浴衣会は料亭で

August 03 [Wed], 2011, 8:39
茶寮「一松」で浴衣会

浴衣撮影会が終わったら、着おさめの浴衣会です!
春に反物を探し、夏にかけて縫い続けた浴衣が完成し、最後はちょっとリッチな料亭で会を催しました。
こういった”おたのしみ”は浴衣を縫い上げた人ならではの喜びがあります♪


浅草の「一松」さんは着物や浴衣イベントには最適です。
サービス良し、お料理良し、雰囲気もしっとりとして素敵な空間です。



浴衣で料亭へお伺いする時は「白足袋」を持参します。
また、半衿をつけて夏着物風に着てみるのも浴衣を少しだけよそ行きの雰囲気にさせてくれます。
(もちろん、本気で襦袢を着てはいません(笑)この記事の後半「浴衣を着物風に楽しむ工夫」を参照ください)


2010年の浴衣会のプログラムはだるまを表紙に。

■鯉昇師匠をお呼びしました!

今年はあの”時そば”が面白い鯉昇師匠をお呼びしました!
(時そば以外ももちろん面白いですよ!)

鯉昇師匠、一度は呼びたかった・・噺家さんになるために生まれてきたようなこの風貌・・
絶対に外さないオヤジギャグ(笑)、初めて落語を聴く人も古典落語が楽しく感じる師匠です。


鯉昇師匠は長いマクラの後に「時そば」を聞かせてくださいました、夏の時そば(笑)いいものです。
とんでもなく不味いお蕎麦を食べる時の表情は何度見ても笑ってしまいます。
前座さんとしてう勝さんに落語と日本の四季についての漫談を聞かせてもらいました。
いや〜〜お座敷で落語っていいですよね。


お食事もとっても美味しかったです

たっぷり堪能した後は抽選会をしました!
この品々はみなさんが持ち寄ったお土産です♪

                                  ↑手鏡をゲット!

内輪ネタですが2010年のお教室は”だるまの年”でした
私も数日前からこんなだるまグッズを用意していました。

いつもお世話になっている箱長さんに依頼して作ってもらって手鏡と
箱帳さんからのプレゼントで鈴の手鏡を景品にいただきました♪
 
 川崎大師のだるま風鈴市で沢山のだるま風鈴を買ってきました♪


 
木工所に依頼して下駄を作ってもらいました。 箱長さんのだるま裁縫箱を参考にうるしを買ってきて必死にだるまを描いて…だるま下駄を完成。


男物と女物をそれぞれ。側面の色も変えました。作っている私は楽しいですが、当たった本人達は使い道がないだろうとは思いました(笑)庭の下駄にでもしてください。

みんな必死に景品にめがけてジャンケンです!





大満足の浴衣会でした♪2011年もお楽しみに!!


雑誌”美しいケモノ”の表紙になりました(笑)!

July 27 [Wed], 2011, 5:18
2010年の浴衣講座(去年)の撮影会の様子です。

和裁教室の浴衣講座では、反物選び〜制作を経て、作った浴衣を着てみる事で完成をみます。
自分の寸法で、自分が手縫いをした浴衣はどれだけ着心地が良く、見栄えもするかを経験します。

大抵、浅草で浴衣を着て歩いていると、外国人の方たちから写真を撮らせてほしいと言われます♪
確かに、日本に旅行して伝統的な着物や浴衣姿の人がいれば、記念の撮りたくなりますよね!


フランス人の女の子達でした


  

                   


浴衣に興味津々、べた褒めで気分良かったです(笑)

7月8月の浅草は縁日で屋台がたくさん出ています。
もう食べないわけにはいきません!
 
かき氷
             
            あんず飴

撮影が終わると、定番のお蕎麦屋さんで腹ごしらえです。

◆雑誌の表紙を飾りました!(笑)

撮影会が終わり、私たちの写真は雑誌の表紙になりました!
(着物の専門誌、美しいキモノやきものサロンをご存知の方でないと笑えないのですが!)


キモノ→ケモノに変えて、本気で遊んでみました!!(笑


裏表紙もなかなか凝ってます




緋牡丹博徒のセリフを添えると、一気に雰囲気がそっち系に(笑


長板中形の藍染浴衣は色の深みが違いますね〜
撮影しているとよくわかります



こちら奥州小紋。博多帯もバッチリな組み合わせです!


オーソドックスな白地の浴衣が、一番目立ちます♪


柄合わせの配置も計画通りです!


浴衣はすっきりと髪をまとめるとさらに涼やかに見えますね!


夏の名古屋も浴衣に合いますね!


波と飛沫の大胆なデザインも江戸浴衣ならではです!!


龍の柄の浴衣を女っぽく着こなすのもオシャレです!


こんな若い頃から浴衣や着物を楽しむ事を知っていれば!
おねえさん達はそう思います(笑



若い子が博多帯を締めている正統派な雰囲気ってたまらなくかわいいです!


浴衣を見ていると、夏は繊細さではなく、大胆さを楽しむ季節だって思いますね!


夏の麻のれんと芥子の花の浴衣が情緒あります。
文扇堂さんの江戸団扇は横一文字でカッコいいですね!



乱菊のみの浴衣が本当に素敵でした♪


ご夫婦の場合は、東京カレンダーにしてみました(笑


仲見世も表紙にすればいい雰囲気。
旦那さんの浴衣も、自分の浴衣も手縫いです


写真はほんの一部ですが、2010年の夏はこんな風に遊んでみました!!
この表紙は装丁のお仕事をされている生徒さんにご協力いただきました!


誰も使わないとは思いますが、無断転載は辞めてね!恥ずかしいから(笑)

浴衣の次は博多帯を仕立てる!

February 11 [Fri], 2011, 22:57
浴衣には博多帯!

どうしても博多帯でなければいけないのではありません。ミンサーや麻の両面帯も素敵です。
でも色々やってみて、結局、博多帯が浴衣を引き立ててくれる帯なのでは?という気がします。


お教室ではもはや名物となった”反物散らし”(笑)。
浴衣に合わせたり、他人の手に持たれた帯を恨めしそうに眺めたり・・・。気持ちも帯も散らされます。

そして・・・博多帯を仕立てます!

博多のような帯を、八寸かがり帯とも呼びます。かがり帯は単調ですが、和裁好きな生徒さん達はなぜかこのかがりが「たまらなく職人っぽい」と陶酔させるようです(笑)

かがり帯には帯用のかがり台があります。

この様に針と糸で両側から均一な力で引っ張り、台の上に座布団を敷き、体重を乗せて帯を張らせてかがります。
簡単に見えますが、かがる手順が重要です。そして一気に仕上げるのがポイントです。


紗の博多帯です。透けて涼しげな盛夏限定に占める帯ですのでオシャレです。手先の始末をしています。


お太鼓裏の千鳥掛けです。裏側の織りをひとすくいして、表には響きません。千鳥掛けをする場所は動きの必要な場所にする事が多いのです。手縫いの技法の中には機能的な縫い方やかがり方があります。しかし縫い目が美しいですよね、縫い目こそ「用と美」だと感じます。

博多を締める

2009年の浴衣会で笹島先生の帯のお話しの中で、帯は「気分や、自分の性格に合わせて」合わせるのが魅力だとおっしゃっていました。決まりごとの中に秘められた自由な遊び心を帯結びで表します!

つまり、女心と帯は連動します!

そして今日はちょっとシッポリと、女らしく。なんていう気分を表すのにこの単衣の張りのある博多帯はいか様にも世界観を作ってくれます。


博多で結ぶ角出しは本当に魅力的です。博多独特の縦ラインに動きが出てそれがなんとも艶っぽくて可愛らしい。


着物姿が美しいなぁとうっとりするのは、意外と後ろ姿に多いですね。あの人はどんな帯結びをしているのかしら?
なんて心の中で「帯当て」をしながら、後ろ姿になるのを待ったりします(笑)。


博多はもともと男帯!だからこそ、女が博多帯を締める時に漂うカッコよさはユニセックス感なのかも知れません。
女っぽい人程、博多帯で中和されるボーイッシュな可愛さを楽しんでみてください!

次は浴衣で撮影会です!!

さぁ、浴衣が完成しました!

December 31 [Fri], 2010, 9:47
■浴衣が縫い上がりました!

さぁ!毎週二時間を三ヶ月かけて縫い上げた浴衣が完成しました!!
 
↑柄合わせばっちりです! ↑子供の長袖浴衣は女の子の特権!可愛い★

白地の浴衣は夜に浮き立つので涼しげでいいですね。
お祭り好きな娘さんは出来上がるのを楽しみに待っているそうです。
そして嬉しそうに着てくれるとまた、お母さんも幸せですね。


スイスから短期で来た彼女も本当に3日間で縫い上げました!朝から夕方までの過密スケジュールでしたが頑張りました。柄合わせ、二人で悩みながら組み合わせてみましたが、後ろも前も素敵になりました♪
会津で買った桐下駄を履いて、博多帯を締めて雨の日の撮影です。


自分の寸法で縫い上げてきちんと着付けをするとこんなに綺麗に着られます!自分の寸法はまずは浴衣で
知る事がいいと思います。彼女の着姿を見るとベストな寸法で仕上がっているとわかります。とても綺麗です。
2010年度の夏の源氏物語さんの浴衣です。生地は綿絽。去年は紅型柄だった彼女はイメージを変えてみました。


毎年古典柄や大人しい柄を選んでいる彼女は今年は大胆にこの反物を選びました!
そう、浴衣は無難路線を行きがちな人にとっての冒険のチャンスです。夏と言う季節と、浴衣の気軽さという位置付け
を利用して、大人な女性こそ試してみたい自分のイメージチェンジを楽しんでみて下さい!
こちらは三勝さんの浴衣です。ペプシのCMで使われた浴衣地だそうですが、シュワシュワ〜とした泡立ちがポップで
爽やかですね。


20代前半の彼女が、和裁が初めてなのでと緊張しながらも、手に汗握りながら浴衣を縫い上げました!
和裁が初めてという方にいきなり浴衣はと思いますが、でも浴衣は何度縫っても大変なものです(笑)。
和裁ほど、裏側の始末に時間をかけるものはないのではないでしょうか。縫うだけだったら簡単な工程も、
その縫い代をどう始末するか、これは経験関係なく根気と気合で乗り切ります!(笑)
その為にもみんなもやっているというお教室と、8月に浴衣会があるという締切が刺激になっていいんですよね。
こちらは源氏物語さんの綿紅梅です。


彼女も同じ様に和裁始めての初心者でした。身長が高い彼女でしたが、マイ寸法で仕立てた浴衣はとても似合っ
ています!女性の着物は首から頭の長さ(約7寸、28pくらい)がおはしょりになっています。
ただ浴衣では短い反物があるので(各メーカーさんによって違います、来年のブログでその違いを紹介します)
おはしょりを多少減らしても良いかと思います。


菊尽くしの反物です。よく浴衣でサクラや椿の花が使われていると「季節感が違う」と気にする方がいますが、
思いこみがある様に思います。どんな草花でも、デザインとしてみれば夏のひまわりよりも、椿の方が日本らしい
大胆さが表現されるかも知れませんし、大人っぽく演出したければ菊の方が色気があって涼やかかもしれません。
大切なのは雰囲気であって、ウナギを食べに行く時はあの椿の浴衣を着たい、とか、浴衣の雰囲気を自分の楽しみ
たい演出に合わせて着こなすという事も素敵だと思います。
反物の裏側を見るとよくわかりますが、これが綿紅梅という生地です。こちらは新粋染さんの反物です。


去年は有松絞りの浴衣を縫った彼女ですが、今年は旦那さんの浴衣を縫い上げました。女性物を何度も縫って
いる人にとって「男物ってなんだか楽ですね・・・」と感じる方が多いです。男物は着丈(おはしょりなし)がその
まま身丈になるのでその人のジャストサイズでないと難しい場合があります。男物の丈こそ、こうやって浴衣で
知る事が出来るのでまずは浴衣から彼や旦那さんの寸法を作ってあげてみてください。
こちらは源氏物語さんの男物の浴衣です。


↑瓢柄               ↑燕に裏は柳柄
夫婦で浴衣をあつらえる時、柄は違うけど”染め方の手法”を揃えてみるというのは日本人らしい奥ゆかしい
楽しみ方な気がしました。こちらは竺仙さんの両面染(籠染)です。(2009年に工場は閉鎖され、無くなってしまい
ました。今ある反物はかつて染められたものです)袖口から覗いた時や褄が翻った時に見える裏側に気づくと
「え、何か見えた、見せて!」となりますよね、野暮ですが見たいものです。
彼女は今年自分のと旦那さんのとで二枚仕立てて、この夏を楽しみました★

これは夫婦にしか解らない裏事情です(爆)!


二人は趣味でハーモニカを吹いています♪
若い子が着物を着ないと言うけれど、日本にこんな風に夫婦で浴衣や着物を楽しんでくれる大人がいたら、
絶対に感化されますよね!

■浴衣を縫う時のちょっとした工夫

 
トンボを付けました。トンボとは二股に分かれた部分に付ける補強です。
よく芸人さんの着物を縫う時に袖付けに補強をして欲しいと言われます。高座でもその部分は脇の下でほとんど
見えない事に気づきました。袖口を持った袂に物を入れたりする時は補強はあったほうが安心みたいです。
なので今回は、念の為、旦那さんや彼氏がこの浴衣を沢山着てくれる事を願いつつ・・・トンボを付けました。


居敷当や肩当てのチドリがけ。縫い代の折り返しが出ない様に、またよく動く場所にはチドリがけをします。
”縫い目が動く”事によって維持出来る縫製は手縫いならではの知恵だと思います。

■浴衣を着物風に楽しむ工夫


笹島先生の本に半衿ジレーというのが載っています。
先生が撮影時によく利用していた所謂、襦袢もどきです。私達はここに夏の絽半衿を付けました。
これは晒木綿で出来ているので汗を吸うし、薄着でいられるし、作り方が簡単ですし、この半衿ジレーごと洗えるので
半衿を何度も付け替える必要なくとても便利です。

実際に半衿ジレーを付けて浴衣を着てみました!


やっぱり奥州小紋や藍染の長板中形などのワンランク上の浴衣を着る場合は、
半衿を付けると上品な涼やかさが演出できますね。

以上、完成報告でした。

昔は浴衣は一晩で縫ったとか、昔は〜などという話を聞きますが、そういう話を聞いた時は「凄いなぁ」という気持ち
だけで十分だと思います。針を持った事のない今の私達が怖気ずく必要はないと思います。なぜなら、今はみんな
がそれぞれの仕事を持ちながら、めまぐるしいスピードで環境が変わっていく生活しています。そこから浴衣を手縫
いする時間を作り、そして美しいものを縫い上げたという事がどれだけ大変で貴重な事かを実感できるのは、この時
代ならではの楽しさだと思うからです♪


次は、博多帯です!!

浴衣を手縫いする

December 14 [Tue], 2010, 11:04
■38p×1200pの反物が浴衣になる
さぁ!各メーカーさんから買った反物を私たちのサイズに仕立てます。


反物の巾の狭さが、デザインの豊富さを産みます♪
今の日本の小中学校の家庭科教育では反物から仕立てる浴衣を教えてくれる学校は滅多にありません。洋裁の型紙文化は量産に向いていますが、型紙の存在しない和裁は反物を小幅(38〜40p)にする事により、仕立て直しの工夫とデザイン(柄合わせ)の多様性が生かされるようになっています。

柄合わせに関して言えば、反物から作る浴衣の魅力は、反物が小幅なので身頃が四分割で出来ているゆえに柄あわせのバリエーションに富んでいます。

例えばこの様に、片寄の縞柄の場合は左側に太い縞を交互に持ってくる事でリズミカルな雰囲気の柄合わせになります。これを追裁(おいだち)と言います。また、下の様に左側の袖と身頃の太い縞を左に寄せて、右側袖と身頃の太い縞を右側に置きく事で鏡のようにシンメトリーなデザインになります。浅草ではお祭りの時などの威勢良く目立ちたい場所で着たい場合にこの柄合わせをよく見ます!


注染の浴衣に多い大柄の飛び模様は、この様にどこ部分を優先して柄合わせするかある程度ルールがあります。着物は左前に着ますので左側の膝辺りの柄は上向きのメイン柄を持ってきます。そしてお袖は左前、右後側に目立つ柄を持ってきます。そして注染の浴衣によくあるのですが、約2尺6寸(1メートル)おきに、柄の継ぎ目があり、これが目立つ場合は帯の下〜おはしょりの中(水色のゾーン)に入れるように配置します。シミや汚れがある場合もここに入れますと、着た時に全く解りません。またお尻の部分に大きな柄を二つ並べたりすると、お尻が大きく見えたり、お猿のお尻みたいに目立ってしまう、ので三十路過ぎても乙女な私達には絶対にあってはならない柄合わせです!キリッ!!

この柄合わせの仕方は一例ですが、とにもかくにもこの小幅ならではの布の配置のバリエーションは、途方もない組み合わせが出来るのですが、どんな体型の人でも反物一反で全て過不足なく仕立てられるようになっているのは、日本人の身体の寸法の鯨尺がベースとなって反物の幅と長さになっているからだと言う事に気づきます。
ちなみに…お教室では、あえて昔から使われている尺寸の鯨尺を使い続けています。いつかお教室の生徒さんが、髪を切る時ですら「前髪を3分5厘切って下さい」とかサラっと言える様になるのを夢見てます(ウソです)。

■柄あわせ
全体の柄合わせ
幾通りもの柄あわせの中から好みのイメージで組み合わせます。
とはいうものの、柄合は数十種類のパターンの中から選ぶというものではなく、注染で染められている浴衣では、だいたいの配置の仕方が決まっています。その中から柄の大きさ、デザインの雰囲気、華やかにしたい、スッキリ着たい、などの好みを考慮しつつその都度決めて行くというものです。

 
↑上前(左前)のメインの柄合わせ↑身頃と袖の柄のバランスを考慮した柄合わせ(決定後は糸印を付けます)

■裁断
13メートルの反物を大まかに柄の配置のデザインをし5等分(身頃2枚・袖2枚・衿衽1枚)で裁断をします。




さらに細かい部分の柄合わせをしながら印付けをして縫いはじめます。

部分的な柄合わせ
■縦縞を合わせる
 
男物の単衣を仕立てています。裄の長い人なので、袖幅の割り(わり)を入れました。
その割りの部分が目立たない様に、均一な感覚で縞がくるように縫い合わせました。
これも柄合わせのひとつです。

■背の柄を合わせる
 
型染では柄がピッタリと合い易い物が多いです♪

 
初めての手縫いの浴衣の方が殆どですが、みんな上手に縫い上げるものです♪


ママは娘さんの盆踊りで着る浴衣を制作中です♪


彼女はスイスから夏休みにやってきてトンボ帰りで帰る為に、三日間で浴衣制作にチャレンジしました!

次は、完成です!!

2010年浴衣の反物を選ぶ〜雪花絞りの旅〜

December 14 [Tue], 2010, 0:51
只今お教室では綿入れ半纏まっただ中ですが、ブログの方は大変時期外れですが
今年の夏の浴衣作りの報告をさせて頂きます!

■浴衣の反物は専門店から購入!■
今年の浴衣作りは4月にスタートしました!

毎年お世話になっている竺仙さんは職人さんと二人三脚で浴衣を作り続けてきたメーカーさんです。

毎年、アパレルのメーカーさんでも浴衣の反物を扱う事が多くなりましたが、私たちはそこをあえて、
昔から浴衣を専門に取り扱っているメーカーさんへ購入しに行きます!
浴衣の反物と言っても、様々な種類があり染色技法や生地の種類によって分けられています。
同じ柄が殆どない反物を自分に当てながらどんな雰囲気になるのか、どれが自分に似合うのか
などウキウキしながら、その染めの違いの魅力や面白さも同時に覚えて行きます♪

2011年はこの色々な種類の浴衣を作っている各職人さんの現場を訪れてその魅力を探るツアーを企画します!

注染・ロウケツ染      注染・かご染(両面染)      型染・綿紅梅        型染・奥州小紋

今年は源氏物語さん三勝さん新粋染さんからも購入し、また有松絞りを買いに名古屋へ向かいました。

■絞りを買いに有松へ■

私達はお手製のしおりを作ってはりきって出発です。有松へ来られた際は町並みボランティアガイドを予約されると、より楽しめるかと思います。とても詳しく有松の歴史を案内してくださいます。

今回は昨年もお世話になった張正さんへ雪花絞りはどうやって作られているのかを見学に行きました。

※普段は作業で手いっぱいなので見学は承っていないそうです。
こちらのブログを見たという事でのお問い合わせはお控下さい※



江戸時代に有松絞りを有名にした「豆絞り」を復元した鵜飼良彦さんです!!
丁寧に数十メートルの反物を折りたたんでおります。


豆絞りは意外にもひとつひとつを絞っているのではなく、こうやって蛇腹状に折りたたんで
板締めで染めあげている技法でした。それにしても研究熱心でないとこの形での復元は思い付きませんね。
手間のかかる作業ですので、他の手ぬぐいと同じ金額を求めるのは酷ですね。


今回、ご案内していただいたのは鵜飼さんです。素人の私達に解り易く丁寧に教えて下さいました。

■布を折りたたむ
雪花絞りの元になる反物の折り方を教えて頂きました!

約40センチ幅の反物を柄の大きさによって何等分かに折り、それを△に折りたたみます。
この作業は単調に見えますが、シンプル過ぎて難しい事がわかりました・・・

そんな時にふと柱に目をやると・・・「急がずあせらずゆっくりと」

了解いたしました!!気を取り直して最後まで折りたたんで完成させました。

しかし・・・


左が私たちが(ある程度器用だと過信していた私たちが(汗))折ったもの。右が鵜飼さんが折ったもの。
小さなミリ単位のずれが・・・命取り。右のずらーっと並ぶ反物は40p×1300pの反物だったと思うと、
この作業は集中力との闘いと言う事がよくわかります。始めたら最後までやりきらないとダメですね。

この誤魔化しのきかない正確な”折り”の作業が、模様にそのまま反映します。
丁度、染めあがった状態の反物が干されていました。


欲しい〜っ、プロが折ったものが欲しい〜


先ほど折ったものがどこの模様になるか説明して下さいました。


染料を付ける場所や、浸ける量によって柄が多種多様に染上がります♪万華鏡の様な美しさですね。

工場に連れて行ってもらい、今度はどうやって染料を浸けて染めているかを見学させていただきました。


水の張ったプールにはこれから染める反物が浸してありました。布を染めるってこんなに水の量が必要なんですね。

■雪花を染める

水中メガネらしきものを装着、薬品を入れて温めた染料の中へ先ほどの折りたたんだ布地を浸します。
その浸し加減というのが、長年の勘ですね。そして急いで水で染料をある程度流して・・・


水の張ったプールで折りたたみを解いて全体をすすぎます。何度もすすぐ内に、どんどん色が変わっていきます。
そして干しているうちに、空気に触れて青色に変って行きました。ワクワクする瞬間でした!

その後、干して地のしをして、このような雪花絞りが染上がります!!


雪花絞りは一見簡単そうにみえますが、工場に行って感じたのは、一発勝負の仕事なのだなという事です。
浸けて→水で流して→プールで洗う、の導線を予めシュミレーションしてから一気に染め上げる事が
大切になりそうです。布を浸ける加減で柄の大きさや滲み方が大きく変わる事、13メートルの長さを均一に
同じ大きさの雪花柄を連続させていくのはとても難しい技術だと知りました。

とても忙しい時期にここまで作業を細かく見せて下さって本当にありがとうございました。
雪花の魅力は反物の中でリズミカルに散る花の清々しさにありますが、実際のお仕事そのものが一定の
リズムを崩さずに緊張した作業の中にある染めの技術なのだなぁと感じました。


雪花絞りを女の子の長袖浴衣に、豆絞りを男児の甚平に仕立てました。

※2011年の夏の浴衣講座では、雪花絞りの反物を浅草着物工房より注文可能です。詳細決まり次第お知らせします※

次は、お教室に戻って買った反物から「浴衣作り」へ続きます。

★和裁教室生徒さん募集のお知らせ★

November 03 [Wed], 2010, 7:30

●●○和裁教室の募集案内です○●●


一クラス6人以内での少人数制になります。
木曜日・土曜日の昼コースと土曜日の夜コースは隔週になります。
1回4時間のコースになります。 平日(火曜〜金曜)は毎週2時間のコースです。


2011年12月からの募集です

10:00-12:00 - - - -
13:00-17:00 - - -
19:00-21:00 -
            

●=満員 △=空席があります。お教室の空き状況やご予約をしたい場合は、

こちらからお問い合わせください。優先的にお知らせいたします。


 ■お月謝■2011年度 
入会金 10.000円
 

内容 長期コース 単発料金
基礎コース 甚平・肌襦袢・ウソツキ襦袢

・長襦袢・浴衣・半巾帯

・単衣長着・綿入れ等

12.000円 3.500円
中級コース 正絹単衣長着・羽織(単衣)

・名古屋帯・袋帯等

12.000円 4.000円
上級コース 袷長着・袷羽織・袷コート

・絵羽物(振袖・訪問着)等

15.000円〜 4.500円〜
プライベートレッスン 内容ご相談 3〜6.000円/1h


こちらのお教室ではお月謝制になっております。
質問などもご遠慮なくお問い合わせ下さい。


★★お問い合わせはこちらから★★

お裁縫箱を誂えました!

June 19 [Sat], 2010, 3:56
用と美の裁縫道具
〜桐のお裁縫箱〜
和裁教室のみんなで浅草の箱長さんでお裁縫箱を注文しました!

箱長さんは桐に「木目込み」を施してこのようなぬくもりのある可愛らしい箱を作って下さいました。


和裁教室では会社帰りにお稽古に通う方が多いので、軽くてコンパクトな桐の素材がぴったりです。持ち運ぶ事を念頭に置いた裁縫箱ですので、時代焼きという加工は傷や汚れが目立ちにくく携帯するお道具箱としても最適です。♪

■□ 携帯性のある道具箱の大きさ

今回のお裁縫箱はフルオーダーですので厚さも指定して薄く仕上げていただいています。とても軽いです♪
また携帯も出来る大きさを考えた時に、裁ち鋏など大きい刃物は一緒に入れない方が針道具は収まりが良いです。
5寸定規が斜めに入る大きさにしてあります。

■□ 裁縫箱の機能性は箱の深さにあります
お道具箱は深さのある箱+かぶせ蓋に限る!と思います。というのは、お稽古に必要な糸の種類(しつけ糸・木綿糸・絹糸など)が増えて行くうちに箱の高さが薄かったり二段式だったりすると一つの箱で収まり切れなくなります。なによりも針山に待ち針を刺した状態で収納することも多く、そういった場合は箱に高さが必要です。この全体を覆うようなかぶせ蓋ですとそういう点で融通が利きます。また、お裁縫の際には布端や糸くずやらの細々したゴミが出ます。裁縫箱のふたを裏返しにして糸くず入れにして作業すれば身の回りも整頓した状態で針仕事がはかどります♪


こちらの裁縫箱に合ったお道具袋を手ぬぐい一枚で作ってみました♪

袋の持ち手の片方だけに紐を付けて巻きつけて紐先を挟み込めば平らな状態でストンと鞄に入れて持ち運びが出来ます。
浅草橋の玩具問屋さんの手ぬぐいにお祭り用のピンクの豆絞りを裏地に付け、あづま袋にまちを作って袷仕立てにしました。




以上、お裁縫箱のご紹介でした。今後とも和裁にまつわる道具をご紹介したいと思います♪

これらのお裁縫箱の注文が出来ます

男と女の帯解き心理

March 23 [Tue], 2010, 13:33
ついに、夏の浴衣講座がこのイベントで終わろうとしています。
2009年の和裁教室の浴衣会は両国の江戸東京博物館で開催しました。


その名も1107艶芸会
イイオンナえんげいかいと読みますが、まともに言うとこっぱずかしいです。

 
とはいえ、きちんと寄席文字で書いて頂きました♪プログラムは豪華です。



帯研究家 笹島寿美先生 
  「帯のはなし、結びのはなし」
紙切り 林家 正楽師匠
落語 古今亭 志ん輔師匠 
「船徳」
落語 春風亭 一朝師匠  
「青菜」 





生徒さんもどんどん耳が肥えてきて、年々グレードアップしてきました。今年は夏らしくて、夫婦の笑えるお話が聞きたいなぁと思い、一朝師匠の「青菜」をリクエストしました!前半は笹島先生のイイ女艶芸会というタイトル通りのちょっと艶っぽい帯や結びについてのお話をしていただきました!
 
受付でみんなの来場を待ちかまえている間、楽屋では笹島先生による着付けと帯結びがされていました。



いよいよ演芸会がスタートです。笹島先生と半巾帯を結んだ生徒さん達の登場です!


↑↑ちなみにこのめくりは寄席文字が書ける生徒さんが書いて下さいました!!
笹島先生の愛情とバランス感覚って、いつも基本は男と女があるんですね。二つで一つ。



着物を着付ける、帯を結ぶ、身支度を整える、着物を仕立てる、着物や帯を通したコミュニケーション。
時には言葉以上に伝わることがあります。それが今の時代、何よりも新鮮な発見であり感動です。
時間をかけて縫い上げた浴衣を着ている私達も共感しながら聞き入りました。

それにしても、先生のこの帯解き講座は面白いです!!
お時間ある方はぜひみてみてください!かなり参考になります!(笑)R30指定動画です!


笹島先生の後は、紙切りの正楽師匠!



生徒さんからの注文で「石川遼君」を切っていただきました!


紙切りで旬のもの、流行っているものを切ってもらうのっていい思い出になりますね!!

次は志ん輔師匠です!なんと「船徳」をきかせて下さいました。かなり熱演でした!



最後のトリはお待ちかね、一朝師匠の「青菜」です!

  

もう。。。笑える、この夫婦馬鹿だぁあ〜って言いながら、どこか愛おしい。



これが一朝師匠の演じる青菜なんですね。生徒さんからも大好評でした!

                   

 

師匠の人柄の良さもにじみ出ている気がしました。
今年とっても楽しい時間を過ごせました!

最後に集合写真です!


楽しんでいただけたでしょうか?沢山のご来場ありがとうございました。
今年もご家族やお友達連れてまた沢山連れて来て楽しんで下さい!!

今年は一般の方達にも楽しんでいただけたらと思っています。


2009年度、浴衣講座のご報告はこれにておしまいです!

浅草で手作り浴衣の撮影会!

March 23 [Tue], 2010, 11:43
お仕事を持ちながら毎週2時間のお教室に通って浴衣を縫って、だいたい合計24時間程度で浴衣は仕上がります。もちろん宿題の量によりけりで多少変わりますが、生活やお仕事に無理なく仕上げるにはそのくらいです。なので大変丁寧に仕上がっています。一度手縫いの浴衣を縫ってみると本当に感動します!

浴衣を着て町に出ました!

浅草は着物が似合う町。浴衣が似合う町です!
そして七夕!
笹の葉よりも多い短冊の数!いちいち行事にかこつけて私達も浴衣を着て町へ繰り出します。
 
子供の無邪気な願い事の合間に、しっかり大人の事情がぶら下がっています…税金、再婚・・・

いつもお世話になる鰻屋さんへ。一応、大人の女性らしく「隅田川が見渡せる席」を予約するのですが、
眺めた試しがありません。鰻とガールズトークに夢中です。
  

鰻を食べながら、未婚乙女達の未だ出会えぬMY彦星の捜索願を短冊に込め、とりあえず乾杯!


       ↑ 胸元に「ご予約」札を入れております。↑

ある時はお教室のマンションの屋上から隅田川花火大会を楽しみます。


  

そして夏の浅草で浴衣撮影会をしました!!

自作の浴衣を着る1107(イイオンナ)達・・・


日本女子ってやっぱり浴衣が似合いますねーっ!


紫の絞りとオレンジがステキです。麻と綿の混紡で半巾帯も作りました。


瑞々しいです!社会人一年生、頑張って縫い上げました!


この青はとっても明るくて目立つ色ですね。本当に涼しげですね。


墨東の川辺に浴衣姿のイイ女あり・・・。向島方面から浅草の方をみた風景です


源氏物語さんの紅型風浴衣です。可愛らしい雰囲気にぴったりです!


浅草演芸場の前でツーショット!どちらも源氏物さんです。


雷門って裏側から撮影です。浴衣がこれだけ集まると結構目を引きますね。


夜の浅草寺です!


お〜い、と言ったら手を振ってくれました。隅田川を渡る吾妻橋です。


アサヒビール本社の屋上にラウンジがあります

 
そこでクリームソーダを注文。   ここから建設中のスカイツリーが見えます!


喋り疲れた乙女たちの憩いの場。一人でも行ける気軽ないい場所です!


浅草は8月はずっと縁日みたいになっていて楽しんです♪

 
浅草は、5月の三社祭から浴衣を着始めるのでかなりの長い期間浴衣が着れます!


おかあさんに浴衣を縫ってあげた孝行娘です。

次は、8月に両国の江戸東京博物館で開催された浴衣イベント、落語会のご報告です!!