サマーウォーズ問題

August 04 [Tue], 2009, 7:23
ジブリレイアウト展と
サマーウォーズに行ってきました。

サマーウォーズはいい映画なのに困ったことになった映画でした。

※未見のかたのために白文字にしました。
「僕らのウォーゲーム」を見ていてサマーウォーズを見た人だけ
どうぞ。

レビューにしても、感想にしても、
「ネタばれは厳禁!」っていうのがルールだと思うのですが、

細田監督の出世作である「僕らのウォーゲーム」が
まさかこの映画のすべてのネタばれになっているとは思わなんだ。

つまりここまで何もかもが(タイムサスペンスの仕掛けやその収束に至る過程までが)
ウォーゲームと一緒だとは思いもしていなかった。

新要素は勿論ある。
この映画をオリジナルとして成り立たせるための要素、
より一層複雑なキャラの関係とテーマの掘り下げ。

でもそれはただ単にプラスされたものであって
「あたらしい何か」ではない。

エヴァと新エヴァの違いとか
ニキ―タとアサシンの違いとか
トトロとパンコパの関係とはこの場合違うわけですよ。

「最新作」と銘打ってるわけでしょ。
いくら予備情報を避けてたって
ビジュアルの一部を見ればもう「ウォーゲーム」がベースにあることは
分かるしもちろんそのうえで何か新しい「仕掛け」を期待していくと思うんだけど

やさしいレビュアーたちは「ウォーゲームを元に」とか
「下敷きにして」とか書いてるけど
違うでしょ。

ボンクラなレビュアーたちは「ウォーゲームのほうが良かった」とか
「ただのリメイクじゃん」とか書いてるけど
それただの優越感であって思考停止してるから。


一番の問題はせっかくの良作であるこの映画の流れが、
「ウォーゲーム」の記憶がノイズになって
最終決戦のカタルシスがすべて奪われること。
回避不能のネタばれによって。


デジモンなんて知らないで時かけの後にこれを見た人は
全然問題ないと思う。
ぜんっぜん問題ない良作。素晴らしかった。

だから今ものすごく細田監督に聞いてみたい。

2歳から80歳まで楽しめる映画にはちゃんとなってると思う。

でも細田監督の「ウォーゲーム」をたまたま見ていた人への
配慮は監督の中ではどうなっていたのかな?と。
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大阪在住のフリーアニメーター


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「星方天使エンジェルリンクス」
「シムーン」「桃華月憚」
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「魍魎の匣」 「劇場版・Fate」 「青い文学・走れメロス」
「ラブライブ!」他
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