恐ろしい呪文 

June 02 [Thu], 2005, 5:30
私は本を読み始めると止まらなくなる。
どんどん続きが読みたくなり周りが一切見えなくなる。
寝る間も惜しんで読んでしまう。
一旦読み始めると止まらないので自分で本を読むのを禁止したくらいだ。

先日何気なく一冊の本を購入した。
バスや汽車の中は暇なのでその暇つぶしのためだ。
別にたいして期待していたわけではないが思いのほか面白く
続きが読みたい衝動に駆られたが今日は一時限目から授業がある。
わずかに残った理性をフル動員して重い脚を引きずって学校へ行った。

今日は魔道学があった。
この授業は全然わからない。
聞いていてもまったくといっていいほど私には理解できなかった。
故に今まで一生懸命に授業を聞いていた。
私にしては珍しくノートも取った。
・・・課題は提出していなかったが。
だってわからないんだもの!
ともかくこの魔道学が一時限目からあった。
そして私の鞄には一冊の本が。
授業をまったく聞かず読みふけた。
まぁ聞いていてもどうせ理解できない、という安直な考えに支配され
欲求にしたがったのだ。

ふと目をあげると時間はすでに授業が終わる10分前だった。
早いものだと思っていると
黒板には数え切れないほどの数字と記号の羅列が並んでいた。
これを今から書き写したり、あまつさえ理解するなど私にはムリだろう。
ふぅ、とため息をつき再び本を読み始めようとした矢先だった。
その恐ろしい呪文を聞いたのは。

「じゅあ今からこの問題を解いてください。
そんなに難しくないので授業を聞いていた人は割と簡単に出来るはずです。
正解しないと出席にはしません。」

その後、私は数字と記号の羅列を高速で書き写し休み時間返上で問題を解いたが
結局終わらず
わけのわからない数式を書いて提出した。

・・・この本が面白すぎるのが悪いのだ。

絶対回避不可魔法 

June 01 [Wed], 2005, 18:12
今朝目を覚ますと時計の針は普段私が家を出る10分前を指していた。
飛び起きると同時にパジャマを脱ぎ捨て、鞄に適当に荷物を放り込む。
忘れ物の心配があったがそんなことは気にしない。
なぜいつも寝坊するのだろうか?
まるで寝坊して起きる時間が普段起きる時間と錯覚するくらい毎日だ。
私は急いだ。
今日はよりにもよって演舞が一次元目からあるのだ。
この授業は遅刻できないのだ。

光の速さで身支度を済ませ家を出るとシルバードレイク2号を起動する。
ありったけの魔力を注ぎ込み、臨界点まで速度を上げる。
駅までいくと同時に道端にシルバードレイク2号を乗り捨てる。
さらばシルバードレイク2号よ。もうお前に会うこともないだろう。家路につく時間には撤去されているに違いない。

こうして私は多少の犠牲を払いなんとか遅刻を間逃れた。
だがこの演舞では多量の魔力を消費する。しかも今朝私はシルバードレイク起動のために大量の魔力を消費していた。
もう私の魔力はすっからかんだ。
当然のごとくやってくる眠気。
(いま眠ってはダメだ!頑張るんだ、私!)
など理性が命令しているが、私の眠気パワーには勝てない。
私は今まで「眠いときは寝る」という生活を続けていた。
そんな条件反射には理性の力など及ぶところではないのだ。
私はあっさり眠りについた。

このような生活を続けているから勉強が出来ないのだ。
だがわかっていても眠気には勝てない・・・。
私にとってはまさに絶対回避不可魔法である。
ちなみに私はケーキが食べたくなったらお金がなくても買うし、お菓子が食べたくなったら買う。これらは全てパティシエや製菓メーカーからの絶対回避不可魔法であり、私が後先考えないだけなんてことは絶対にないのだ。

魔道実験脱退者多数 

May 31 [Tue], 2005, 1:51
魔道実験という授業がある。
1.この実験はレポート提出が毎週ある。
2.この授業を受け持つ助教授が厳しい
3.必修科目ではない
4.共同実験者が3〜5人で一つの班となる

今日この授業に行くといつもの半分くらいしか人がいなかった。
どうしたことかと思ったなんのことはない、授業がしんどくてやめたそうだ。
おまけに15分くらい過ぎてからゆっくりと助教授がきて、今日の実験の説明をした。
この人数の激減にまったく触れないのは慣れているか、目が腐っているかのどちらかなのは明白だ。もしも後者なら授業よりも眼科に行くことを薦める。前者であれば改善の余地が必要ということに気づかない脳みそを病院で見てもらったほうがいいだろう。

今日の実験はすぐ終わる、とか言っていたがなかなか作業が先に進まない。作業自体が非常にデリケートでちょっとでもずれるとやり直しになってしまう。しかも何度も測定しその誤差を計算するのだ。にも関わらず実験台にぶつかってくる助教授の気が知れないが・・・。

結局時間になっても終わらず共同実験者の一人が次の授業があるため帰ってしまった。
幸い私ともう一人の彼は暇だったから良かったものの何か用事があれば再実験をやらされる。だから私たちは必死で作業した。
もう一人の共同実験者と作業し終えたのは1時間は軽く越えた時間であった。

今日他の実験班を見ていると共同実験者がいなくて独りでやっている人や二人でやっている人が結構いた。
もちろん少人数であっさり終わるものでもないので来週以降はこないだろう。
こうして何人まで減っていくのか、実に楽しみである。

ビーナス像に美を感じるか? 

May 30 [Mon], 2005, 14:55
今日は朝から雨がシトシト・・・。

おかげで汽車が遅れて少し遅刻してしまった。
今日の1時限目は美術だ。
まったく魔法と関係ないのだがこれはこれで面白い。
美術では女性の裸体の石膏像のデッサンを行なった。
この像は手足、それと首から上がなく、途中で切れている。そしてこのビーナス像は妙にプロポーションがよかったりする。かなりこの像に惹かれるものがある。
自分がネクロフィリアではないかとさっかくするくらい美しい造形だ。
この手足がないのが美しさを倍増しているのだと本気で思う。
こういう発言をすると勘違いされがちだが、私はいたってノーマルである。
レズでもないしホモでもないしロリコンやシスコンなどでも断じてない。
ましてやマザコンやファザコンなどもってのほかだ。
たまにサディストであることは自覚するがその他はまったくもってノーマルだ。
ともかく私はこの石膏像を描いていたのだがよく講師に注意される。
TA(お手伝いの先輩)にも注意される。
注意されるのはいいが、二人の言ってることが矛盾しているのが問題だ。
TA「ここはもっと削らないと・・・」
講師「ここはもっと出っ張って・・・」
私にどっちにしろというのだ。

2時限目は竜語だ。
これがまた小難しいのだ。
そもそも絶滅寸前の竜族の言葉など現在においては
竜騎士かドラゴノロジーくらいしか必要としない。
ちなみに竜騎士とは竜を操り、また自信も竜族に近い身体能力持ち戦うことが出来る人たちだ。ドラゴノロジーは竜族を研究する魔法使いを指す。どちらも数はほとんどいない。
他にも古代語やウルフ語など微妙なものが選択することが出来たが、一番面白そうな竜語を選択したのは失敗と言えるだろう。
そもそも竜語は人の発音できる音ではなく、音を出し、聞き取るのも容易ではない。
しかも講師の授業がチンプンカンプンな説明で困惑するばかりだ。
私の理解力がないとか授業中寝ているとかそんなことは問題ではないのだ。
竜語が全て悪いのだ。

3時限目は心理学・4時限目と5時限目には魔道の補習があったが全てサボった。
やはり少しサボりすぎであろうか・・・?

残留思念と推薦合格 

May 29 [Sun], 2005, 1:25
今日何をしたか?
まったく思い出せない。
布団に入ってゴロゴロして。
マホネットでネットサーフィンして。
本を読んで。

あと何したっけ・・・?
せっかくの休日を無駄に過ごしてしまった・・・。

せっかくだから私がこの学校に入った経緯を書いておこう。

魔法使いというのは血統を大切にする。
これは魔法使いの限界値は血統によって全て左右されるのである。
両親が優秀なら必ず優秀な子供が生まれ、その子供はさらに優秀・・・と
無限に続くのである。
もちろん生まれてきた子供は自分が両親から受け継いだ以上の力を身につけないと自分の子供が弱くなってしまう。
一旦弱くなってしまうとどんどん強い子が生まれにくくなっていく。
魔法使い全体が衰退している理由はまさにこれなのだが、仕方がないことである。

私の家もちょっとした魔法使いの家だった。
だが少し異質な家柄だった。
私の血統では魔眼が備わっている子供が生まれることがある。
魔眼とは目を媒介に特殊な力を行使することが出来る能力をさす。
これは家柄によって違うのであるが、私の家の魔眼は
「死者が見える」であった。
もっとも本当に幽霊がいるのではなく、死ぬ寸前の生き物が残した残留し念が目に映るだけである。
普通の魔眼といえば焦点を合わせただけで対象を消し炭に出来たり、対象の魔力の流れを察知したりと、何かと便利え協力なものなのだが。

この私が見ることのできる「残留思念」は普通の人間には感知できない、そして魔法使いにも感知することは出来ないのである。
そういう意味では優れた能力であるかもしれないが、所詮見るだけの能力である。そこに「ある」ことがわかったとしても、触れるわけでもないし、話を聞くことも出来ない。
気味の悪いものが見えるだけだ。

そんなまったく使えない能力でもないよりはマシ、ということらしく私はこの学校に推薦入学することが出来た。
ラッキーではあるがなにしろ今まで何も勉強してこなかったので、まったく授業についていけないのである。
一浪してしっかり基礎から固めたほうがいいくらいだ。

だから私は何のアドバンデージにもならない目を持ち、こうして補講を受けるのである。

精密魔力とレポート 

May 28 [Sat], 2005, 2:39
私の学校には学校はとても残念で不愉快極まりないことだが土曜日にも学校がある。金曜日には友人などは
「さあ土日遊ぶぞ!」
なんて言ってる横で私は
「さあ明日も学校だ!」
というのである。不公平である。なんで私だけ・・・。

今日の授業は魔法実習である。
この授業は実際に魔法を起動する数少ない授業である。
私はまだ1年生なので簡単な魔法を起動するだけだし、高威力になるまで魔力を練る必要もない。
だがその分魔力を精密にコントロールできるか、それを講師は見るのである。
狙った場所に当てられるか、威力の分配は正しく出来ているか、などである。
これは見た目ではまったく同じでも、熟練した魔法使いの魔力感知能力ならたちまちにどこが悪いかわかってしまうのである。
私は魔力のコントロールには自信があったが、そんなものはまったく通用しなかった。
まだまだ荒削りであった。そういう意味ではこの授業はソレを気づかせてくれたので感謝している。
だが魔力を何度も起動し、精密魔力向上のための集中力を消費し、3時間もの長い時間立ち続け、体中を動かす。
そんな魔法実習の授業だったが今日はいつもと違うらしい。
室内の部屋に行き、講師の説明を聞かされた。

講師「今日は魔力コントロールの基礎を教える」
一体いままでの1週間がなんだったのか、聞きたくなる。基礎も教えず実習を行なったいたのにいまさら教えるんですか?
講師「そして魔力コントロールのレポートを来週提出してもらう」
( ゚Д゚)・・・・

私は結局講師の説明している間のほとんどの時間を寝て過ごし、午後の授業である魔道学の補講をサボって家に帰った。
多分レポートが提出されることはないだろう。

実験の危険性と存在意義 

May 27 [Fri], 2005, 15:56
今日も1時限目の授業をサボってカフェテリアにいた。
ここで言うカフェテリアは別にランチが出てきたりするところではなく
マホネットの端末が何十台も置いてある部屋である。
マホネットとは魔法使いたちが情報を交換する仮想空間上のスペースのことで
魔法や魔術にかかわらず趣味やお店などの様々な情報を得ることが出来る。
実に便利である。
私の学校にはこのカフェテリアが6箇所以上配置されており、携帯式の端末を持ち歩いていれば校舎内ならどこでも利用可能である。
私は携帯端末を持っていないのでカフェテリアで利用する。
このカフェテリアでは飲食は禁止だ。
それなのに何故カフェテリアというのか?それは永遠のなぞである。

2時限目は化学実験だ。
化学実験とはよくわからない液体同士を混ぜ合わせたりして、その反応を見ることだ。
1時限目をサボったのも密かに先週行なった実験のレポートを作成していたからである。
何故、いまさら作成していたか、それは忘れていたからである。
ともかくこの授業では危険な薬品や液体を使うので注意が必要だ。
先々週には不注意で作り途中の溶液を指につけてしまい、中指と薬指が溶けてしまった生徒がいた。このように危険なのである。

この授業で私の隣の席にいる生徒をPと呼ぼうか。Pは私とはほどんど面識はない。だが、実験中に何かしゃべっている。最初は私に向かって言ってるのかと思ったが、どう考えてもそんな仲の良い間柄ではない。もしかしたら私に見えない何かと話しているのかも知れない。このPは今日は溶液を沸騰させている間に目を放して水分が全部飛ばしてしまうヘマをした。そこでPは何を思ったのか強引に他の薬品を加えなおして再び加熱を始めた。この実験では少し水分が残るくらいがちょうどいいのだ。突然Pの加熱していた試験管が割れた。いや爆発に近い。ともかく試験管バサミで試験管を持っていたPの腕に破片が突き刺さり出血した。そしてそのまま保健室に搬送された。
実験中の余所見は危ないと思った。

こうして私はPの使った容器なども片付けることになった。そして二人分の片付け終わってから気づいた。

しまった、私の実験が終わってなかった。 

エルフと魔法とサボり癖 

May 26 [Thu], 2005, 17:42
今日はエルフ語の授業がある。
この授業はエルフ族の先生が授業をしてくれる授業で人気が高い。
エルフ族とは本来は森を守る民で、その上高い知能と文化を持つ。容姿端麗で耳がちょっと尖っている。魔道にも精通しており、人間とはここ数百年は友好関係を築いている。
このエルフ族は独特の言葉を話すので人間もこれを学ぶ、というわけだ。
ちなみに今日の授業はエルフ族の先生が実際に来てくれるもので、これとは別にエルフ語ペラペラの人間の先生の授業も受講しなければならない。

このエルフ族のG先生は真に残念なことにエルフ語しかしゃべれない。
私たちはG先生が何か言うたびに耳を傾けて、一字一句聞き逃さないように勤める。ただ問題はどんなに頑張っても私程度のエルフ語の実力ではまったく理解できないということだ。
と、言っても基本的には優しい先生で人間のエルフ語の先生に比べればずっと授業が楽である。ちょっと変な話ではあるが・・・。

エルフ語の授業は3時限目だったが、1〜2時限目は魔道学の授業だった。
2日前の日記に出てきた魔道とは別のものだ。
今まで説明してこなかったが、この学校には簡単に魔法の授業は3つに分かれている。
魔道・魔道学・魔術の3つだ。
魔道とは大気中を彷徨っている魔力の流れや発生理由などを学ぶ。
魔道学は魔道の一種であるが、主に人工的な魔力の流れやベクトルを学ぶ。魔道のほうが自然界に近い考えだ。
魔術とは実際に魔法を起動するための計算を学ぶ学問だ。
たまに勘違いしている人がいるのだが、魔法とは学問だ。すべてこの世の理の内のみで作用し、その理の理解度が高いほど高位の魔法を施行することが叶うのだ。

私はその中でも群を抜いて落ちこぼれで、残念なことに補習授業を5つも受講するように教授に言われた。もちろんそんなものはサボタージュして家に帰る。
何故自覚があるのに勉強しないのか?
それは永遠のなぞである。

シルバードレイク 

May 25 [Wed], 2005, 17:51
「しまった・・・」
私は朝起きて時計を見ると同時に呟いた。
時刻はAM8:15
この時間普段の私ならもうすぐ出かけるかな、という時間である。
チーターも真っ青なスピードで身支度を整える。
寝癖を一生懸命梳かしながら、今日の時間割を思い出す。

今日の1時限目は体術だ。
私はその中でも「演舞」を選択し受講している。
演舞はリズムに合わせて絶えずステップを踏み続る体術だ。
体術の受講科目には、他にも剣道や柔道などポピュラーなものもあった。
私は13〜17歳まで剣道を習っていて剣にはそれなりに自身があった。
なぜそんな私が魔術師になっているのか、あまつさえ受講してないのか、
それは永遠のなぞである。

ともかく私の今日の1時限目は演舞なのだが既に3回連続で遅刻という偉業を達成してしまった。さっそく先生にも目をつけられている。
しかも演舞はリズムが大事である。
だが私にはリズム感などというものはまったくと言っていいほど備わっていなかった。
故にこの授業で単位を取るのはただでさえ難しいのに遅刻の常習犯ともなれば、もはや留年はさせられない。

時間は既にAM8:40。ちんたら走っていては間に合わない。
こうなったらシルバードレイクに乗っていくしかない!

シルバードレイク(Silver Drake)
竜科竜族。全長12m、最大15mにまで成長する。翼と腕が一体化しており、空中を飛ぶことに関しては竜族のなかでも一番である。中でも銀の色をしたドレイクは珍しくドレイク族の中でもっとも早く飛ぶことができ、最高時速122kmで飛ぶことが出来る。

こんなものに乗ったら0.2秒で食い殺されてしまう。
私が今言ったシルバードレイクとは私の愛用の自転車のことである。
銀色でギヤが3段間変化まで付いてるママチャリだ。
私の家から学校まで徒歩で駅まで行きそこから汽車に乗り、汽車から降りたら直通バスが出ているので、私が遅刻するかしないかは家から駅までの時間をいかに短縮できるかだ。

ルーカスも真っ青なスピードを出し、シルバードレイクはギシギシ軋んでいたが知ったことじゃない。駅の付近に着くとそこらへんに乗り捨てて高速で駅のホームへ駆け込む。
偶然にも目の前に出発寸前の汽車が!
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ
ふう、ギリギリだったぜ・・・。

こうして私は遅刻連続記録に終止符を討った。

その日の帰り、シルバードレイクがどこにもなかったのは言うまでもない。

レポートと睡眠の天秤 

May 24 [Tue], 2005, 20:26
今朝目が覚めるとランプが付きっぱなしで、パジャマにも着替えずベットの上に転がっていた。
なぜだ・・・なぜこんなことに・・・。
窓から朝日射し込み、キラキラと舞い上がった埃が幻想的に反射して見えた。
覚醒しつつある意識のなかで私は確かな絶望感に浸っていた。

私は昨日の夜、アーティファクト基礎実験の抗議が今日あることを思い出した。
この授業はあーティファクトの作成の基となる知識を身につける授業で、毎週自分のやった実験の結果をレポートで提出しなくてはならない。
基本的に前日まで宿題の類は放っていく私は無論なにもやってないまま、ベットで寝ていたらしい。寝る前の記憶がまったくないのは誰の陰謀だ?
魔物か?それとも他の学生か?
ともかく時計の針はAM5:00を指していた。
これだけは幸いだ。家を出るのがAM8:30だから3時間はレポートの時間に割り当てられる。
私は急いでレポートを作成しようとした。
だがはっきり言ってレポートなどというものを2,3回しか書いたことのない私にとってソレはスプーンで竜族に喧嘩を仕掛けることに等しかった。おまけに実験データが不十分でロクに計算も出来なかった。残りは学校でやろうと思い、身支度を済ませ学校に急ぐ。

共同実験者に数値を教えてもらい、1時限目の魔術の教室に移動する。すると周りがいつもより騒がしい。何を騒いでいるのか知りたかったが友人のいない私にはそんなことも許されない。
すると教授がやってきた。
「じゃあレポートだして」
なんだそれは?聞いてないぞ?先週は確か・・・爆睡していた。
結局魔術のレポートは出さず、授業だけ聞いた。

2時限目は特に授業はなかったが眠かったので図書室で寝てしまった。
なぜアーティファクトのレポートを仕上げないのか?
それは永遠のなぞである。
人類の最大の敵は魔王や竜族ではなく睡眠欲かもしれない。
こうして出来損ないのアーティファクトのレポートを提出し家路に着いた。

これからは早めにレポートを書き始めようか・・・?
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