最初に。 

2005年12月31日(土) 18時15分
どうも。櫻井 憂(さくらい ゆう)です。
このブログには、日記だったり変な小話を書いたりしたいと思います。
変な小話は小話になってないかもしれませんが、そのへんがもう自己満足でーす(マテ)
すごく自分勝手なブログですけど、これからよろしくおねがいします。


とりあえず、2000文字でおさめるのがすごく難しいです…orz

「はじめまして」(2) 

2005年12月29日(木) 18時12分








結局、この日は授業が全部終わったのを確かめてから教室に戻った。
すると、いつも一緒の固まりの中の1人が私を見つけるなり、サボり魔、と悪態をつく。
うるさいよ、と軽くかわして机の横にかかってる自分の鞄を背負う。
さぁ、帰ろう。
そう、思って振り返ったら、男。しかもめちゃめちゃ息切れしてる。
「…だれ」
何時の間にか肩をつかまれてた腕を見ながら、言うと。
図書室で、とだけ答えられる。
「あぁ、あの時の。」
そう私が言うと、男は安心したように大きく息をはいた。
そんな男の後ろで遠巻きに知り合いが何事かと見ていて、
何が珍しいのか、廊下でも何人かが足をとめて見てた。
なんだか動物園に初めてきたパンダのような扱いだった。
…とか言って、ウソ。ただの野次馬だよ、みんな。
ぼんやりと、考えていると。私の方をつかむ男の腕の力が強まる。
痛い、と言おうとすると、男はそんなことをかまわずに喋り出す。

「俺、あのとき、伝えたいことがあって。」

その瞬間、ギャー告白?!と言う声があがる。

「なんかパクパク金魚みたいになってたね。」
と、私が笑いながら言うと
男はあー、やっぱり。と言いながら、自分の頭をかいた。
そんな男になんだったの?と聞けば



「はじめまして、って伝えようと思って。」




と、答える。意味がわからなかった。
そして男は私が問い掛ける前に、
じゃあまた明日といそいそと教室を出て行ってしまった。


その瞬間、周りに群がって来て勝手に言われる言葉なんて耳に入ってぬけるだけだった。
はじめましてって伝えたくて?
どういうこと?
こんなわけわかんないことされたのは初めてだった、から。
緊張みたいな、よくわかんないドキドキが体中に響く。
手のひらに汗をかいてきているのも、
男の言葉がずっと頭の中にながれてるのも、
男の顔がはっきりと頭の中に残っているのも、
だんだん顔が重くなって、熱くなっていくのも、

きっと、そのせいだと。思う。思いたい。

「はじめまして」 

2005年12月29日(木) 17時17分




ある朝、ううん、もうお昼になってたかもしれない。
とにかくわかんないけど、太陽が照ってて、微妙にあたたかかった。

「まじ暇」

授業がダルくて、こっそり図書室でサボってた。
暇だと思うなら授業に出れば時間はつぶれるのに、
あんな面白くないことで時間をつぶしたくなかった。
単なる我侭。
図書室にきたはいいけれど、別に自分は本を読むタイプでもなかったし
そもそも、図書室に来た理由は「人がいないからきっと見つからないだろう」って事だけだった。
こんなに、たくさんの本の中にいても。
何一つ、興味は出てこなかった。
太陽の指しこむ窓のそばで、まぶしさに目を細めながら外を見た。
よく見ると、自分のクラスが体育でグラウンドに集まっていた。
女子は体育館なのだろうか、男子だけがはしゃぎながらサッカーボールをころがしている。
サッカーかぁ。
どうでもいいや、ルールわかんないし。第一バレたくない。
そう、思いながらカーテンを閉めようとした、ら







誰かが、こっちを、
見ていた。







ヤバイ、バレた!
そう、思って思いきりカーテンを引っ張って閉めようとしたら、
見ていた、男が、なんとなく口を動かしているのが、見えた。
あぁ、他の人に言っているのかもしれない。
それならもう、隠れても意味が無いと思い、その様子を眺めていた。






…あれ?







男は、誰かに喋っているのではなく、
口パクで何かを伝えようとしているようだった。
何回か、口を大きく開いては、『もう1回!』と言うように人差し指を私に向かって押し出す。
何だろう、男は何を伝えようとしているのだろう。隠れろ!とか?
でも、その男が頑張っても、私に伝わることはなかった。
最終的に、男は先生に怒られて、渋々授業に戻って行った。
正直そのときに見つかったと思ってたら、
どうやらその男が上手い具合にごまかしてくれた、らしかった。
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