横浜公演(2015年)

March 25 [Wed], 2015, 12:30
■3月17日(火)18日(水) 横浜アリーナ(神奈川)

いよいよ、遂に、大団円を願う千秋楽。

横浜アリーナは、開場の場面からザワザワ、ソワソワ。そんな僕もかなり興奮気味。それには理由があって、千秋楽にして最良の席に巡り合う事が出来たのだ。センター15ブロック。その席はセンターステージの小田さんポジションまで8mくらい、センターから上手のサブステージ(「二人」などを歌いはじめる場所)を結ぶ花道が目の前、1.5mくらいで観ることのできる場所、しかも通路中央付近。いくらなんでもヤバいでしょ! そんな訳で興奮しております。


席に着くと、「ご来場の皆様へお願い」と書かれた説明書きとライトスティックと称される【LEDペンライト】が同封されたPP袋が目に入る。千秋楽のお楽しみ、化学反応で発光するサイリュウムが置いてあると思ったら、想像を上回るツールが置いてある。Perfumeやサザンの演出でも使われてるの?とにかく、演出サイドが意図的にコントロールできる照明器具なので、どの場面で、どのように発光するのかが楽しみ。前出の説明書には「アンコールでスイッチオン」と書かれているので、それまでしばし我慢。


開演時間が過ぎた。いつもなら2〜3分押しくらいではじまるコンサートだけど、はじまる気配がない。2回目の明治安田生命CMが流れるタイミングが遅い。「小田さん、焦らしてます?」と勘繰ってしまう。暫くするとようやくはじまるCM。「そろそろだな」と心の準備もオッケー。会場暗転と共に沸き起こる「わあっ」という短くて高低様々な歓声と拍手。

「ギィ〜・・・・バタン!」というドアが閉まる音。

時計の鐘の音、犬の遠吠えに続く古ぼけたテレビの砂嵐の映像から、画面に小田さん登場。ご当地ミニダイジェストのコミカルな小田さんと各地のおもしろ素人の皆さん。見たことあるシーンが流れると何故か嬉しい〜。


「そんなことより幸せになろう」
徐々に聞こえてくる管楽器で奏でられた「そんなことより幸せになろう」のイントロに合わせて鳴り響く手拍子。下手の楽屋口から徐々に登場してくるバンドメンバー。シルエットで「おっ、金原さん」、「いなpだ」などと思いつつ、いよいよ登場する小田さんのシルエットで最高潮を迎える。小田さんが移動すると花道からの歓声も移動するお決まりのコンサートのはじまり。これで最後だなんて寂しいけど、今日を、今を精いっぱい楽しもうと小田さんが言ってる気がします。

小田さんがセンターステージに到着してギターをセット。メインステージに目線を送り、バンドメンバーとアイコンタクトする小田さん。会場からの手拍子が響く中、それに応える万作さんのカウントではじまるツアーファイナル。「♪そんなーことーよりー♪」 はじまった、いや、はじまってしまった。思い残すことなく3時間を楽しもう、ただそれだけ。


「キラキラ」
ストリングスではじまる1曲目で、早くも僕は最高潮です。サビ部分で目の前を小田さんが通って【※小田ジャンプ】。とここで気づくことが。小田さんの白シャツ、チャコールグレー(に見える)のパンツ、黒いアシックスのスニーカー。いつもと変わらないスタイリングだけど、背中になんか書いてある。m…a…t…a…-…n…e。「mata-ne」ははーん。そうゆうことか!やるなー小田さん。序盤からフルスロットルの小田さん、こちらも負けちゃいられません。小田ジャンプと手拍子で応えます。※小田ジャンプ:僕が勝手に命名している皆さんお馴染みの「ストロークの短い"その場跳び"」のことです


「やさしい雨」
ストリングスチームの爽やかな歌声ではじまるこの曲。小田さん、そんなに飛ばさないでください、と思うところに畳みこまれました。そして早くも涙が出てきます。「♪きっみのーここーろのー♪」で照明のトラスからキラキラした紙吹雪が舞いおりてきちゃいました。前回ツアーの東京ドーム公演でも同じ演出があったと思うのですが、僕が観に行った時はマシンの調子が悪く、僕らのエリアだけ【やさしい雨】が降らなかったのです。だから余計に嬉しくて・・・。


「メンバー紹介」
『バイオリン、金原千恵子。同じく、吉田翔平。ビオラ、徳高真奈美。チェロ、堀沢正己。』皆さん王道の笑顔で拍手に応えてくれるいつもの光景。『ドラムス、木村万作。キーボード、栗尾直樹。ベース、有賀啓雄。』この3人もお約束、柔らかい笑顔からのカメラ凝視。会場からの笑い声。『そして、ギター、稲葉政裕でーす。』いつもの光景、いつものトーク。これも見納めなんですね。


「Re」
昨日からなんだか春めいている横浜にふさわしい。小田さんも『実は最近違う曲を奏っていたんだけど、やはり春ですし、この曲にしようと思います。』と言ってはじまったこの曲。ツアー開始直後には「ん?夏なのに春の歌?」と思ったこともあるけど(小田さんごめんなさい)、すっかり馴染んでしまったこの曲。稲葉さんがアコギからエレキにチェンジするところ。ネックを「サッ」と布で拭き取ってコーラスをする様。どれもがいつもの光景。


「やさしい風が吹いたら」
昨年の夏に沖縄でこの曲演奏直後に吹いた風の「やさしさ」が蘇る歌声。曲の入り方が好きな1曲です。

「二人」
最後まで『みんなで歌おう』と言わなかったなぁ。ツアー中『チャンバラの主題歌を作りました』と嬉しそうに言ってた小田さんが思い出された。

「この街」
名古屋鉄道に乗りたくなる歌。アルバムで最初に歌いたくなる曲だった。当たり前だけど、有賀さんはウクレレペースを弾いている。そんなのもあるのですねぇ。LEDに表示される歌詞、佳境になるとこのような表示なるのは皆さんご承知の通り。小田さんが「♪何度でも〜 何度でもま〜た〜♪」コーラス風に被せるのが心地いい。

度も 何度でも
また追いかければいい

[何度でも〜 何度で〜もまーたー]


「東京の空」
多くを語らず。毎回各都市の空を楽しみにしていました。途中から演奏に加わる栗尾さんにサスが当たる時、キーボードの音に耳を傾けてました。美しいアンサンブルという言葉に尽きる。

「たしかなこと」
美しいコーラス、稲葉さんのアコギの旋律はいつでも思いだせるくらいに記憶されました。

「明日」
昨年亡くなった父、震災のことなどを思うと、涙が止まらなくなる。

「その日がくるまで」
赤レンガで3回歌った思い出の曲。稲葉さんのギターも泣かせます。今回のツアーで「グッバイ」を演奏した時期があったけど、「どーも」ツアーの時と違うアレンジだった。以前は小田さんも稲葉さんも互いにアコギでスタート、稲葉さんが途中からエレキにチェンジしていたでしょ? 今回のグッバイ、稲葉さんは最初からエレキ。僕は勝手に「その日が来るまで」と「グッバイ」の音の作り方[ウエストコーストサウンドじゃないけど、そんな雰囲気]を同じカテゴリーとして聴いていたんだけど、全然違うのだろうか?(テンポが違うから全然違うわ!と怒られそうだけど「個人の感想ですw」)

この曲が終わって「さささーっ」と楽屋に引き上げる小田さんの素早さを面白く感じてました。


「ご当地ダイジェスト」〜横浜の大桟橋。
まもなく映像終了という段階でスタッフさんのミニライトに誘導されてセンターステージに登場する小田さん。ピアノの椅子に座りながら上手側に体を向けてみんなと一緒に映像を見てます。『横浜2日目の後半も最後まで楽しく・・・・』の締めコメントに引き続き、小田さんのピアノが僕たちを椅子から立ち上がらせた。

後半もはじめから総立ちでスタート。頼むから終わらないで〜。


「愛になる」
この曲、近年稀にみる「心にしみる曲」になりしまた。聴けば聴くほど味わい深さが増す不思議な感覚。ピアノの前に座り、マイクを微調整しながら歌う小田さん。『このツアーの胆になる』という言葉が忘れられません。

「the flag」
この曲のイメージは情熱の赤。照明も赤を用いています。団塊世代の皆さんが曲の後半でスクリーンに登場するのが印象的。先輩たちの頑張りがあったから今の日本がある。皆さんいい顔してますね〜。


「風と君を待つだけ」
僕のメインイベント。この曲自体にも思い入れがあるし、最近はスクリーンにテロップが映し出されるコーラスパートにも目覚めてきたし、いろんな楽しみがあるこの曲。歌詞が変わった当初、どうしても以前の歌詞を歌ってしまう小田さんが懐かしいです。そして最初のサビ部分。僕の目の前に来た小田さん。「♪ほこりを♪」に差し掛かると、小田さん越しに当たるピンスポの光がオーラの如く、小田さんを包み込むように見える。瞳を閉じて膝を少しだけ曲げ、歌詞に想いを込める小田さんのいつもの姿勢が今日は神々しくも見える。そんな瞬間でした。じんわりと、やんわりと。魂が揺れ動きました。


「愛を止めないで」
「風君」のしんみりを受け止めつつ、次への盛り上がりに備えた絶妙感。ここからがクライマックスのはじまりはじまり〜。小田さんに負けないくらいのコーラスが会場から湧き起る。ステージの小田さんに僕たちの歌を届けたい想いが強まる。小田さんも我々に向けて「もっと歌えよ」と言うかの如くマイクをオフる。

(客席)
♪ゆれ〜はじめてるぅ〜♪
(小田さん)
♪愛を〜・・・・・・♪
阿吽の呼吸で行われるキャッチボール。追加公演の大阪城ホールのお客さんの合唱は「つんざく」くらいの音量だったとか。それに負けないように歌ったつもりだけど、届いてますか?


「Yes-No」
何本かの照明がイントロに合わせ、ゆっくりと回転しながらステージを照らす。カウントと共に本日2度目の特効演出が「どーん!」。一瞬何が出てきたのか分からないくらい興奮のボルテージが上がった。銀・赤・青?の銀テープが勢いよく飛び出してくる。いわゆる「銀撃ち」だ。よく見ると「本日小田日和」などのロゴや文字や入っているじゃないか。後で友人に聞いたけど、更に胸熱なことにスタッフさんしか入れないエリアに落ちた銀テープをスタッフさんが客席部に持って来てくれたらしい。少しでも多くの人に持ち帰ってもらいたい一心に。僕も拾いましたよ。しっかりと。でもねぇ、それをヤフオクに出品してる方が多いのなんの。なんだかなぁ。と思うけど仕方ないのね。


「ラブストーリーは突然に」
イントロと同時にミラーボールの照明が会場に雪が降ったようなキラキラ気分を味わわせます。小田さんの『どーも!』と『ありがとう!』のテンションが最大級になりつつあります。


「mata-ne」
曲前のMCで『この説明をするのもこれが最後』と言っていた小田さんが印象的。この曲の時に冒頭着ていたシャツを着ないところが粋ってもんですね。小田さんの美学見たり!(笑)

「言葉にできない」
会場が暗くなり、小田さんだけが照明に照らされる。LED画面に歌詞も出ない。小田さんのブレスまでも感じられそうな瞬間でした。後半のストリングスチームとのコンビネーションも円熟味が増すばかりで脱帽。

「彼方」
スクリーンに映し出される数々の場面が印象的だけど、やはり馬が出てくる瞬間に注視してしまう。友人はあれが本当にエマズウィッシュだと思っていたらしい(笑)稲葉さんレスポール?も最高潮!


「今日もどこかで」
この曲がかかると寂しさもこみあげてくる。終わりの始まりみたいな。もう少し、もう少しだけと祈る。みんなで歌う。大きな歌声が横浜アリーナを包み込む。小田さんは会場を愛しみながら見渡し、歩みを進めていた。お互いの感謝の気持ちがリンクした場面だった気がする。

「やさしい夜」
本編終了にこの曲を持ってきたのが、今回のツアーの妙だと思う。ひとまず楽屋に戻る小田さんとメンバーたち。



「もっと近くに」
小田さんはこの日も、BS日テレ?のトーク番組(テリー伊藤さん司会)でもオフコースのことを語る時に『楽しいバンド』と表現していたのが微笑ましかった。

「またたく星に願いを」
今回のツアーに園山さんが参加していないのは寂しいけど、この曲がかかるとグルーヴしてしまうのは悲しい性だと再認識。左右に大きく手を振り振り思いきり楽しむことしかできなかった。

「YES−YES−YES」
いちばん大掛かりで印象に残る曲になったのではないかと。再び集結した日本中のプロモーター(イベンター)の人々、スタンド、アリーナ、センターの我われ客席が一体になった瞬間が訪れます。イントロと同時に我々の持っているLEDライト【ライトスティック】が赤をメインに点灯。当然ながら、沸き起こる歓声、そして合唱。小田さんも我々に歌を託し、我われも歌声で応えます。ついにやって来た「YES−YES−YES」の瞬間。まずは赤く染まるアリーナ席に歌詞とリンクして白く浮かび上がる3つの「YES」の文字。この光景、消えないです。消せないです。続いて2コーラス目の「YES」。歌詞とのリンク方法が変わるじゃありませんか!今度は明かりのないアリーナ客席、上手側から順に「YES」−(中央)「YES」−(下手)「YES」の文字が灯される。その他にも夏の初めの和歌山から晩秋の岩手、追加公演の冬、そして千秋楽の春と、日本の四季を旅してきた『本日、小田日和』を象徴するかと如く多彩な色と歓喜、涙に会場が包まれます。みんな「もう声出ません」ってくらい歌ったんじゃないかな。


名残惜しそうにまたまた楽屋に。


「今のこと」
『小田日和に入っている曲は10曲。これまで9曲を演奏しました』というお約束のMCを語る小田さん。ひと言ひと言を噛みしめながら話す小田さんが印象的なシーンでした。聖光学院の講堂が似合う曲だな〜。


「hello hello」
あぁ、終わっちゃうよ。ホントに終わっちゃうんだ。バンド紹介がはじまっちゃったよ。金原さん、吉田さん、徳高さん、堀沢さん、小田さんの「どーも!」に引き続き、木村さん、栗尾さん、有賀さん、稲葉さん、ありがとうございます。そしてついに『小田和正でした。』のひと言が・・・。感謝の言葉しか出てこないんだけど、終わりを告げる言葉を「言われちゃった」という寂しさが強くて。会場に響き渡る強くてやさしい手拍子、そして拍手は小田さん達をいつまでも包んでいたのです。



「my home town」
いよいよ、これで最後。拍手に応えながら、ゆっくりとピアノに向かう小田さん。『終わらなきゃ、はじまらない。』の言葉通りフィナーレです。ピアノパートを終え、花道に進む小田さん。最後の一滴まで残さず我われに向けてくれているのが分かるくらいのパワーで歌う小田さん。それを嬉しそうにサポートしているバンドメンバーの皆さん、全てのスタッフの皆さんのゴールはもうすぐ。

「どんなに離れていても」

"僕たちの心のホームタウンは、小田さん、あなたの歌声です。"


エンディング
鳴り止まぬ拍手に包まれながら、メンバーは何度も手を振り、僕たちに応えてくれた。最後の最後で万作さんに大きく手を振ると、なんと気づいてくれたのか、同じくらい大きく手を振り返してくれ、僕がお辞儀をするとニッコリ笑って軽く指さしてくれた時、この言葉が降りてきた。

僕らはつながっていくんだ


小田さん達はステージに登場する時とは逆側の花道から客席ゾーンを経由して帰っていった。鹿児島公演の時もそうだったけど、意外な行動は最後まで僕たちを楽しませてくれるために考えてくれたことだと思う。どこまでも粋なことをしてくますよホントに。

メンバーが去ると、「やさしい夜」のメロディーがその歌詞のように会場を包み込み、エンドロールが映し出された。これまでの開催会場名と、その土地の思い出も一緒に。横浜アリーナの文字が出ると会場からは拍手が湧く。これはどこの土地でもそうだった。

そして最後に映し出される『明日も、小田日和』を見て、僕の「小田日和」ツアーもゴールを迎える。全国各地で得ることのできた沢山の思い出と、元気や勇気を小田さんからいただいた。



後で知ったけど、「my home town」で目の前に来た小田さんに深々とお辞儀をした時、期せずして小田さんもこちらに向かってお辞儀をしてくれたらしい。(アリーナでこの光景を見た友人がそう言っていた)偶然そう見えただけなんだろうけど、勝手に通じ合っていると思うくらい、いいよね(笑)


次回のツアーがあればいいと思う反面、小田さんらしいこれからを過ごしてくれればいいと思ったし、そう思えた。小田さん、関係者の皆さん、そしてこの時間を共有した皆さんに感謝をこめて

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