去年の年末くらいからイタリアものをチェックしているのですが、有名なプログレグループやその前身グループのビート/サイケ時代が結構面白いです。
1、Quelli / Same (日本BMG BVCM-35448)`08
のちにPFMとなる、スタジオ・ミュージシャンとしても名高かったグループの、69年の唯一のアルバムにシングル音源などをボーナスで追加した、ほぼコンプリートコレクション。
60'sイタリアン・グループの定石どうり、ほとんどの曲がカバーか職業作家の作品ですが、演奏力の高さに定評があっただけあってなかなかシャープな演奏で、基本ポップな選曲だがカチッとした印象でなかなか楽しめます。
Hollies・Turtles・ミシェル・ポルナレフなどのほかに、TrafficやNiceなどのサイケデリックな系統のカバーを取り上げています。
Trafficの「Hole In My Shoe」のカバーは、中間の女の子のセリフもイタリア語でちゃんとやっているこだわりぶりが面白いです。
末期のシングルのメンバーの自作曲「Quattro Pazzi」はZeppelinのフレーズを拝借していたりして、当時制作上の自由をほとんど認められなかった中で、着実に新しい時代を見据えていた事を垣間見ることができる、そういう意味でのドキュメント的な内容とも言えます。
2、I Pooh / Cantaitalia (イタリアDuck GRCD 6239)`00
I Poohが66年からレコードをリリースしていた事を知ったのはつい最近なんですが、66~70年の音源は軽快で良質なサイケ・ポップで、ガレージファンにはきついですがサイケファンにはぜひチェックしていただきたいです。
これはシングルを中心に編集されたベスト盤で、「Piccola Katy」や「Goodbye Madama Butterfly」など主だった曲が聴くことができます。
ジャケットをのメンバーはなかなかのModなルックスで、プログレのイメージからするとびっくりしてしまいますが、ごく初期はWhoやSpencer Davis Group、そしてRascalsのカバーをやっており、その変遷の経過が気になってしまいます。
I Poohはもうちょっと集めてみたいと思っています。
3、New Trolls / Same (イタリアWarner Fonit 3984 26612-2)`99
4、 〃 / Singles A's & B's (イタリアMellow MMP 230)`94
New Trollsのビート・サイケ時代67~69年の音源は、この2枚と1stアルバムで揃います。
69年ごろにはほとんどプログレな曲もありますが、ややハードな演奏とイタリア的な朗々とした歌いっぷりのミスマッチが味わい深いです。
彼らはデビュー当初からほとんどがオリジナル曲で、今回紹介した3グループの中では最も恵まれた制作環境だったのかなと思います。
2枚とも結構前にリリースされたもの(3は91年盤の再プレス)のせいか音圧がかなり低いので、この辺の音源をまとめたCDを出して欲しいところです。
60年代のイタリアのシーンは、ちょっと日本と近い部分があって、レーベルサイドとの確執にドラマを感じます。
当面、メインのほうでイタリアものをいくつか取り上げて行きたいと思っています。
- 聴きログ |
- URL |
- Comment [0]






