3話 

December 24 [Mon], 2007, 19:37
 疲れたなぁ……。
 僕は小さく欠伸をしてから、桜を見上げる。
「ねんがら年中桜が咲いているのも僕の島だけかもね」
 桜の花びらが散るのを見て、僕は立ち上がる。
「出かけるか」
 余計なことを考えなくて済む。



「忘れてた……」
 僕方向音痴なんだったっけ。
「どうしたの?」
「ひゃ!」
 薄い青色のピキさんは心配そうに話しかけてくれる。
「え、えっと……」
「もしかして迷った、とか?」
「え、ええ! そ、そんなことないです!」
 僕は逃げるようにしてその場を後にした。
「っわ!」
「何だ?」
 カマキリは怪我しているのか、僕を警戒していた。
「いや……、別に何でもないよ」

2話 

August 17 [Thu], 2006, 16:39
自分の家に帰るのを嫌がるマルを何とか送り自分の家までたどり着いた。
朝顔が綺麗にさいている島でマルは得意そうに微笑んだ。
花がさいている家でもこんなに違うものか……。
自分が桜を植えているのは――。


昔まだ僕が生まれて間もない頃、他人の家にモンスターが来ていた。
興味本位で攻撃してみたら、カマキリは怒り出し僕を狙って何度も攻撃してきた。
一発、二発。
カマキリに攻撃されている内に僕は気が遠くなっていた。
ああ、死ぬんだ。
そう思った瞬間、僕は死ぬことが怖くなった。
すぐに逃げようとしたんだけれど、カマキリのカマは僕をとらえた。
足に怪我をしたので僕は動けなくなった。
カマキリを見ると僕を見据えてカマを振り上げていた。
僕は目を閉じ、それから意識が無くなった。

目覚めた時。
僕は新しい僕になっていた。
普通自分が死んだときの記憶も生前の記憶も全て無くなるものだと聞くが、僕の場合はそうではなかった。
死ぬ時の記憶だけは鮮明に残っている。
あれ以来僕はモンスターには手を出せなくなった。
ただ怖いだけの存在になった。
そして、僕が死んだ家に咲いていた花は――。

桜だったんだ


自分を戒める為だけに桜を植えた
あの時の痛みを苦しみを忘れぬように

1話 

August 17 [Thu], 2006, 16:29
出会いは突然

みずとはベッドで眠っていた。
――バキバキバキーッ
桜の木が折れる音がして、みずとは飛び起きる。
慌てて上を見ると……
其処には桜の木に引っ掛かっている奴がいた。
「痛いッ」
腕を擦りむいたらしく、舌で傷を舐めていた。
みずとはため息をつく。
「降りてきなよ、絆創膏ならあるよ」
ひらりと降りて、手を出す。
怪我は思っていたよりも軽く、絆創膏をはってやる。
少年の顔を見てみずとははっとする。
自分の小麦色の肌とは違い少年の顔は真っ白だった。
まるで穢れの知らないような……。
髪の毛は灰色で癖があるのか肩につくあたりではねていた。
見惚れていると少年は桜の木の側にある椅子に座る。
みずとはその少年の姿と自分の姿を見比べてため息をついた。
服はまるで悪魔のように真っ黒
髪の毛は青く染まっていて肩につくくらいの長さ。
もう一度ため息を吐くと少年は怪訝そうな顔でこちらを見ていた。
「人が自己紹介してるのにため息?」
「あ、ごめんッ。僕はみずとだよ」
「俺はマル。これから宜しく」
「え!?」
みずとが驚いているとマルはにっと笑う。
「お姉ちゃん」

みずと。 

May 12 [Fri], 2006, 21:55
擬人化のイラストを描いて頂きましたv
「@せれすたいとo」の黒澤様です。
みずとがすっごく可愛いです(*ノωノ)



本当に有難う御座いました((orz

200日 

April 26 [Wed], 2006, 16:15
私の子の生後200日を記念してリヴリー小説なんぞを書こうかと思います。
擬人化してありますので苦手な方は閲覧をおやめくださいね;



因みに上の子が私の子ですv

P R
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