学校週五日制

November 27 [Thu], 2014, 2:49
学校週五日制の見直しについても誤解があるように思う。

まず、教員は休みの多い楽な仕事と言う思い込みが世論の中にあるように思う。また、生徒であった経験しかなく、せいぜい適当な教育実習を受けただけの人は、授業は突然行っても何とかなるものだと思っているのではないかと思う。だが、1時間の授業のためには1時間の準備が必要になるのが普通である。それに、中学校以上ではクラブ活動もあり、クラブは土日も活動するのである。つまり、いまでも多くの教員は土曜日にするべき仕事を抱えているのだ。

実際週5日制ではなく、1,3、5週には土曜も出勤している僕の場合は休日出勤がそれ以外に年間20日以上あり、お盆と正月の休みを加えても年間の休日は70日前後ととても週休2日の人の休日数(盆正月込み120日前後)には届かない。

土曜、日曜に出勤するとき朝の通勤路が平日から比べてがらがらにすいているのを見ながら、まだまだ世の中は週休二日の人が多いんだなとうらやんでいるのが実情だ。

つまり、学校6日制になったとしても、すでに飽和状態の教員の仕事を増やすことは出来ないから、まあ半日子どもを預かってもらう時間が増える程度の効果が関の山だろう。それでいいという親も多いだろうが、政府が考えている学力伸長にはほとんど効果が無いと僕は思う。

出来る事と出来ない事

November 27 [Thu], 2014, 2:48
この歳になってやっと、「人間ってのはできることしかできないし、やれることしかやれないのだ」という真実を悟ってしまったわけなのである。それまではその、何というかハインラインが昔から言っていた「民衆は、政府が奇跡を起こせると思っている」という通りに、人類は奇跡を可能とする生物なのだと思い込んでいた節があるのだ。

確か、それを強烈に感じたのは実家のある大阪・梅田あたりで電車に乗っていた時ではなかったかと思う。電車から見ると、あの辺ぎっしりとビルが立ち並んでいるんだよね。相当昔なので今はもっと凄いことになっていると思うが、とにかく当時私は「これってみんな人間が作ったんだ」ということに純粋に感動したわけなのであった。

だってそうでしょう。人間がいなかったら、あれだけのビルは存在していないわけで、物凄いことだと思うぞ。ま、鳥の糞で島ができてしまうなどという例もあることだし、環境を変えてしまえる生物は人間だけではないのだが、それでもこれだけの短期間に、しかも自分らでデザインした環境変化を実現できる生物というのは、おそらく地球始まって以来なのではないかと思うのであった。

ゆとり教育

November 27 [Thu], 2014, 2:46
「ゆとり」の教育についての無知から来る誤解がある。

「ゆとりの教育」は1970年代の半ばに提言された「アメリカに倣ったエリート教育」に始まった考え方で、早期にエリートになる生徒を分別して、それ以外の子どもたちにはエリートに従うものとしてそこそこの教育をすることにとって教育関係予算の圧縮を図ろうと言う政策が「エリート教育批判をうけて「ゆとりの教育」と名を変えたものである。

したがって一般の市民のゆとりの教育は一部エリートのための「教育の自由化」とセットになっていて、事実2002年の「ゆとりの教育」の施行に際しては教育特区の名の下、株式会社の教育参入など自由化がすすめられた。

つまり、ゆとりの教育は日教組や民主党とは何の関係も無い制度で、最小の投資で最大の効果を求める剤迂回の考え方で、教育の世界も効果が出ると考えた経済界の意向を汲んだ人たちが推進してきた制度である。歴代の自民党政権もこの考え方に従った改革をしてきたと僕は感じている。

日本の子どもたちの学力低下がもし「ゆとりの教育」の結果だとしたら、それは民主党や日教組とは関係が無い現象であると言うことになる。したがって安倍政権で学校6日制が検討されているとしても。民主党の政策や日教組とは何の関係も無い自民党の中での日和見的な政策変更にすぎないのだ。
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