これから、矯正治療を受けようと考えている方、今治療中の方など矯正治療に興味をもっている方にお届けする内容です。矯正治療に関してわからないこと、質問等あれば、リクエストをしてください。お待ちしています。

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 矯正治療は様々な不安や葛藤
とたたかいながら進めていかな
ければなりません。
  私自身、矯正治療を経験した
一人の患者として、このブログ
を通してみなさんの不安な気持
ちにお答えできるものと思いま
す。

 矯正治療にあたり、不安なこ
と、わからないこと、心配なこ
とがあれば、遠慮なくご相談く
ださい。

銀座アベニュー矯正歯科

 院長 野寺 義典
   (のでらよしのり)

mail:melma@ginza-avenue.jp

〒104-0061
 東京都中央区銀座3-3-15
   銀座アベニュービル4階

Tel 03-5524-1187

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第15回 ワイヤーについて / 2010年08月31日(火)

ブラケットの溝(スロット)の中に入れて、歯を動かす力を与えるのが、ワイヤー(アーチワイヤー)です。


ワイヤーは、主に金属で作られており、その組成によって様々な性質を示します。


治療の初期に使われるワイヤーの一つに、形状記憶合金があります。


主な組成は、Ni(ニッケル)とTi(チタン)で、ワイヤーがグニャグニャに曲がっても元の形に戻ろうとする性質があります。


治療の後半に使用されるのは、硬い性質のワイヤーで従来からステンレススティールが頻繁に使用されております。


このワイヤーは、手でワイヤーを曲げることができ(永久変形)、様々な作用を個々の歯に与えるよう調整することが可能です。




その他にも、チタンやモリブデン を使用した合金も硬いワイヤーの性質を持ちながら、歯を並べることができるといった特殊なワイヤーも治療の後半に使用されることがあります。

ワイヤーは、断面の形によっても発揮する力の強さや程度が変わってきます。


治療の初期は、比較的軟らかい力を発揮する「円い」断面のワイヤー(ラウンドワイヤー)が使われ、正方形(スクエアワイヤー)や長方形のワイヤー(レクタンギュラーワイヤー)など四角い断面のワイヤーは比較的治療が進んでから使用されることが多いです。

近年、各メーカーから金属をコーティングした「白いワイヤー」が発売されてきました。


見た目を改善し、矯正治療をより身近なものにする努力がなされております。


現在でもワイヤーを使用しない装置で治療する方法が適応になる患者様向けに行われておりますが、近い将来は、ブラケットやワイヤーの全くない矯正治療法が全ての方で行える日が来るかも知れませんね。

次回は、ブラケットとワイヤーを留める様々な器具についてお話致します。

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野寺 義典
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第14回 矯正治療で使用する器具 / 2010年02月28日(日)
(1) ブラケット

歯を動かすための装置で、中に四角い溝が掘られております。

この溝の中に様々な形、太さのワイヤーを通して、歯を動かすことになります。


ブラケットは、歯の表面に薬剤で処理をして、接着剤でつけるのが一般的です。

歯に固定されたブラケットの中にあるワイヤーがブラケットを介して、

歯に力をかけ、歯が動くという仕組みです。

ブラケットは、金属製のものやプラスティック製、セラミック製のものなど様々な材料で作製されております。

ここ数年、ジルコニアが歯科の材料として使用を認められるようになったため、各メーカーはジルコニアのブラケットを販売するようになりました。

強度が強く、審美性に優れている(見た目が歯と同じような色合いをしている)ため、たいへん人気のあるブラケットです。

このジルコニアのブラケットは、歯の表側(人から見える側)に装置をつけることになります。



一方で、ブラケットを歯の裏側につけて治療するリンガルブラケット装置では、見た目が金属ですが、可及的に(極力)薄く作製された装置が近年主流になりつつあります。



ブラケットのことを、「ブランケット」や「ブリッジ」と呼ぶ方もおりますが、それは誤った呼び方です。

ブラケットがたくさんついた状態、つまりマルチブラケット装置のことを、「装置」という意味で、「ブレース ; brace」ということもあります。

海外では、取り外しができる装置に対して、歯にセットされた(固定された)装置ということで、Fixed appliance といわれることが多いですね。


次回は、ブラケットとセットで使われることが多いワイヤーについてお話し致します。

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第13回 保 定(ほてい) / 2009年08月31日(月)

矯正装置を使った歯の動的な移動が終わった後に、新しい環境で歯が周囲の
組織と適応していくこと、を「保 定」といいます。
(歯を固定するということではありません)


保定治療には、一般的にリテーナーという装置を使用することが多いです。


リテーナーには、取り外しのできるもの(removable type)から、歯の裏側に
接着剤で留めておくもの(fixed type)まで様々なものがあります。


保定治療は、「動かした歯」を動かないようにするための治療ではなく、
より安定させていくための治療です。


必要があれば、噛み合わせの調整(咬合調整)をしたり、現在よりもしっかりと
噛み合わせがつくように、歯を積極的に咬みこませていく装置(tooth positioner)
を用いることもあります。


担当した先生の考えの基で、その先生の選んだ装置を使うのが、ベストな
保定治療であると考えられます。


保定治療も、矯正治療の重要な治療の一部です。

歯を動かす装置が外れたからといって、安心せず、担当医の先生の指示に
従い、努力して手に入れた歯並び、噛み合わせをいつまでも自分のものに
してくださいね。


次回は、矯正治療に用いる様々な器具についてお話していきます


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第12回 仕上げのステージ / 2009年02月28日(土)
前回のステージで、前歯の後退についてふれ、大きな歯の移動がほぼ終わった状態となりました。

最終段階となる「仕上げのステージ」では、前歯部でのガイド(顎を動かしたときの歯のぶつかり)、上下の歯の噛み合わせを調整して確立していきます。



上下の歯をよりしっかりと咬ませるために、上下に顎間ゴムを使用してもらうこともあります。


また、必要があれば、歯の表面のエナメル質を削って、前歯の形を整えたり、噛み合わせをより緊密にしたり、します。



歯と歯の間に見える三角形の隙間(Black triangle) も噛み合わせの問題がなければ、調整することもあります。





全体の歯並びが整い、噛み合わせもしっかりと整ったらいよいよ装置を撤去することになります。


次回は、装置を撤去した後の保定(ほてい)についてお話ししていきます。

 

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第11回 前歯の後退 / 2008年08月30日(土)
前回のステージで、犬歯の遠心移動が終わりました。

今回は、いよいよ、前歯を後ろに引っ込めるステージです。


後から、矯正治療を振り返ると、前歯の後退という今回のステージが
とてもダイナミックな時期であることがわかります。


前歯4本が、一度に引っ込んでいく、つまり出ている歯が引っ込むわけですから、
口元が改善され、急に「すっきりした」感じになります。


一方、歯の動く塊が大きいため、違和感も大きく、個人的な経験では、
1週間から2週間くらい違和感があった気がします。


前歯を引っ込める方法がいくつもありますが、写真

のようにワイヤーを曲げてワイヤーの力で動かすこともあれば、

ゴムの力でワイヤーごと引っ張ることもあります。


いずれにせよ、この時期で、大きな歯の動きがほとんど終わるわけなので、
見た感じも「だいぶ良い状態」に見えてくるでしょう。


次回は、最後の細かい調整、「仕上げのステージ」についてお話し致します。

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第10回 第二のステージ  犬歯の移動 / 2008年08月30日(土)

第一のステージで歯がまっすぐに並んだら、今度は、犬歯を後ろ側(奥側)に動かしていきます。

歯の後ろ側の方向を「遠心」というので、「犬歯の遠心移動(drive)」と言われる治療になります。

犬歯は、全ての歯の中で一番、根っこ(歯根)の長さが長いため、時間をかけてじっくりと移動していくことになります。

大切に動かしていくことから、壊れやすいものを扱うように動かすため、cristal drive と言われております。

犬歯を単独で動かすのは、次のステージで、前歯4本をかたまりで動かすためです。

前歯4本をかたまりで動かすのは、犬歯もいれた前歯部6本を動かすよりも、奥歯の負担が少なく、奥歯が前側(近心)に移動して来ないようにするためです。



奥歯を少し前側にずらしていいい場合は、6本で動かす方法、ひとかたまり(En masse)で動かします。

犬歯を左右同時に動かし始めても、多くの場合、左右で動き方が異なっております。
患者さんの、食べる側、歯ぎしりを強くする側がどうしても動きが悪くなりやすいようですね。

犬歯は咬合の要です。
じっくり我慢をして、動くのを待ってみてください。

次回は、第三のステージ 前歯の後退 についてお話し致します。


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第9回 歯の動き方 〜 歯のガタガタを並べる(レベリング 、アライメント) / 2007年08月01日(水)

歯に装置がついて、歯ブラシの仕方も確認しました。
それでは、歯がどんな課程で動かされているのか、見ていきましょう。
大きく4つの課程に分けて(抜歯をしたことを前提にしております)考えてみます。

1回目の今回は、歯のガタガタをまっすぐに並べる時期。
レベリング(Leveling : 水平化する) 、アライメント(Alignment : 整列する)
と 言われるステージです。




この時期は、歯についた装置(ブラケット)の中の溝にワイヤーを通し、ワイヤー
の力で 歯をまっすぐに並べていくことになります。

使われるワイヤーは、軟らかく、持続的な力がかかるような性質を持ったものが
適して おりますが、近年は、NiTi(ニッケルチタン合金)を用いたワイヤーが広く
用いられてお ります。

このワイヤーは、もともとNASAで開発され、宇宙船につむアンテナを折りたた
んで 搭載し、宇宙空間で広げられるような性質をもった金属として作られました。
形状記憶合金と言われる性質を持ったこのワイヤーが、矯正歯科に応用され、
広く 使われるようになりました。

最近では、合金中に銅を混ぜ、お口の中の温度(36度付近)で力がかかるよう
な 温度に依存した性質を持ったものも出てきました。
まだまだ、技術の進歩により開発が進んで行くはずですので、10年後には、驚く
ような 材料ができあがっているのかもしれませんね。

次回は、第二のステ−ジ(犬歯の移動)について見てみましょう!

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第8回 装置装着後のブラッシング法について / 2007年01月31日(水)

前回「装置の装着」のところでお話し致しましたブラケットについて今回
は取り上げてみます。

 ◎ブラケット装置のブラッシング法

 ブラケットは歯の表面に接着剤でついておりますが、
ブラケットの真ん中にはワイヤーが入っております。
 歯ブラシをする際には、矯正装置で分断された、
次にあげる4つの「面」を考え、歯ブラシをしてみましょ
う。

 まず、歯ブラシでブラッシングする前に、何度かうが
い(口にお水を含み、クチュクチュと口をすすぐ)をして
みましょう。
 矯正装置をつけていると、食べかすが多く残り、磨こ
うとする歯や歯ぐきが隠れてしまいます。
 うがいをすることで、大きな、食べかすや大きな汚れ
がとれ、歯ブラシを使う歯の面が良く見えてきます。

 (1)ブラケット並びにワイヤーのブラッシング

歯ブラシをブラケットに垂直に当て、歯ブラシを横
に動かすように磨きます。
「シャカシャカ」と音がすると思いますが、これで装
置の表面は多くの部分磨けております。
   
次に、ブラケットに対して、縦に歯ブラシを当てて
みましょう。
先ほどと同じように、シャカシャカと音をたてると、
ブラケットの角の汚れが隠れているところもきれ
いにとれてくるはずです。1カ所のブラケットにつ
いて横10回、縦10回を目標に行ってみましょう。
奥の方は、縦に歯ブラシが入りませんので、少し
斜めにして磨いてみましょう。

 (2)ワイヤ−下のブラッシング

ワイヤーの下の歯面は、歯ブラシを表面から当て
るだけでは届きません。
歯ブラシを、歯と同じ方向に向け縦から磨いてみ
ましょう。



歯ブラシのヘッド(毛がたくさんついているところ
です)の先端側にある毛先を、ワイヤ−の下の
歯面に押しつけ少し動かすようにして磨いてみ
てください。
必要があれば、歯間ブラシや毛先の小さな歯
ブラシを使用すると良いでしょう。

 (3)ブラケットの上側(歯の先側)と装置のついていない裏側の面の
   ブラッシング

この面は、矯正装置がついていないのと同じで
すから、今までと同じように磨いてみましょう。
この面も(1)と同様にシャカシャカと音がするの
を確認しながら磨きましょう。

 (4)ブラケットと歯肉(歯ぐき)の間の面のブラッシング

この面のブラッシングが最も難しく、最も重要で
す。
お食事をした後、鏡の前でお口の中をみると、
食べかすや汚れが最も多く残っております。
この面は、歯ブラシの毛先を使って磨いていく
ことになります。
歯ブラシのヘッドの先と後ろ(かかと、と言いま
す)を上手に使います。
毛先は、大きく動かすと、歯ぐきの中に入り込
みませんので、軽く歯と歯ぐきの境目に押し当
てるようにして、少しふるえるように動かします。

歯ブラシの持ち方は、力が強く入りすぎないよう
に、また、大きく動かしすぎないように「鉛筆を持
つ ; ペングリップ」ように持ちます。
歯ぐきの腫れているところは、歯ブラシの毛先
が、出血して赤くなっているはずです。
そのような、部位は、とくに重点的になんども毛
先を入れ込むようにして磨いてみましょう。


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第7回 参考資料 / 2006年07月31日(月)

第7回 装置の装着にて治療された患者様は、治療前後で写真のように変わりました。

上下の小臼歯を4本抜いて治療しております。
前歯の位置を後ろに引っ込めました。


矯正治療前 (上顎の写真)


矯正治療後 (上顎の写真)

 


矯正治療前 (横顔の写真)


矯正治療後 (横顔の写真)

 



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第7回 装置の装着 / 2006年07月31日(月)

今回は、装置の装着についてです。
矯正器具の中の代表的な装置である、「ブラケット」の装着についてお話し致します。

ブラケットは、歯の表面に接着剤で付けますが、一見なにもついていない歯の表面にはお口の中の成分によってペリクルと呼ばれるタンパク質の膜を作っております。

装置を装着するまず第一歩として、このペリクルを除去する必要があります。
歯科医院のいす(デンタルユニット)に装備されている機械の一つ、電動エンジンの先にブラシをつけ、歯の表面をお掃除していきます。
ぐぃーん という音がする機械が歯に力をかけているのは、ブラシで歯の表面を磨いているところです。


クリーニング前


クリーニング後


次に、接着剤がしっかりと付くように歯の表面を処理します。
2通りの方法がありますが、従来から行われている方法では、歯の表面に薬で凸凹をつけ、その凸凹に接着剤の液体を流します。


エッチング


エッチング後(白いのは、歯の凸凹)

一方、ブラケットは、表面がワイヤーの入る溝が、裏側には、歯の表面に接着できるような凸凹があらかじめ付けられております。裏側の凸凹に接着剤を盛りつけ、歯の表面に押し当ててブラケットを歯の表面に装着します。
これで、一つの歯に一つのブラケットが装着されたことになります。

ブラケットは、歯のどの位置についても良いと言うことではなく、正しい位置に装着されてはじめて歯が正しい位置に並んできます。
装置をつけてから、担当の先生がじっと、いろいろな角度から歯を見ているのは、正しい位置にブラケットがついているのかを確認しているんです。

接着剤は、粉と液を混ぜて固まるのを待つ化学重合型のものと、光を当てて固まらせる光重合型のものなどがあります。
耳元で ピィ ピィ と音がしているのは、光がでる機械(光照射器)の音ですから、光重合型の接着剤を固まらせているものです。


ブラケット装着後

このようにして、一本、一本、正確に付けられたブラケットは、表面の溝の中にワイヤー(アーチワイヤー)を通すことで歯を動かし始めます。
装置が歯の表面に付くと、すぐにザラザラした感じを感じます。
また、歯が動いてくることで歯の周りに炎症が起こってくるため、歯が浮いたような感じ、歯と歯がぶつかると響くような「不快感」が装置を装着して2日から3日間くらいは続きます。

私もブラケットを装着した経験がありますが、食事がとりずらく「お腹がすいた」ことをよく覚えております。
よく、女性の患者さんはダイエットになっていいわ、とおっしゃいますが、しばらくすると普通に食べられるようになりますから、くれぐれも反動で食べ過ぎにならないように注意してくださいね。


次回は、装置を装着した後のブラシッング法についてお話ししましょう。


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第6回 装置の準備 / 2006年01月31日(火)

すべての検査が終わったらいよいよ装置のセットです。

直接歯の表面に装置(ブラケットという真ん中に溝の入った四角いものです)をつける方法(ダイレクトボンディング法)もありますが、今回は、装置をお口の外で作るための準備についてお話しします。

奥歯に金属の輪っか(バンドといいます)を入れて歯型をとる方法がよく行われます。
この金属の輪っかは、厚みがあるため、成人では多くの場合、しっかりと歯と歯の間にバンドが入りません。
そこで、一度歯と歯の間にゴムや針金を巻き付けて歯と歯の間に隙間を作る(セパレ−ションといいます)という作業が必要になります。
このセパレ−ションは、体験するとわかりますが、なかなか「不快」です。
歯が動くため、矯正装置で歯を動かす体験を出来るというわけですが、食事もままならない・・・。

数日して歯と歯の間に隙間ができたら、歯にバンドを装着します。
バンドは、大きさがいろいろとあり、歯の大きさにぴったりと合うものを選びます。
歯の大きさに合うバンドが入ったら、歯の並び全体をとる歯型をとり、準備は終了です。

次回はいよいよ装置のセットになります。
おいしいものを食べて、気持ちの準備が必要ですよ。


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第5回 診断説明(治療方針の説明) / 2005年07月01日(金)

初診の検査が終わったら、お時間を開けて現在の問題点や矯正治療の治療方針を担当の先生から説明してもらいます。

横顔のレントゲンの結果から、

 <1>骨の問題(骨格性の問題)
        
 (1)上下の骨の前後位置関係がどうなのか

    例えば、骨格性の上顎前突
・・・  上顎骨が前方にある
    下顎骨が後方にある
    上顎骨が前方にあり、下顎骨が後方にある
   のどれかにあてはまるはずです

 (2)上下の骨の特徴的な問題はないか

   例えば、顎角(下顎骨の下の面から上の面とがなす角度)が大きい

 <2>歯の問題(歯槽性の問題)
        
 (1)上下の前歯の位置が出ているのか、引っこんでいるのか、出てい
   るのであればどのくらいの量がでているのか

 (2)上下の前歯の傾斜している角度は何度か。
  
   などの説明があるでしょう。
       
また、歯型の分析結果から、

  <1> 歯の一つ一つの大きさはどうか
  <2> 歯ぐきの骨(歯槽骨)の幅・長さはどうか
  <3> 歯の並び(歯列)の幅・長さはどうか
  <4> 歯がきれいに並ぶために不足しているすき間はどのくらいか
(どのくらいのすき間が必要か)  

 例えば、一つ一つの歯の大きさが大きく、 歯槽骨の幅が狭いので、歯
 がきれいに並ぶためには、15mm のすき間が必要ですね、

というような説明があるでしょう。
    
こうした問題点をふまえて、治療に際し、
  <1> 抜歯をするのか、しないのか、
  <2> 抜歯をするのであれば、どの歯を抜歯するのか、

というお話があるでしょう。
いくつかの治療方法が提示されるのであれば、それぞれの治療方法のメリット、デメリットをよく聞き、選択されるといいですね。

治療に際して、使用する装置、治療期間も併せてお話があると思います。
使用する装置の詳しい説明はまたのちほど致しますね。

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第4回 検査内容 / 2004年12月20日(月)

矯正治療の前の検査には、いろいろなものがありますが、それぞれの意味・目的を説明致します。

・横を向いて撮るレントゲン写真(側面セファロ:側面頭部X線規格写真)

顔・頭の骨に対して、前歯の位置が出ているのか、引っこんでいるのか、
前歯の傾きは外向きなのか、内向きなのか、上下の骨の関係は、受け口
ぎみ(下顎前突)なのか、出っ歯気味(上顎前突)なのか、などを判断します。

・後ろを向いて撮るレントゲン写真(正面セファロ:正面頭部X線規格写真)

頭の骨に対して、上顎と下顎が曲がっていないか、前歯の位置が曲がっ
ているか、などを判断します。

・顔の周りを機械が一周するレントゲン写真(オルソパントモ)

歯の状態をみます
(根の治療をしている、虫歯がある、歯の周りの骨:歯槽骨が減ってい
る、などの情報)

・上下の歯の型をとる(粘土のようなものでとるもの:印象採得)

一つ、一つの歯の大きさや歯の植わっている歯ぐきの骨:歯槽骨の幅や
長さを計測します

他にも、お口の中の細かい検査を行ったり、顔と上の歯型の関係の記録をとったり(Face bow transfer)といった様々な検査も行いますよ。


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第3回 検査 / 2004年10月01日(金)

矯正相談を受けて、どんどん矯正治療に興味のできた方は歯型やレントゲン(X線写真)、お口の写真などとる検査をしてみましょう。

歯の一つ一つの大きさ(歯冠幅径)や歯ぐきの骨(歯槽基底)の大きさ、前歯の傾き(歯軸傾斜)や前歯の出っ張り具合(突出度)などを調べます。

料金は国立大学の病院で¥80,530(平成12年度)くらいで、矯正相談の一部として検査を少し行うところもあります。

矯正治療に興味があるようでしたらより詳しい治療方法を知るため検査を受けてみるのもいいでしょう。

お口の中を覗いただけではわからないこともいろいろとみえてくるかもしれませんよ。


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第2回 矯正相談 / 2004年08月18日(水)

矯正歯科の看板を見つけたら、病院に行ってすぐに治療をするわけではありません。

多くの歯科医院では、初診時に担当の先生と相談し、矯正治療についての話を聞くようなシステム(矯正相談)をとっています。

矯正相談は、病院の様子や先生・スタッフの雰囲気にふれることのできる貴重な機会です。

治療の流れや自分自身で気になっていること、治療費やその支払い方法など担当される先生やスタッフとよくお話をして頂くと良いと思います。

矯正相談に行く前には、各医院のHPなどであらかじめ情報を仕入れておくといいでしょう。担当の先生からより詳しいお話を引き出せる有効な手段です。

HPには、電子メ-ルであらかじめ相談を受けられるシステムをとっているところも多いようですので活用してみましょう。

国立大学の病院では、矯正相談料は、¥4885(平成12年現在)です。

最近では、無料で行っているところもあるようです。

矯正治療をしようか、どうか迷っている方、矯正治療に興味を持っている方は、是非行ってみましょう!


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第1回 矯正歯科という看板 / 2004年04月06日(火)

はじめまして。
これから、矯正治療を受けようと考えている方、今治療中の方など矯正治療に興味をもっている方にお届けする「はじめての矯正治療」です。

矯正治療は、歯科医院の看板に「矯正歯科」という標榜科目(ひょうぼうかもく:看板書きのことです)が出ているところで受けられます。
(標榜科目は、他に小児歯科、口腔外科、歯科 があります)

この標榜科目には、出すための資格といったものはなく、歯科医師であれば誰でも標榜することは可能です。

近年、矯正歯科と称して、歯を削って歯並びを整える治療を行っているところがありますが、歯を削り、歯にかぶせものをするのは、「補綴歯科治療」といい、矯正歯科とは異なります。

治療にかかられる際は、看板だけでなく、治療内容にも注意して歯科医院を選びましょう。

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