」(伊藤英子著)です。

著者は二人(ゴッホと賢治)があらゆる点で似ていると書いています。生い立ち(例えば、家業を嫌い宗教にのめりこんだことや、読書家であったことなど)。生き方(天職に就く前に、転職を繰り返していることや、人生の転換期が同じ)常に貧困と粗食の中にあったこと。結婚せず子孫をもたなかったこと。弟妹に執着していたこと。数多くの作品を遺したこと。37歳でこの世を去ったこと。

でもちょっと待て。
本当に似てますか?宮沢賢治はともかく、ゴッホに関して私はうるさいですよ(笑)
宮沢賢治は良く知らないのですが、彼は病弱の妹をそれはそれは慈しんだといいます。では一方のゴッホは……、病弱な弟をそれはそれは鞭打ってます(笑)パリでゴッホがテオのアパートに無理やり押しかけ同居した約二年間、テオは兄のせいで満足に睡眠をとることすらできず、持病の腎臓病を悪化させています。見かねた妹のウィルがテオの顔色が悪いことをゴッホに手紙で指摘しますが、諸悪の根源のゴッホは「心配には及ばん、最近は健康になっているくらいだ」と相手にしません。弟を思いやる気持ちってもんがゴッホにはあるのか?と疑いたくなります。
というわけでゴッホと賢治の「弟妹に対する執着」、その中身は全く異なるような気がするんですが…

それから日々貧困の中で喘いでいたと書いてますが、賢治の場合は農民と同じ暮らしをしようと貧困を己に課していたわけで、毎月25万という大金を弟からもらって生活していたゴッホとは「貧困」の中身が違います。パンを買えなくなっても煙草と酒と女は買う金銭感覚ゼロのゴッホと一緒にされちゃ、宮沢賢治が気の毒ってもんです。
 
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Posted at 23:46 / ゴッホ関連の書籍 / この記事のURL
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テオの息子もすごい。 / 2005年04月23日(土)
 
 テオは生涯を賭けて兄が作品を創作する手助けをしました。
 その手助けの仕方は半端ではなく、自ら病に冒されながらも経済的精神的に兄の支えとなった結果、フィンセントの死後はそれまでの緊張が一気に爆発してしまいます。2ヶ月も経たないうちに理性は崩壊し、急激に悪化した病によって死んでしまうわけです。
 ちなみにフィンセントの死後、テオの心を占めたことは「いかにフィンセントの作品を世に残すか」の一点だけでした。フィンセントの個展開催に尽力し、知人にはフィンセントの伝記を書いて欲しいと頼んだりしています。焦る思いは徐々に酷くなり、兄が生前熱望していた「画家達のユートピア」を創るという途方もない計画を実現したいと口走るようになります。

 結局それらは実現することはなかったのですが、テオの働きはそれだけで終わりません。テオは息子を一人残したのですが、この息子がまた生涯に渡ってフィンセントの作品を守っていきます。まるでテオはフィンセントの作品を守るため、死ぬ間際に自分の分身をこの世に残したかのようです。
 ちなみにテオが息子につけた名前はフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ。兄フィンセントと全く同じ名前です。この息子が父親の意志を継ぎ、これまた生涯に渡ってフィンセントの作品をしっかり守っていきます。
 テオの妻ヨーも作品の保存に努め書簡集を出版したりとその功績は大きいですが、やはりテオの血を受け継いだ息子がもつ芸術に関する理解度、思慮深さにはかないません。その為、フィンセントの作品の扱いに関して、ヨーとウィレム(息子)はしばしば意見が対立していたようです。というのもヨーは作品を売ることでフィンセントの名を世に知らしめようとしましたが、ウィレムはゴッホのコレクションを一箇所に残すことが重要だと考えていた為です。
 ウィレムは完全に遺産を相続した後は作品の売却をかたくなに拒みます。(作品を少しずつ売れば莫大な金が手に入るにも関わらず)後年ウィレムはゴッホ財団を結成することを条件にようやく作品を売却し、その作品群を納めるための国立美術館が建設されます。

 フィンセントは生涯孤独で不幸だったイメージがありますが、画家としては本当に恵まれた人間だと思います。テオの無償の援助のおかげで作品を創ることに没頭できたし、テオの息子のおかげで世に数々の作品を残すことができたわけです。
 
   
Posted at 03:16 / テオの功績 / この記事のURL
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テオのプロフィール / 2005年03月28日(月)
Theo van Gogh


名前:テオドルス・ヴァン・ゴッホ (愛称テオ)
誕生日:1857年5月1日
年齢:享年33歳(1891年1月25日)
出身:オランダ国ハーグ市内ズンデルト村
目の色:碧眼(青に見えたり緑に見えたり@妻ヨー談)
髪の色:赤味がかった金髪
容姿・特徴:ハンサムとは言えないが整った優しげな面差し、時々酷く痩せて病弱に見える、額が広い、常にパリジャンらしく身なりを整えている。
職業:画商。グーピル商会(1872年入社)、モンマルトル支店長
性格:温厚、誠実、器用、綺麗好き
特技:絵画の鑑定と商談
趣味:兄との文通、読書、版画コレクション、芸術鑑賞
家族:テオドルス(父)、アンナ(母)、フィンセント(兄)、アンナ(姉)、エリザベト(妹)、ウィレミーナ(妹)、コルネリス(弟)
恋愛:ヨハンナ・ヘツィーナ・ボンゲル(愛称ヨー)と結婚、息子フィンセントをもうける。
好きなもの:?
苦手なもの:自分の生活パターンを乱すもの
弱点:病気、兄からのお願い事を断れない。兄に対して無能である(@本人談)

(随時追加修正)
 
   
Posted at 00:27 / 弟テオについて / この記事のURL
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不肖兄貴なゴッホ / 2005年03月27日(日)
毎日寝る前にゴッホの書簡集を読んでいます。面白いんですが…一言だけ。

私がテオだったら、あんな兄貴即見捨てる

テオは相当我慢強いかお人良しなのか。自分の身を削ってまで兄に資金援助をしてるのに、兄ときたら「金送ってるくらいでいい気になるな」とばかりにテオを攻撃。
ことあるごとに自分の絵が売れないのはテオが精力的に売ろうと努力しないからだ、と難癖をつける。(テオのお仕事は画商です)父親とは喧嘩しっぱなしで、テオが父親の味方をすると、「おまえはまるで親父二号だ」と臍を曲げる。(ゴッホ31歳、どうみても大人の言い分とは思えない。ちなみにテオは27歳)

ただテオも言われっぱなしではないようで、ときには「兄さんはまるで子供だ」と反撃。すると不肖の兄貴は「おれはおまえより経験豊富だ」と先輩面で小言を並べる。辟易したテオが返事をしないでいると「なんで手紙をよこさないんだ。どうしておまえはそう冷たいんだ」。
そりゃ、返事したくねーわ!(笑)

テオの忍耐力は素晴らしいです。あぁテオの手紙が残ってたらなぁ〜。
(当然ながら、手紙を保管しなかったのはゴッホです(笑)おそらく引越しの度に手紙などは処分してたんだろうな。
兄からの手紙を一通目から保管してたテオの几帳面さも恐れ入る。文通始めた当初テオ15歳ですよ!)
たまにゴッホがテオの手紙の一部をそのまま引用して反撃してるのを見ると、テオも頭にきたときは結構言い返していたようです。でもちゃんと送金は続けるところが偉い。偉すぎ。
 
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Posted at 19:55 / ゴッホ兄弟 / この記事のURL
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フィンセントのプロフィール / 2005年03月27日(日)
Vincent van Gogh


名前:フィンセント・ウィレム・ヴァン・ゴッホ
誕生日:1853年3月30日
年齢:享年37歳(1890年7月29日)
出身:オランダ国ハーグ市内ズンデルト村
目の色:碧眼
髪の色:赤毛
容姿・特徴:肩幅が広くがっしり。額が広く、眉が出っ張り、目つきが鋭い。実年齢より10歳は年取って見える。常にボロ服と変な帽子を被っている。猫背。
職業:画家(画商、伝道師見習い、本屋の店員の経験あり)
性格:変人、激しやすい、万物に対して愛情深い、寂しがり屋
特技:絵を描くこと…??
趣味:弟との文通、散歩、読書、美術鑑賞
家族:テオドルス(父)、アンナ(母)、アンナ(妹)、テオ(弟)、エリザベト(妹)、ウィレミーナ(妹)、コルネリス(弟)
恋愛:ユルシュラ・ロワイエと従姉妹のケーに失恋、娼婦シーンと2年同棲、マルホット・ベーヘマンと恋愛事件。
好きなもの:パイプ、自然
苦手なもの:都会の喧騒、人づきあい、その他諸々
弱点:自分が自分の敵であること(@弟テオ談)

(随時追加修正)
 
   
Posted at 15:49 / フィンセントについて / この記事のURL
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至福のファン・ゴッホ / 2005年03月26日(土)
ちなみに今日読んだゴッホ本は田代裕著「至福のファソ・ゴッホ」。
いや、この本はすごかった。「蕭条の旅人」に続き、購入決定です。
兄弟愛の部分を抜き出すのが不可能なほど、全編に渡って兄弟愛オンリー。しかも異様なほどに濃いです。著者も書いてますが、まさに"血という宿命を越えた特殊な兄弟愛"。
兄弟萌えの人間にとってまさに「至福」な一冊でした(笑)(この著作を熱帯雨林で検索すると、本の紹介文だけで笑えるほど萌えます)

この本では幼い頃のゴッホとテオをこう描いてます。
ゴッホ⇒『強情で勘が強く、愛想は悪く、孤独癖の強い、非妥協的な子供だった。また独立心が強く、徹頭徹尾総てのものに反抗的で、一人我道をゆく気概の持ち主』
テオ⇒『理性的かつ現実的で、穏やかで従順、いつもにこやかで心が広く、清潔好きで社交性のある子供、長じても基本的性格は変わらない』

この兄弟の両極端な性格の違いがいいです。萌え。
この著者の想像だけでなく様々なエピソードから浮かび上がる人物像です。そして大人になってからの二人の関係をこう表現しています。

『テオは兄に対して、パトロンとしては見込みのある画家を育てるように、父親役としては経済的、精神的保護者となり、母親役としては甘えや憎悪を一手に引き受け、妻役としては横暴をいなしながら細々と仕えて憩いの場として尽くし、夫役としては常に優しく扱いながらいざというときは断固自分の意志に服従させる』

そして、フィンセント(ゴッホ)はこいうテオなしにはとても生き続けることはできなかった、と。
す、すごい弟です……テオ、恐るべし。
 
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Posted at 19:43 / ゴッホ関連の書籍 / この記事のURL
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ゴッホの自殺の動機とは? / 2005年03月25日(金)
どの本にも共通しているゴッホの自殺の動機は、自らの画才に対する絶望、発作の恐怖、狂乱の末の出来事で動機はない、など様々な憶測が挙げられています。
でも研究者の間で最も多い自殺動機の仮説が、以下2点です。

1.テオにこれ以上経済的負担をかけられない
2.テオに妻子ができたことで自分からテオが離れてしまうことへの恐怖

ちなみにテオの息子でゴッホ研究家でもあったウィレム氏は2番の仮説を推しています。
つまりテオのため(せい)でゴッホは死を選んでしまったのではないか、ということです。

テオは兄の才能が本物であると確信していた為、例え絵が全く売れなくても兄の創作活動を支えるのは当然であると考えていたようです。兄へ宛てた手紙を読む限りでは、むしろ兄が金のことで悩みすぎて病気が酷くなるのを恐れていた節があります。
ちなみに自分の子供には兄と同じフィンセントという名前をつけており、このことからもテオが兄を尊敬したことが分かります。
どんな状況になろうと兄への送金を打ち切ろうなどとは全く考えていなかったと思います。

兄弟のお互いへの思いはすれ違ったまま、ゴッホは死を迎えます。
兄の最後の手紙には「おまえはこれから(私が死んだ後)どう生きていくのだ?」と書かれてありました。テオは兄のいない世界で生きていくことに絶望を覚えます。

テオが兄の死後直後に母親へ送った手紙の一部です。

僕の悲しみがどれほどのものか誰にも想像できないでしょう。
どんなものも慰めにはなりません。
僕の生の続く限り、この悲しみを背負っていかなくてはなりません。
ああお母さん、彼は本当に僕のものであり、僕だけの兄だったのです。


テオは家族を支えるために、不遇な扱いを受けつつも我慢してきた勤め先に辞表を叩きつけ、その直後に発狂してしまいます。兄の死から2ヶ月も経たないうちに持病が悪化し、錯乱の末にヨーや息子に暴力までふるうようになり精神病院に入院します。
テオにとって幸か不幸か、"生の続く限り続く悲しみ"は僅か半年で終わります。
 
   
Posted at 19:22 / ゴッホ兄弟 / この記事のURL
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ゴッホの遺言 / 2005年03月24日(木)
昨日は小林英樹著「ゴッホの遺言」を読みました。
先日読んだ「蕭条の旅人」とは全く違った視点でゴッホを捉えてあるので、その対比が面白かったです。ついでに兄弟愛にも違った視点で萌えることができました

ゴッホに関する本は数あれど、やはり話の中心となるのは、ゴッホの人生の中で最大の謎である「なぜ自殺したか?」という疑問に対する答えを推理することのようです。
私が読んだ二冊の本ではそれぞれ違った答えを出していたんですが、どちらも説得力(&萌え)がありました。

ところでゴッホの伝記を書く上で基礎資料とされている著作が一つあります。ゴッホの弟テオの妻ヨーが出版した書簡集の冒頭に書かれた「フィンセント・ファン・ゴッホの思い出」というのがそれです。
ヨーはその中で、ゴッホの死因を「(精神病の)発作への恐怖」としています。
ちなみに先日読んだ「蕭条の旅人」はこのヨーの著作を元に話が展開し、逆に「ゴッホの遺言」は、ヨーの著作を一部否定しています。とくにゴッホの死に関しては完全に否定しています。

「ゴッホの遺言」は、画家である著者の鋭い目線からゴッホの真の姿に迫るというもので、従来のゴッホ狂人説を完全に否定しています。また著者は長年ゴッホ作とされてきた一枚の有名なスケッチは贋作である、ということを様々な角度から検証し明らかにしています。
その贋作スケッチを生み出した犯人が著者曰く「我欲に走ったテオの妻ヨーである」という説はさておき、スケッチ=贋作であるという著者の主張はその確とした検証からみて、とても信憑性があるように思います。
 
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Posted at 19:14 / ゴッホ関連の書籍 / この記事のURL
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蕭条の旅人 / 2005年03月23日(水)
ゴッホ本読破一冊目。野村篤著「蕭条の旅人」。
手紙の内容や著者自身がゴッホゆかりの地を旅した時に認識した事実を基に書かれた伝記なのですが、著者の兄弟への思い入れの深さから、多少想像の部分が入り込んでいる感は否めないにせよ、ゴッホという人物の生涯が実に分かりやすく魅力的に描かれていて、後半は涙なくして読めませんでした。

萌えという言葉より感動という言葉を使いたい感じ(笑)
兄弟の絆の深さに感動したのはもちろんですが、テオに宛てた手紙に描かれた芸術論や物事の捉え方が、ゴッホの非凡さを表していて、天才画家の思考の一部を垣間見た気持ちになりました。そして非凡な芸術家ゆえの孤独と苦悩。

ゴッホは自分の耳を切り取った、というエピソードが有名ですが、
私は「自画像で耳がうまく描けなかったから切った」というゴッホ狂人説をずっと信じていたので、「知らないって怖い」と改めて思いました^^;

ゴッホという人物の人生とその人生を必死に支えたテオの人生に感銘を受けた…というと大げさかもしれませんが、久々に本を読んで嗚咽が出るほど泣きました。
うーん。今日はいいものを読んだ。

(以下ネタバレあり兄弟愛萌え感想)

死の数ヶ月前、ゴッホは精神病(具体的な病状は不明)発作によって絵が描けなくなることを畏れています。
というのも、もし自分から完全に理性が失われ、絵を描くこともできなくなったとしたら、その生きる屍となった自分を一生面倒みなくてはならないのは弟のテオだからです。
それでなくとも、これまで経済的な負担を全てテオに負わせてきた負い目がゴッホにはあります。
ある日そんな情緒不安定なゴッホのもとに、テオから
"勤め先の商会とうまくいっていない。いっそ独立したいけど家族のためにはこのまま我慢した方がいいかと思う。兄さんはどう思う?"
というような内容の手紙がきます。
テオにしてみれば、病状の良くなってきている(ように見える)兄に思わず弱音をこぼしてしまった、という程度ですが、発作の恐怖に怯えるゴッホは「自分さえいなくなれば…」と思いつめてしまいます。
 
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Posted at 13:15 / ゴッホ関連の書籍 / この記事のURL
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ゴッホ兄弟とは? / 2005年03月22日(火)
なぜいきなりゴッホなのかというと、先日BSで夜中にゴッホの映画が放送されたことがきっかけです。その情報を知らなかった私はもちろん見れなかったのですが、某所で大変この映画に萌えたという感想を見て、急に彼と彼の弟について調べたい欲求に駆られました。

私が初めてゴッホ兄弟に興味をもったのは、中学生のころ美術の時間にゴッホの生涯をドキュメンタリーにしたビデオを見せられたときなんですが、二人の兄弟愛の深さに痺れた思い出があります。でもまぁ当時は歴史上の人物に真剣にはまるなんてことはなくて、この兄弟のことはすぐに忘れてしまったんですが。

そんなこんなで昨夜は改めて、ゴッホについてネット検索してみました。
少しでも興味のある方は「ゴッホ テオ 弟」あたりで検索をかけて見て下さい。
膨大な、それもかなり詳しいゴッホサイトが引っかかります。
私は美術に疎いので彼についてはほとんど知識がありませんでしたが、ゴッホの生涯を語る上で、弟テオの存在は欠かせないものとされています。
まさにこの兄弟は一心同体といってもいいほどで、兄と弟というだけでなく画家とパトロンとして、お互いの良き理解者として、とても深い絆で結ばれていました。

この弟テオ(テオドルス・ヴァン・ゴッホ 以下テオ)はゴッホ(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 以下ヴィンセント)より4歳年下で、兄の画家としての才能を信じ、また当時は全く世間に認められていなかった印象派の画家達を支持し、援助を惜しまなかった人物です。
兄ヴィンセントの生活と創作活動にかかる費用は、全面的にこの弟のテオが負担していました。
それはヴィンセントが精神を病み、苦悩の末37歳でピストル自殺をするまで続けられます。
そしてヴィンセントの死の半年後、兄の後を追うかのように彼自身も精神に異常をきたしてこの世を去っています。

いきなり話がとびますが、その人物の人生において重要な相手の急逝がその人自身の死を早めた、という偶然のような奇妙な事実は、とても不謹慎ながら私の最大の萌え要素かもしれません。
どれほど相手に依存して生きてきたかという絆の強さが、その死に直接表れているからです。まぁこうなると絆といより因縁って感じですね。
 
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Posted at 11:40 / ゴッホ兄弟 / この記事のURL
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