棒つきキャンディー

2006年12月26日(火) 18時12分
子どものころ大好きだった

ぺろぺろと舐めながら

口の中にゆっくりと広がっていく甘さが心地よくて

暖房の効いたあたたかい部屋の中で

家族のぬくもりを感じながら

ぺろぺろと舐める棒つきキャンディー

大人になって

ブラックコーヒーを飲むようになり

次第に甘さから遠のいていった

いつしか口の中はしっかりと苦味に覆われて

もう甘いものなんて受け付けなくなっていった

今日

寒い部屋の中でひとりで棒つきキャンディーを舐める

少し涙が出た

こんなに甘かったかな…

子どものころ

周りの大人やいろんなものに守られて

見なくていいモノは見ず

聞かなくていいモノは聞かずに過ごした日々

あの日

住み慣れた街をあとにした私はひとり小さな鞄を持ってこの街へやって来た

そして

いきなりいろんなモノたちに襲われた

今まで見なかったモノ

今まで聞かなかったモノ

様々なモノたちが一気に私の心に押し寄せてきた

そして

耐え切れなくなった私の心は

ある日壊れてしまった

二度と戻ることのない心

今ばらばらになったカケラを集めて

ただ外側だけを治した心は空っぽで

風が小さな音を立てて通り抜けていくだけ

いつかまた

あの棒つきキャンディーを舐められるかな…

あの頃のように

暖かい部屋の中で大好きな人に守られて

口の中いっぱいに広がっていく甘さを

もう一度

もう一度感じたい

Christmas

2006年12月25日(月) 7時08分
子どものころ

朝目が覚めるとプレゼントが置いてあって

ガウンを羽織って

ツリーの前でプレゼントを開けて喜んでいた

サンタクロースをただ信じて

疑問なんて持つこともなかった

そんな子どものころのクリスマスが懐かしい

クリスマスは一年でも特別の日だった

そんな特別な日がなくなっていく

大人になるにつれて

ひとつひとつ特別な日がなくなっていくのが悲しくて寂しい

こんな私もいつか家族を持ち

また特別な日をつくっていくのかな…

あなたとつくっていきたかった

ふたりならなんでもできると思ってた

どんなに辛いことだって

きっと乗り越えられるって

そう信じてた

でもそういったことは私の思い込みだったのかも…

最近そう思うようになってきたんだ



あなたは何をしていますか

私は今日も元気に生きています

また会えるかな

あなたにいつかまた会えるかな

もしも会えるのなら

そのときはとびっきりの笑顔で会いたいな

そして

あなたのおっきな胸でもう一度

あたたかな愛を感じたい

いつかまた必ず逢えるよね…

その日まで

少しだけさようなら…

Christmas

特別な願いをこめてこの日の朝日を眺めます

モノクロ

2006年12月22日(金) 12時30分
夕暮れ迫る散歩道

落ち葉を踏みしめ涙こらえる

あの日あなたと歩いた道は

今も変わらずきれいかなぁ

あなたの住む街は

今 何色かな

あの日あなたを失って私の世界は色を失いました

空の青さも

森の緑も

すべてが色あせて

モノクロの世界がつづいていた

あなたは私の世界の中心だった

世界の中心をなくした私の心は音を立てて崩れていった

心を失い

それでも私は生きていた

今またこの街に戻ってきたよ

ひとりでもう一度頑張ってみるために

ねぇ

私は今でも君を愛しているよ

ずっと

ずっと君を愛してる


Voice

2006年12月21日(木) 14時06分
歌うことが私を救ってくれた

何度も死のうと思った

その度に

あなたが死んだら悲しむ人がいるから

死んだら負けだ

死ぬなんてバカなことやめなさい……

いろんな言葉を投げかけてみた

あまりに月並みな言葉しか浮かばなかったけれど

その月並みな言葉を自分に投げかけてみた

けれど

いつだって死ぬことをとどまらせようとは出来なかった

唯一死ななかったのは

生きることへの未練と つまならい希望を棄てられなかったから

でも

歌が私を変えた

神様が私にくれたもっとも大きなモノ

それは歌うことだった

たくさんの愛や奇跡、希望、生きる意味

さまざまなきれいなこと

そして汚いこと

そんなもの全てを歌うことが持っていた

だから歌うことをやめたくない

なのに…

今声が出ない…

せっかく

やっとこうして生きようと思ったのに

やっとみつけたのに…

…声が出ない…

声が出なくなった私はどうやって生きればいいの…?

お願いです

神様

もう一度私に歌う力を与えてください

もし

あなたが私にその力を再び下さるのなら

私はこの声をあなたの愛の奇跡を伝えるために遣いましょう



今を生きる

2006年12月20日(水) 21時11分
遠く海の向こうをみつめる

冷たい風がのびた髪をさらっていく

「どうすりゃいんだよ…」

タバコに火をつけるとそっと空に吐き出す

この小さな島で俺は何を想い何を感じてきたんだろう

いくつのものを手にし

いくつのものを失くしていったんだろう

いったいどれだけ人を傷つけてきたんだろう…

苦しんで

もがいて

それでもがむしゃらに走ってきた

それしか俺には出来なかった

不器用な俺だから

タバコの火を消し俺は立ち上がる

「死ねねぇな まだ俺はお前には会えねぇ…」

そうつぶやくと俺は空に向かって大きくVサインをした

「俺 もうちょっとこっちで頑張ってみるわ カイ…」


先のことは見えなくて怖い

過去はいつも真実以上に輝いてしまう

だから

俺は今を生きたい

何もない俺だけど

この今は必ずつながってるから

だから精一杯今を笑っていられるように俺は生きるよ

いつか

お前に会ったときにもう一度笑えるように

俺は

今を生きる



冬の大三角

2006年12月19日(火) 22時45分
「サミシイ…」

あなたが小さくつぶやき私の手を握る

「大丈夫だよ

私はちゃんとここにいる

ずっとあなたのそばにいるよ」

大きな彼の手を握ると彼はまるで子どものように静かに寝息をたてる

すやすやと眠る彼の額を撫でながら

そっとそばを離れて汚れた部屋を片付ける

部屋を片付けて彼の元に戻る

そっと手を握ると彼は目を覚ましにっこり微笑む

「何してたの?」

そう尋ねる彼に

「ちょっとお片づけ」

笑顔で私が応えると

彼は大きな両手で私の顔を包み込み

「ありがとう」

とつぶやく

大切な人だから

ずっとそばにいるよ

たとえそれがどんなカタチでも

あなたが私を必要とするとき

私は必ずここにいるよ

つかんだその手

しっかり握って離さないよ

空に冬の大三角が煌く夜

私の手をしっかりと握って眠るあなたの寝顔に

大切なものを見つけました
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