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「あしながおじさん」に手紙を書く

私は高校2年生の女の子です。冬休みを利用して「あしながおじさん」を読んでいます。主人公のジュディ・アボットは私と同じ17歳で援助を受け始めました。私が主人公になりきって自分ならどのようなストーリにするか考えながらあら筋を追ってみたいと思います。ジュディ・アボットは孤児院の中にいる子供達の最年長です。水曜日ごとに孤児院の理事達が集まり、その理事達に粗相がないように隅々まで掃除させられ、その上子供達の面倒も全部みなければならないので、この日が一番嫌いなジュディでした。
しかし、その水曜日の晩にジュディは院長先生に呼ばれ、院長室に向かっていました。その途中で、とても足が長く、身長の高い理事の人のシルエットと出会うのです。実はこの理事の人が、ジュディの書いた作文を読んで、ライターになった方がいいとべた褒めされたのです。文筆家になれるように大学の学資をだしてくれ、その上お小遣いまでくれるというのです。その条件としてジュディに月々お礼のレター・・・といっても自分の周りで起こった出来事などを原稿に書くトレーニングとして書いて送れというのです。こうしてジュディは名前も顔も知らない「あしながおじさん」にレターを書くことになりました。

あしながおじさんとの恋愛

あしながおじさんは、ふだんジュディがいくら頼んでも返事をくれることはありませんでした。しかし、ジュディが奨学金をもらうことになり、おじさんにそのことを知らせた時や、友人のセカンドハウスに遊びにでかけることを知らせたときは、ひどく反対しました。なぜそんな些細なことで反対するのだろう?と良く考え次ぎを読み進んでみると、その行為はジュディが自分から離れていくことをひどく恐れ、あしながおじさんなりの愛情表現であったことが分かりました。ジュディは友人のこと、キャンパスのこと、勉学のこと、そして好きになった人のこと等あれこれとレターに書きました。好きになった人は、リッチな友人のおじさんでした。おじさんといっても、まだ若い人で、考え方が普段はとても大人っぽいのにたまにどこか子供のような一面を演ずる人でした。幾度か会ったり、お話ししている内に、2人とも恋に落ち、ジュディは彼から求婚されるのですが、自分が施設育ちなのでお金持ちの彼とバランスがとれないと思い、断ってしまいます。しかし、ジュディはあしながおじさんに身の上を相談するレターを書きました。最終的には、好意を抱いた彼(ジャービス・ペンデルトン)とあしながおじさんが同じ人物でジュディは好きな人本人に恋愛=ラブロマンスの問題を相談をしていたのです。

20世紀初めのアメリカ女子大学生の生活

「私のあしながおじさん」時代のアメリカでは、ジュディはあしながおじさんの援助なしでは自分の運命を変えられなかったとだろうと思います。女性作家が書いたこの「あしながおじさん」は、社会を作家の目で実際に見ていて、そこから感じた問題をとりあげたのではないでしょうか?、この本が書かれた100年前としてはかなり進んだ思想のストーリーだと思います。手紙に書かれているジュディの学生生活は20世紀初めにアメリカの女子大学生がどのような生活をしていたのか興味深く読み進めることができました。また、この「私のあしながおじさん」の本は最初の書き出し部以外をジュディの手紙だけで構成している珍しい形式ですが、その手紙の内容は生き生きとした表現で書かれていて、主役ジュディの人柄など恋愛小説として多くの読者がはまってしまったわけが理解できました。この本のタイトル「あしながおじさん」は、日本では学生を援助する者として使われ、遺児奨学金に寄付する人を「あしながさん」と言うあしなが育英会や交通遺児育英会などがあります。

「あしながおじさん」はシンデレラ・ストーリー

「あしながおじさん」は、アメリカの有名な「シンデレラ・ストーリー」と大学へ行っている姉から聞きました。そしてこの本を読んだのですが、主人公のジュディが孤児院出を恥じることなく明るく前向きに生きている姿はすばらしいと思いました。不幸なことがあってもそれに負けないで生きていれば、きっといつか幸運をつかめると言うメッセージを教えてくれる一冊でした。この本を読んで、テレビ番組の「世界を変える100人の日本人」に出たチェスキーナ洋子さんとセレブの仲間入りと言うことで思いが重なります。彼女は熊本県生まれで音楽を学ぶために公費でイタリアへ留学していました。カフェで地元の財閥レンツォ氏から声をかけられ、結婚しました。夫の死後、莫大な財産を引き継ぎ、それを世の中に捧げることを決心し、今、音楽家やオーケストラに資金を提供されています。ストラディヴァリウス氏に3億円のバイオリンを贈ったり、イギリスのオーケストラを支援したりしています。現在、ベネチアの宮殿に住んでいる方です。私は毎回この番組を見るのが楽しみです。番組が取り上げる人は日本人が誇りにできる方たちだからです。この本の主人公ジュディの生き方からもパワーをもらうことができました。

テレビアニメ映画の「わたしのあしながおじさん」

1979年と1990年に日本ではテレビでアニメ映画として放映されました。テレビアニメ映画の「わたしのあしながおじさん」では視聴者層のことを考えてジュディの年齢を少し下げています。原作はジュディが「大学へ行くための資金援助」をあしながおじさんから受けたのは18歳ですが、アニメでは年齢を下げて13歳にしています。アニメ映画は、40話もあり長期に渡って放送されることと、テレビを見る対象年齢の人々のことを考えてかなり原作を変更したり、いろいろと付け加えたりしています。この当時のアメリカの背景となる社会構造は、女性の社会進出が問題になったり、学歴を得るにはそれなりの熱意と周りによい環境が必要でした。そして主人公ジュディは、段々と心の成長をしていき最後はジャービスペンデルトンと恋に落ち資本家と結婚するハッピーエンドのラブストーリーです。「あしながおじさん」の主人公ジュディは、前向きで明るい性格に描かれています。ジュディは孤児院出身ですが、その不幸な境遇に負けない生き方をしていれば、必ずいつかハッピーになれると言う作者の思いが伝わってきます