空飛ぶスパゲッティ

October 12 [Fri], 2007, 18:10
「オレ、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教だから」

PM7:26。多摩川沿いにあるレストランのオープンテラスで
久々に会った友人と夕食を食べている時だった。
彼はまさにスパゲッティをフォークに巻き付けながらそう言ったのだ

「川行きたいから、18時半二子玉改札近く集合な」
一方的な誘いに迷いつつも、定時に二子玉川駅へ向かう。
そして黙って彼の後に付いて歩く。
だんだん川が見えてくる。
川岸には草がボウボウ茂っていて、少しぬかるんだ土にヒールが刺さる
パンプスでくるんじゃなかった...
てかこんな暗い中草むらの中は危ないだろ。
蛇でもでてきたらどうしてくれるの
心の中で不平を言いつつひたすら歩くと、
川岸に小さな森みたいなところがあり、
その木々の隙間からちらちらと明かりが漏れていた

その明かりの主は、ボロアパートを改装したイタリアンレストランだった。
室内は、赤いランプがぼうっと灯っているだけでほぼ暗闇。
私たちは川のよく見えるオープンテラスに座ることに決めた。
パスタコースを待つ間、学校での出来事や彼の仲間うちで流行っている
サプライズパーティーの話など、様々な話をした。

そして
「キリスト教関係の授業が終ってから、全然礼拝とか行かないよね〜」
という話の時、彼が例の言葉を口にしたのだ。

空飛ぶスパゲッティ・モンスター教

一瞬冗談かと思ったが、それは実在する宗教らしい。
以下はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用した当宗教の主な教義である。

・宇宙は空飛ぶスパゲッティ・モンスターによって創造された。
・最初に創造したものは、山、木々、小人一人だった。
・すべての証拠が、進化はモンスターのヌードル触手によって推進されたことを示している。
・古代の人の身長が低いのはモンスターの触手によって頭を押さえられていたからであり、現代人の背が高いのは触手が足りなくなったからである。
・地球温暖化、大地震、ハリケーンや他の自然災害は1800年代に始まる海賊の数の減少の直接的な結果である。
・ボビー・ヘンダーソンがこの宗教の「預言者」である。
・信者は海賊の衣装を着る。


神がミートボールが付いたもつれたスパゲッティの塊だなんて、そんなバカな
自然災害は海賊の減少のせいだなんて、そんなバカな

しかし...
なんて面白い説なんだろう
一瞬にして興味をそそられた。

とにかく、生命や宇宙が知性ある設計者によって設計されたとする説に対し、
創造者は神だと主張する宗教らしい。

暗い森の中にある、一瞬不気味だけどロマン溢れる...
一度森を出たら二度と見つけられないようなレストラン
有り得ないようでそうかもしれないと思わされる超個性的な宗教の話。

全てが夢の中のおはなしのようで、印象深い夜だった

編集アルバイト

October 11 [Thu], 2007, 21:28
ある出版社へ面接に行く日だった。
もともと編集職希望だった私。
しかし、就職氷河期を越えたと言われる今でも、
出版業界の門は堅い。
新卒でなんて尚更だ。

だから最近ではアルバイトからでも構わないとさえ思うようになっていた。
まず出版業界の世界へ入り込まない限りは、何も始まらない気がするのだ。
雇用形態に関らず、その世界へ入り込むチャンスがある限り、
飛び込んでいくしかない! そう思っていた。

そんな折。
当出版社でアルバイトをしていた友人が
今回の編集部でアルバイトが立て続けに辞め人が足りない
ということを知らせてくれた。

公募していないにもかかわらず、
このチャンスを逃すわけにはいかない。
面接だけでも受けさせてくださいと
思い切って編集長に電話をかけた。

そして今日。
企画3本と履歴書を持って出版社へ。
アルバイトの面接だから顔合わせみたいな感じだろうと思っていたが
予想外の展開。
取り締まり役を含め4人の編集者に囲まれ
次々と飛んでくる質問に
頭フル回転で何とか答えていった。

編集者って、ツンとしたような恐いイメージがあったけど、
にこにこ頷きながら聞いてくれたり、
「面白いね」と笑ってくれたり、
話しやすい雰囲気をつくって下さいました。

逆に私からの質問に対する質問の答えの中では、
モノを生み出すクリエイティブ職ならではの
コワさをじわじわと感じた。

自分にできるかどうか。
面接では自信満々に振舞っていたけど
ほんとは不安でたまらない。
ものすごくつらいことがたくさんあると思う。
ただまっしぐらに編集職を目指してきたけど
それが本当に自分に合っているかも今は分からない。
失敗ばかりでぐっと涙を堪える毎日だと思う。

それでも、一人前の編集者になった自分が
確かなイメージとして浮かぶから、
私は死に物狂いで突っ走っていく

栗きんとん

October 10 [Wed], 2007, 22:24
今日、実家の母から小包が届いた
ダンボール一箱分の野菜や食料を、ちょくちょく送ってくれる。

今回は栗きんとんが20個以上入っていた。
もちろん手作りで、一つ一つ和紙で巾着型にくるまれ、
口は和紙をよった紐で結ばれている。
母らしい控えめな味。
純粋な栗の甘みが、口の中で秋を与える

実家のすぐ裏にある山には栗の木が何十本も立っていて、
毎年秋になるとつやつやの栗を実らせてくれるのだ。
それを栗のイガと戦いながら地道に拾う。
その栗を茹で、半分に切り、中身をスプーンでくりぬく。
ボールいっぱいになった淡い黄色の栗の実。
そこへ砂糖を適量入れ、混ぜながらひたすら潰す。

簡単そうで、肩が懲りそうな手間のかかる作業だ。
それでも母は作ってくれる。

栗おこわ、ほう葉寿司、茗荷もち、芋けんぴ、旬野菜の天ぷら...
いつも自然の恵みを生かしたその季節ならではのご馳走を作ってくれる

何でも作り出してしまう母の手。
人間の、酷い仕打ちに遭いながらも恵みを与え続けてくれる自然
それらは
小さな頃から、いつもすぐそこにあった私の宝物だ

ずんだ

October 02 [Tue], 2007, 23:44
友達から仙台のお土産をもらいました!
菓匠三全のずんだ餅です!
冷凍品で、食べる4時間前に自然解凍してから頂きます

鮮やかな黄緑色の餡を竹ベラでほっていくと...
白いお餅が5つ現れました
伊勢名物赤福のずんだ餡バージョンって感じ。
餡は枝豆のつぶつぶが残っていて枝豆度が高いです!!

う〜ん、独特な味

でもおいしい!!

餡になった無数の枝豆たち。
彼らはきっと、大切に育てられたんだろうなぁ

そう言えば、鶯餡とは違うんですね。
色が似てるから同じイメージがあったけど、鶯餡はえんどう豆ですもんね

私も仙台行きたいな

腕時計

September 29 [Sat], 2007, 2:16

先日、とっても素敵な腕時計を見つけました!
普通なら文字盤があるところに、ミニチュアのジュエリーやら腕時計やらが並べられているんです!

アメリカからのインポートもので、パラビオン神南店の棚に3点ばかり置いてありました。聞けば、全部で100種類ぐらいあり、店員さん自身も全てを見たことはないそうです。
私が見た中では、双子の人形がいるものや、赤いチェックの服を着た女の子がいるカントリー風のもの、バレリーナとトウシューズがあるものなど、一つずつに物語がありました。

宝島社発行の『Spring』に掲載されてから問い合わせが殺到し、あっという間に買われて行ったようです。それぞれ、今はどんな持ち主のもとで暮らしているのでしょう...

そのうちの一つは私のそばで時を告げてくれていますが、時計自体の中では、現実とは別の時が流れているように思えてなりません。
煌びやかに着飾ることを好んだマダムの時間か、宝石とか高価なものしか愛することができなかった王妃の時間か...それとも、亡き母のカメオを大切に持つ孤児が、やがてはお姫様になる、というような御伽ばなしの時が流れているのか。時計自体が意志を持っているようで、その謎めいた時の流れに巻き込まれてしまうのではないか、とたまに恐くもなります。
持ち主を物語の登場人物に仕立て上げるための魔力を潜ませているのではないか、なんて。

美しいものには魔が宿る。
美と魔は背中合わせなのかもしれません。

どちらにせよ、こんなロマン溢れる腕時計を腕にはめることができて嬉しいです!こんなのをデザインできるなんてすごいなぁ。作るの楽しそう



夜の海

September 18 [Tue], 2007, 19:27
これは昨日のこと。

今年の夏休みももう終り...。最後に夏の海が見たくて
突然江ノ電に乗ろうと思い立った。

カーキと黄色の車体に板張りの床 駅はほとんど無人駅。
レトロな 昭和の香りが充満している。

江ノ島駅辺りから海が見え出す
健康的に日焼けした高校生たちが 潮風に髪の毛をパリパリにして乗り込んでくる。
くだらない話題で 車両一つぶっ壊しそうなくらい大笑い。
自分にはもう戻ることのできない日々。
将来とか まだ切実に考えることを迫られてなかった...
無邪気に笑っていられた日々。

なんか少し寂しい心持ちになった。
背景にある海が そうさせたんだと思う。

そのまま鎌倉をぶらつき、和雑貨を見たり 鶴岡八幡宮でお参りしたりした。
おみくじで凶を引いたことは ここでは言うまい
気付いたらもう日が沈みかけ。結局砂浜を歩くことはできなかった
でも、鎌倉高校前駅で降りて、堤防を歩いた。

夜の海は真っ黒で 何かを欲しているようで 恐かった。
そこに飲み込まれてしまいたい とも思ったし
絶対に飲み込まれたくない とも思った。
空の海には 三日月が浮かんでいる
なんだか優しげで そのぼんやりとした灯りが
すうっ  と心に沁みたんだ。
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