これまでとこれからの狭間

June 11 [Thu], 2009, 3:31
俺は香坂に会ってもいいんだろうか。



友達

友達だと苦しめなくてすむのかも。

これから新しい関係を築くんだ。
アイツも俺も、意見が一致した。
一目惚れだった俺に、友人としての接し方がわかるわけねぇけど
そう決めて、時間を合わせた。

怪我のようなものをしたっつぅから、外をキャンセルして部屋まで救急箱を持っていく。
ドアを思い切り叩いて、大声で呼ぶのも
うるせぇと血相変えて出てくるのも
そこから言い合いになるのも
今までどおり。

どこ怪我したのか聞いてもいわねぇから、強制診察だ。
したにも関わらず怪我はどこにも見当たらなかった。
どういうこった!?
何かひっかかるけど、大丈夫だと言い張るから…無理強いはよした。


そんな中、突然違和感は襲ってきた。
今までなかった「無言」っていう違和感に戸惑う香坂が居て。
そうだよな、今までは俺が感情を流し込むような行為をしてたり
たとえ無言でも香坂は何の気負いもなく本を読んで、俺はその間部屋を好き勝手に使ってたりしたから
こんなに違和感たっぷりの無言になる事はなかったんだな。

不安がるコイツにしてやれる事なんざ、今の俺にはたかがこれっぽっちしかない。
それでなくても、これまで満足できるような事をしてやれたためしはない。
その事を謝って
非力な俺でも、これからも話したいんだと、消えるなと、大切なんだと言ってくれた事に
感謝を伝える。

でも、驚いた。
アイツも同じような事を言ってきたんだ。
ゴメンとか、ありがとうとか。
んな事思ってるなんて、俺はちっとも知らなかった。


これからも俺は香坂に、会っていいのかもしれない。


そう思ったら、安心して眠気に襲われる。
今までどおりキスしたり、触ったりできないのは、戸惑ったり複雑な心境が残っちゃいるけど
今日はちょっと火照ったアイツの体温が心地よかったから。

男なら

June 09 [Tue], 2009, 15:10
お前のためにどうすればいいのか俺は一瞬で解る。
けど、それをしないのはお前の所為じゃなくて俺の所為。
それでも、俺の事を何も悪くないと言ってくれた。
お前こそ何一つ悪くはないんだよ。

封印術、パート2。
時間をかけて、ゆっくりと…。
俺の取り柄は元気である事。
前向きで居る事。
俺に出来ることは元気になる事
立ち直る事。



パソコンがお陀仏になっちまったぁぁあ!
修理から帰ってくるまで、しばらくはネカフェ通いだな。
メールにネトゲ。
元気の源と気晴らしの種!

お泊り保育

June 07 [Sun], 2009, 13:23
変わろうとする由高を感じる。
いや、「心閉ざしていた頃の由高」を知ってるわけじゃねぇんだけど。
俺の事を吸収しようとしてくれてるのをジンワリと感じるんだ。
やる事、言う事、思ったまんま、本気でぶつけてくるから
こっちも本気でいこうと思う。
こうする事で、何かを手探りで探す由高の力になれる。

でも、それって、また自分勝手な自己満足じゃねえの…?

心の隅に確かにあるこの思惑。
それを吹き飛ばしてくれる言葉の数々があったから。
それが無いと踏ん切りつかねぇ自分が情けねぇとは思うけど、それでいいんだとも思う。
コイツと居ると強くなれる。
誰かを必要として、そう確信していく事は恥ずかしい事じゃねぇ。
持ちつ、持たれつ。

あれ、持たれまくってる俺が言えた事か!?
いやいやいや、これから、これからだ。


時間が合ったから学校に呼び出す。
テスト勉強か、屋上でのんびりまったりか、体育館でボールか。
学校に来て由高がやりたいと思う事はこの3つなんだと知る。
屋上から攻めていったけど、いなかった。
まだまだ、読みが甘いっすね俺も。
結局は体育館に居て。
制服姿を見て、帰ってねぇのかと思ってびっくりしたけど
朝まで俺に付き合ってくれるべく、次の日の登校を考えて家から制服で来たんだと。
ンな事を聞くと、圧し掛かりたくなっちまうだろうが!
ボールをパスされて、その衝動も発散できなかったけど。

それにしても、どこで寝るのかと聞くとカウンセラーか保健室という2択だった事に驚きだ。
逆の立場として、俺も2択。
2択だけど、内容が全く違う。俺なら

寮部屋におしかける。それが無理ならどっか行く。だな。

1人っこで、1人で居るのが当たり前なんだろうか。
だから、俺の部屋っていう選択肢は無かったんだろうか。
いつか、「今日泊めて」とか「今日は何処で寝ようか?」って
言うようになるんだろうか。ならないんだろうか。
もしかしたら、ここも変わるんじゃねぇかな…って予想とちょっとだけ期待。


パスを受けてワン・オン・ワンかと思いきや、コンビネーションの強化の為に確認してぇ事があると。
俺の跳躍力を調べるらしい。

これは……

テストだ!!

俺と、新入部員の能力を吟味して
どういう時に使い分けるかを見極めるテスト!!!

負 け ら れ る か ! !

直感的にそう思って、俺の方が使えるぞアピール。
猛烈アタックは届いたのか、届かなかったのか……?


次の日の授業は全部夢の中。
おかげでバイトがいい感じだった!

失ったもの 傍にあった光

May 26 [Tue], 2009, 1:30
もし、傍に居てほしい時に何もなかったら。
俺だって消えていただろう。
アイツはどれだけ苦しんで、どれだけ必死に空回りする手を差し伸べ続けたのだろう。
アイツのその手を掴んでくれる人が居たという事は
俺にとっても救いだった。
でも、同時にむしょうに悔しくて、苦しい。非力な自分が鏡にうつる。
こんな時に嫉妬とは、なんて見苦しくて醜いんだ。
アイツの苦しみに比べたら、俺の苦しみなんて屁のようなものじゃないか。

そんな事にも気付かないで
砂になって風に乗ろう。
などと愚かな考えが頭を満たしていく。

でも、邪念に頭を支配される事はなかった。

「やる事が残ってる」

一つの存在が、邪念を流す穴をあけてくれてたから。
まさか、自分がその荷物になろうとは思ってもみなかった。


悪ぃな…しばらく厄介になるぞ。





失った恋が教えてくれたのは

己の弱さ、アイツの弱さと想いの強さ
そして
傍に光があるということ

空白の時間は

May 24 [Sun], 2009, 5:04
いつも同じことを考える

カレンダーとにらみ合って。

だけど謝りもって、出来る事ではなかった。

待つという行為は恨み妬み裏切りよりも辛いこと。

欲しい時に居なければ意味が無いんだと。

この自分が一番大切なものを傷つけている。

最大限でこれならば、此の存在はもう不必要だ。

給水

May 18 [Mon], 2009, 9:49
香坂を部屋に呼び出す。
1分のズレもなくやって来るあいつも
それを知って1秒でも早く扉を開こうとする俺も
いつもどおりだった。

ただ、いつもと違ったのは出会ってすぐの俺の態度。
凹んだままの気持ちじゃ、身体で感情を表現する事ができなかった。
案の定、どうしたのかと聞かれたけど
んな、ウジウジした悩みを本人目の前にして言えるわけがないだろ!
普段なら出会い頭に飛びついて、罵声を浴びせられながら蹴りを喰らう。
それが、今日は無かったから。
それはそれで、ものすごく物足りないと感じた。

物足りない。

そう素直に言うと、アイツは俺も同じだと言って笑った。
いや、香坂は笑ったりはしてないけど、こんな時に出す柔らかい空気が独特で、笑ってるようで
俺はそれがすごく好きだ。



部屋に呼んだのは香坂がはじめてだ。
いつもはジャングルみてーに足の踏み場がないから人を呼べないんだよな。
それは一言も言ってないのに

「キレイに掃除しとかないと、朝まで俺の指導で片付けさせるからな」
とかいうメールがきたから。

何か、俺、見抜かれてる!?
朝までおあずけなんて言われちゃたまったもんじゃねぇから
必死に掃除。
入りきらないもんはクローゼットに押し込んで。
アイツの潔癖は結構なもんだからすげぇヒヤヒヤしたけど
「片付いてるじゃねぇか」
の一言に冷や汗も拭えた。


最近話していなかった。
しかもなんとなく、ちょっと、距離を測り損ねていたところがあったから。
最近どうだと聞かれたら
元気が無かったとしか、言いようがなかったんだ。
何かあったのか?なんて聞かれた時にゃ、凹んでたのは俺だけかと思いながらも
本人には言えずに。

それで不機嫌になるのはなんとなく解ってたけど
まさかクローゼットの前に行くとは思ってなくて。
焦った…!
だってそこには…

香 坂 似 の A V (シリーズモノ) が 大 量 に 入 っ て ん だ よ ! ! !

扉が開いて雪崩が起きないように扉を押さえて
何とか話題をこっちにもってこようと元気が無かった理由を言っちまった。
馬鹿だ、俺は…。

言った事に凹んでたら、大丈夫だと頭を撫でられる。
香坂の手の感触が久しぶりに感じられて
あぁ、やっと帰ってこれた…って、何だか、肩の荷が一気に無くなった感じがした。
抱きしめて、かみしめるように確認する。
少し低い体温が、空っぽの入れ物を満たしていくようだった。
飼い犬のような扱いだったけど
もっと、確かめたい。
俺がそう思うのはやっぱ、自然な流れで。
片付けをきちんとした褒美に今日は許してやる、と許しが出たもんだから
止まらなかった。
なのに、なぜだか突然震えだして。


今はそういう事はやめてくれ…あれから変なんだ。


確かにアイツはそう言った。

アレ?
アレって何だ?

問いただしても、はぐらかされるだけ
わかんなかった、俺は一体どうしたらいいのか。
けど、確かに自分の中にあるものは
アイツを案じる心だけ。

どうしたのかと、俺は聞いているんだ。

聞き方が悪かったのは解ってる。
少し圧力がかかっちまったのは解ってる。
けど、それだけ知りたいと、思ってしまった事なんだ。


アレって何か
一体何に怯えてるのか
抱きしめていいのか悪いのか
気持ちを切り替えて眠ってしまった方がコイツのためになるのか
結局は何もかもわからなかった。

見守るしか出来ないのは、苦しすぎるんだよ。
馬鹿野郎が…

結局、たぬき寝入りだ。

ビリヤード

May 16 [Sat], 2009, 15:11
最近香坂と距離感がうまくつかめねぇ。
忙しくて疎遠になっていく友人が多い。
それに加えて、由高とクラスが離れた。
ずいぶんと凹む日々の中で
こうやって親身になって麻雀を教えてくれたり
どうでもいい阿呆みたいな会話に付き合ってくれたり
麻雀を面倒がらずに教えてくれたり
正直、すげぇ救われていたんだと思う。

由高と話してると、あぁ、そんな考え方もあるのか…と思う事が多くて。
俺とは正反対の意見の時もあったりするけれど
お互いを否定しているわけじゃなくて
そうやって言葉を交わすたびに徐々に認めていっているような。
何でも隔たりなく話してくれて、こっちの言った事もきちんと吸収してくれるから。
そういうのがすげぇ心地よかった。


部活と教室以外の由高ははじめてだった。
ちょっと浮ついた俺とは逆に、いつもどおりののんびり口調に
麻雀で大逆転されたらしくて死んだ魚の目。ボヤキが入ったりジジくさかったり。
あんまり普段と変わらない雰囲気で、ちょっと安心だ。


ビリヤードは俺も初心者だったけど会話をしながらゆっくりゲームできるからそれにしたんだ。
結構色んな話をして、また由高の事を知る事ができた。

さりげなく経験者を部に勧誘してくれたと聞いて
一気にテンションが上がる。名前はとうや。何か親近感がある。
別に部のため俺のために勧誘したわけじゃあないとはわかってるけど
よくやってくれた!サンキュウ!ってこの気持ち、どう表現すりゃいいのか。
抱き付いたら引っぺがされた。
俺の体温にはまだ慣れていないから…らしい。
こうやって理由言ってくれると、どうしたらいいかわかるから有難い。
そういう事ならと、慣れるまでは出来る限りで我慢しようと条約決めた。



由高には以前自分の感情の扉を開けられたと言う。
今でもその鍵となる言葉は自分の中にあるんだと。
その言葉を言った相手と、俺は考え方が似てるらしい。
人と繋がる考え方。
それを言われてからというもの由高は少しずつ変わったんだと。
俺はこう思った。
そいつに会うまで由高に感情をぶつけてくるようなヤツが居なかっただけじゃないかって。
だって、重たいものは切り捨てずに引きずって歩く由高なんだから。
感情を受けて、はじめて自分の感情も動く。
大切にされてはじめめてその人が大切なんだとわかる。
寂しいと言われてはじめて自分の事を必要としてくれてる人が居るとわかる。
好きだと言われてはじめて自分の事を好きになれる。
でもあまり関心がなければ、臆病になる必要なんてないから。
もともと臆病は備わっているけれど表に出てくる必要がなかっただけ。
扉が開いたのなら、これからどんどん変わっていくんだろう。
その一つ一つの表情を、これからは傍で見ていきてぇ。

欲しい時に

May 11 [Mon], 2009, 10:41
べつに助けてくれと頼んだわけじゃねぇ。
救ってほしいと態度にも出してねぇ。
重要な話をしたわけでもねぇ。

なのに、あいつは見えない手で撫でてくる。
本人はそんなつもりは無いんだろうけど。
遊びの共有、見え隠れする価値観の同意、だらだらの柔らかい空気、存在を認められたような言葉。
あいつが持つのは無意識の独特な空気だ。メールからもその空気が伝わってくる。こんなに居心地がいいのははじめてだった。
クッションみたいなヤツで。

今度は失いたくねぇ…姿を消した共通の友人をお互いに思いながら、俺はひっそりとそいつに思った。




よく『撫でたくなる』と言われるらしい。何でそう思うのか、俺はそんなに思わねーからよくわかんねぇけど、撫でる事で『愛情返し』したいんだとしたら、まぁ納得同感かな。

すれ違い

May 01 [Fri], 2009, 4:28
花見をキャンセルしてから、一ヶ月半が過ぎた。
そのまま俺は忙しくなって。

いつもは俺から「○○に行こうぜ」って誘いのメールを送るんだ。
俺の時間に香坂が合わせてくれるスタイルだから。
だから俺がメールしないと音沙汰が無くなるもんだって、そう思ってた。
でもあいつは、俺が次に誘うまでが長かったこの期間、連絡の無い俺に何度かメールをよこしたらしい。
そんな貴重なもん、俺が見逃すわけがないだろう?
けど、届いてなかったんだ。

それが、久しぶりに会ったのに思い切り睨んだ理由なんだと。
原因はどうあれ、遠まわしであれ、あいつは待ってたと言った。
俺と遊ぶのを期待して待ってくれてんだって、初めて知ったら
あぁ〜…もっとちゃんと時間つめていろいろしねぇとって、思う。


ここ数日で、期待して待つだの待ってただの言ってくれたのは二人。
こんな貴重な存在は他に居ないだろう。

けど、この二人に声を大にして言いたい事は


俺だって会えるのを心からすげー楽しみにしてるんだからな!


って事。

青汁口移し事件

March 11 [Wed], 2009, 3:45
今日の道路整備は、地中作業の補助。
あれ、やたら喉が渇くんだよなぁ。
談話室でブラックコーヒー買おうと決めたから、路上で買うのを我慢した。
こうすると達成感が味わえて好きなんだけど…売り切れってどういう事だ!?

でも、無いなら無いでしょうがねぇ、違うやつで喉を潤すしかないと思って買ったホットカルピス。
コイツが後で人を助けるとは、その時は思いもしなかった。

カルピスを口にした瞬間、背後からいきなり叫び声を上げた「阿呆」が口癖の…
あ…名前知らねぇ。自分の名前必死に言うだけ言って聞くの忘れちまった!
香坂に聞きゃ解るか。
初対面なのにいきなり「青汁ドリンクを買わす悪戯」を目論んでやがった。
せっかくそんな無遠慮な悪戯を実行してくれようとしたヤツに、絡まねぇってのはすげぇ勿体無い気がした。
そんなに欲しけりゃくれてやるとプレゼントしてみたけど
頑なに飲まないとなれば、もう諦めるか、体を張って対抗するか、だ!
諦めるを選択しなかったのは…多分コイツの空気、だと思う。
そうだ、遠慮なく阿呆なことやってどうでもいい事を言い合って騒げる、そんな空気を持つやつは…滅多に居ないんだよ。
貴重希な存在。
そうとなればこっちだって、敬意を払って遠慮なく手段選ばずやらせてもらうぜ?
口移しにしたのは、半分半分にするにはあぁするのが一番だと思ったから。
けど、あろう事かアイツ…

目の前で噴きやがった…―――!!

いや、その気持ちはすぐにわかったんだけどな。
何がネットリマッタリだ。めちゃくちゃサラサラな飲み物じゃねぇか!
あの顔、あの薄ら笑いをした時は何か企んでるって事、覚えておいてやる。

だいたいいつもこうなる事なんて予想しないで動いたりするけど、大体の人間は本気で怒る。
けど、俺にとったらこれは必死な…コミュニケーションで、愛情表現のつもり…なんだ。
アイツにはそんな事を説明する必要がなかった。態度が変わらなかったからだ。
ちょっと…びっくりした。
同時になんだかすげぇ嬉しくて、言葉では言い表せないもんが胸の奥で鳴った。
すげぇ優しいヤツだと思う。

スマタだのムラムラムクムクだのしょーもない事を言ったり
勘ぐらなくていいところをやたら勘ぐったりする煩ぇ〜ヤツだけど
口直しカルピス残してくれたから
今度の風呂勝負はお前のしょーもないルールでも付き合うぜ!
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