滑るなら道内で ロンドンでPR 7スキー場が欧州客誘致へ見本市出展
北海道の七スキー場が出展する欧州最大のウインタースポーツ見本市「メトロスキー&スノーボードショー」が二十四日、ロンドン中心部で始まった。
英国のスキー客を北海道に呼び込む狙いで、二十八日までの期間中、旅行会社やメディア企業などに「北海道スキーの魅力」を宣伝する。
北海道運輸局が「北海道を欧州、北米と並ぶスキーの世界三大エリアに」と、スキー人口減少に悩む道内スキー場の集客を後押しするために企画。
冬季の観光客減少に悩む京都市と共同で出展した。
来年七月の北海道洞爺湖サミット開催決定により、欧州では北海道への関心が急速に高まっており、売り込みには絶好の機会となった。
会場の専用ブースには後志管内のルスツリゾートなどの係員ら十二人が常駐し、パンフレットやビデオを使いながら、「欧州のスキー場に劣らぬ広さと設備」「上質な雪質」をPR。
初日には英国の旅行会社やメディアとの交流会「ジャパン・ナイト」も開かれ、北海道ツアーの商品化などを呼び掛けた。
運輸局の担当者は「旅行会社の事前の反応は上々。世界最高のパウダースノーはきっと注目を集めるはず」と話している。
ショーは米やカナダ、欧州などからスキー場やスキー用品会社百五十以上が出展。
昨年と同様、約四万三千人の入場者が見込まれている。
中国のスキー指導者増やせ 道スキー連盟が養成支援へ
北海道スキー連盟(伊藤義郎会長)は、スキー人口が急増している中国で、スキー指導者養成の支援事業に乗り出す。
来年一月に、指導者を目指す中国人を対象に無料講習会を北京で開く計画だ。
中国で富裕層を中心にスキーが普及し始めたのは二○○○年以降。
雪の少ない北京周辺でも、六年前に人工雪スキー場が初めて開設され、現在は十五カ所に増えたが、今もスキーの技能検定や指導者養成制度はない。
韓国でのスキー講習などの実績がある道スキー連盟が、こうした中国の現状に着目。
同連盟の吉田英一教育本部長ら三人が今月中旬、北京を訪れ、スキー場を視察するなどして実情を調べた。
同連盟はまず来年一月、北京郊外の二カ所のスキー場で百二十人を対象に無料講習会を実施する。
三月には講習会参加者から選んだ上級者三十人を道内のスキー場に招き、本格的に研修を積んでもらう。
同連盟は、三−五年程度の息の長い支援事業にしたい考えだ。
中国側も指導者養成制度の必要性を感じ始めているといい、吉田本部長は「中国に合った制度づくりに向けて手助けできると思う。スキー先進地の北海道のスキー文化も普及させたい」と張り切っている。
■JALが北海道で無料バス運行
JALは、キャンペーン期間中に札幌市内と旭山動物園を結ぶ無料バス「JAL旭山動物園号」を運行する
閑散期の対策は宿泊施設だけでなく、航空会社や旅行会社にとっても課題の一つだ。
日本航空(JAL)は、11月から3月末まで実施する「JAL北海道WINTERキャンペーン2008」で、札幌市内のホテルと旭山動物園や「千歳アウトレットモール・Rera(レラ)」を結ぶ無料バスを運行する。
同社は例年、スキーに特化したキャンペーンを展開しており、観光スポットを対象にしたキャンペーンは珍しい。
北海道は、スキー人口の減少などにより冬の観光客数は減る一方だ。
スキーやスノーボードを楽しまない人にも、冬の北海道を訪れてもらい旅行客を増やそうという取り組みだ。
キャンペーンでは、道内のJALホテルズやプリンスホテルに宿泊する女性や子供に六花亭とのコラボレーションによるオリジナル菓子をプレゼントするなど、宿泊施設との連動も図る。
同社が就航する空港とプリンスホテルの立地が近いこともあり、協力が実現したという。
今後も、北海道への旅行客減が予想される中で、同キャンペーンを通じて同社の航空機の利用者を80万人と、前年度同期並みを確保したい考えだ。