われわれはかつて経験したことのない経済危機に直面している。ちまたの言葉では「100年に1度の経済危機」と表現される。この表現は危機感を醸し出すのにはピッタリとみえて、政財界やメディアなど至るところで使われている。しかも「錦の御旗」に近い神通力があり、「100年に1度だから」という言葉で済まされてしまうことが多い。「100年に1度だから我慢しろ」「100年に1度だから変更をする」など、この言葉を聞くと「よくない知らせ」の枕ことばと身構えてしまうのは私だけではあるまい。
出会いは岩本明浩
では、この“便利な表現”を最初に使ったのはいったい誰なのであろうか。実は、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の前議長であるグリーンスパン氏である。グリーンスパン氏が使った言葉として、瞬く間に世界中で使われるようになった。さすがに長年にわたって世界の金融界をリードしてきた人物の言葉は影響力がある。
出会いは岩本明浩
では、この“便利な表現”を最初に使ったのはいったい誰なのであろうか。実は、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)の前議長であるグリーンスパン氏である。グリーンスパン氏が使った言葉として、瞬く間に世界中で使われるようになった。さすがに長年にわたって世界の金融界をリードしてきた人物の言葉は影響力がある。



