Atroposのつぶやき

「オーケストラ！」（原題：LE CONCERT）
監督：ラデュ・ミヘイレアニュ
出演：アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン
製作：2009フランス
公式サイト

ボリショイ劇場の清掃係をしているかつての天才指揮者アンドレイ（アレクセイ・グシュコフ）が、ボリショイ交響楽団に来た公演依頼をこっそり盗んで、昔のオーケストラ仲間を集めて偽ボリショイ交響楽団を結成しパリ公演を行うという話。

冴えない清掃係だったアンドレイがオーケストラを再結成するくだりはテンポもよく面白い。
ヴァイオリニストのアンヌ・マリー（メラニー・ロラン）も気品あって美しい。
少々中だるみが気になったが、何十年も音楽から離れていた人間がオーケストラを組んでパリで演をしてしまうというありえなさ加減も笑えるし、音楽もラストもいい。

ただ残念だったのは、アンドレイやアンヌ・マリーや楽団員達が、どう好意的に見ても「見事に奏でている」ようには見えなかったこと。役者が実際に楽器を弾ける必要はまったくないが、役柄がプロの演奏者なら、それらしい佇まいを身につけることは必須だろう。
ここにはきっちりとリアリティを持たせて欲しかった。

クラシック音楽ファンが観るには少々キツい映画だが、娯楽映画としては星４つ★★★★

• 映画 |
• URL |
• Comment [0]

iPad、どこも品切れだったのでネットで予約購入しました。
いつ届くかな〜。楽しみ〜。

• 日記 |
• URL |
• Comment [0]

フランスで大ヒットしたという映画「オーケストラ！」（原題：LE CONCERT）を鑑賞予定。

＜「ぴあ」より＞
ロシア・ボリショイ交響楽団の清掃員アンドレは、かつては同楽団で首席を務める天才指揮者だったが、共産主義時代にユダヤ人排斥を拒み解雇されていた。ある日、彼は楽団に届いた演奏依頼のFAXを目にし、以前の仲間と偽の楽団を作って代わりに出ようと思いつく。

予告編を見る限り、楽団はパリでの公演を成功させるようですが、実際にはありえない話。
主人公の楽団が何を演奏するのかわかりませんが、ドラマチックで美しい楽曲が映画館で大音響で流れれば、それだけで観客の多くは心揺さぶられるでしょう。
ポイントはどれだけもっともらしくファンタジーとして楽しませてくれるか。期待してます。

• 映画 |
• URL |
• Comment [0]

「ちょんまげぷりん」
荒木源　著
小学館

平積みになっていたので何気に買ってみたら、どっかで読んだことのある内容。
この本「ふしぎの国の安兵衛」を改題して出したものなんですね。どうりで。
「ちょんまげぷりん」という名前で映画化されるのが改題の理由のようです。

映画は「ラストフレンズ」でDV男を怪演した錦戸亮さんが安兵衛役。
ひろ子役はともさかりえさん。
…う〜ん、仕上がりがまったく想像つきません。

ラストもどんな感じになるんでしょう？
錦戸さんはジャニーズですから、アイドルらしくドラマチックなラストになってるのかしら。
最近の邦画にありがちな「あざとい感動もの」に仕上がってなければいいなあと願うばかりです。

安兵衛の言う「分」というものを監督がどう理解しているかによっては、かなり嫌な感じの作品になりそうで不安。

• 本 |
• URL |
• Comment [0]