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創立25周年を迎えたキャラメルボックスの夏はあの人気作をWキャストで / 2010年07月13日(火)
1992年の初演以来、劇団結成10周年の1995年、15周年の2000年、さらに25周年の今年と、4度目の再演となる人気作『また逢おうと竜馬は言った』。今では『風を継ぐ者』『俺たちは志士じゃない』など幕末物も大きな魅力となっている同劇団の、初期の契機となった作品だ。今回は主人公の旅行添乗員・岡本を若手の畑中智行と左東広之が、彼の憧れの存在・坂本竜馬を劇団の看板である大内厚雄と岡田達也がダブルで演じ、畑中・大内ペアを海組、左東・岡田ペアを空組として上演する。その海組の初日が、7月10日、東京・サンシャイン劇場で開幕した。

『また逢おうと竜馬は言った』のほかの写真

ツアーコンダクターなのに乗り物酔いをする岡本(畑中)は、何をやらせても失敗ばかり。ポケットに『竜馬がゆく』の文庫本をしのばせて、壁にぶつかるたびに竜馬の真似事をする竜馬ファンだが、“男の中の男”にはほど遠い毎日を送っていた。そんなある日、岡本のせいで同僚の本郷(石原善暢)とその妻ケイコ(岡内美喜子)が離婚の危機に陥ってしまう。岡本はふたりの仲を元通りにしようと、彼にだけ見える竜馬(大内)に問いかけながら、必死に想いを行動に移してゆく。ようやく夫婦が話し合いをすることになりホッとしたのも束の間、ツアー客の石倉(渡邊安理)と彼女を追う棟方(阿部丈二)らによってある事件に巻き込まれ……。

理想の人物像に自己投影して陶酔するものの、実生活では真逆の自分に落ち込むというのは、若い頃なら誰でも経験する感情だろう。高1から26歳になるまで竜馬に憧れ続け、傷つくことを怖れて気弱な笑顔を浮かべる岡本に、劇団の若手注目株・畑中の必死さがハマっている。そんな彼を見守る竜馬は、対照的に鷹揚な構え。あくまで岡本の心が映し出す存在とあって、ベテランの大内演じる竜馬も上から諌めるというより、焦って暴走する彼の横を軽やかに伴走してゆく印象。そんなふたりの絶妙なやりとりが、満員の客席を笑いで揺らしていた。

一方で、薩長同盟で活躍した竜馬に自分をなぞらえながら、同僚の夫婦ゲンカを解決しようとする岡本の姿に、初めは確かに違和感を感じるかもしれない。だが物語が進むにつれて、人は誰も半径5メートルの小さな世界に向き合いながら精一杯生きていることに気付くのだ。岡本も日常を自分なりの勇気で変えることで、ようやく“竜馬”に頼らない自立した大人へと成長する。その甘い痛みをストレートに表現できるのも、この劇団ならでは。キャラメルボックス・ビギナーにこそ観て欲しい舞台である。

公演は8月8日(日)まで、東京・サンシャイン劇場で上演。その後、8月14日(土)から16日(月)まで愛知・名鉄ホールにて、8月21日(土)から 29日(日)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて公演。

取材・文:佐藤さくら

【7月12日16時49分配信 @ぴあ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100712-00000001-pia-ent
 
   
Posted at 06:23/ この記事のURL
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