芋寺あそび(1)
2012.03.16 [Fri] 21:00
iModelaという機械がローランドDGという会社から去年の11月に発売されました。ローランドDGは楽器で有名なローランドの関連会社でコンピュータの周辺機器を作っています。この機械を去年の年末に手に入れてなんとか第一号作品ができあがるまでに知ったこと、考えたこと等を5回に分けて記録しておこうと思います。iModelaの読み方は「アイモデラ」ですが、一部で愛をこめて「芋寺(いもでら)」と呼ばれているのに倣ってタイトルは「芋寺あそび」としました。
iModelaという機械を一言で説明するなら、「PCに接続して材料を三次元で自動的に切削してくれる機械」ということになります。もちろん、この手の機械は世の中にたくさんあるのですが、安くても数十万円、工業用となると数千万円するものもある中で、いろいろ制約がありながらも、とにかく3次元切削ができる機械を78,750円(税込)という価格で売り出したことに大変な価値があると思います。産業用機械はもちろん、ホビーの域を超えちゃってるマニアックな人々向けではなく、興味がありながらも価格が理由で諦めていた私のような普通の人が、恐る恐るではありますが手を出してみようと思わせる絶妙な価格帯だからです。
PCとプリンタの普及は文書の作成と頒布を個人で行うことができるようにし、インターネットの普及は個人が世界中に情報を発信をできるようにした時代にあって、これまでプロとセミプロの聖域であった三次元の物体の製作の世界をアマチュアに開放してくれる端緒となる機械かもしれないとさえ思います。でもまだ「端緒」だけあって、カメラを買ってくればすぐにそれなりの写真が撮れるように、プリンタを買ってくればすぐに一通りのプリントができるように、そんな道具としてこなれた機械ではありませんので、人間から機械に歩み寄ってやらなければならないところが相当あります。言い換えれば、使いこなすためにはユーザの努力と工夫が相当必要だということです。そこがまさにこの機械に対する評価の分かれ目で、手間がかかるけれど可愛い奴と思うようになるか、なんだ使えないな!と投げ出してしまうか、両極端の反応を受ける機械のような気がします。
それにしてもネットは本当に便利な道具で、ユーザさんがよってたかって便利な使い方を模索している状況や苦労してみつけたノウハウを惜しみなく公開してくださるおかげで、みるみる改善が進んでいます。私のように前提知識ゼロから使い始めた者にとってはネットは力強い味方でした。
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