天使の羽 

2006年05月02日(火) 21時34分


        
         私には一つ、大きな秘密がある。絶対にバレてはいけない秘密。

                  自分が天使だと言う事を
                    

                   第一話 天使と悪魔

バサバサッ
「紫亜っ!」
先生の大きな声で目を覚ます。
「うあぁ!?」
頭を上げて教科書を拾い、席に着いた少女、福島 紫亜 
薄ピンクの髪が椅子に乗り、皆が紫亜に目を向ける。いつも居眠りをして授業を聞かないが、
学年1位を取るほど頭が良い。女子からは尊敬されている微妙な女の子。
4時間目の終りのチャイムが鳴り響いた。号令が終り、紫亜に一人の女の子が近づいてきた。
「紫亜!昼、天魔も一緒だってさっ!」
「げっ!」
天魔(大須賀 天魔)それは紫亜が一番に嫌う男子の名前。嫌う理由は――

                     天魔が悪魔だから

「何よぉっ!;私が天魔の事好きな事分かっててイヤミィ!?」
「ちちちちがうよ;桃子ちゃん;」
桃子(志島 桃子)紫亜の親友 学年2位の紫亜の次に頭の良い女の子。実は桃子も天使だった。
「早く!天魔待ってるからさぁ!」
「天魔なんか待たせておけばいいじゃんかぁ〜;」
腕をぐいぐい引っ張られ、無理矢理屋上に連れて行かれる。

天使の扉U 

2006年05月02日(火) 21時36分
ガチャッ
「あれ?天魔いないよ?」
辺りをキョロキョロ見回す二人の後ろから――
「うおりゃぁっ!」
思いっきり紫亜の背中を蹴り、紫亜は体勢を崩し、前に倒れこむ。
「痛ぁっ!」
「ちっ、一番逃したか・・・。」
爪を少し噛み、悔しがる天魔
「このやろぉっ!」
すぐに立ち上がり拳を握りしめ、天魔の腹に思いっきり入れた。
「たぁっ!」
腹を押さえながら倒れこむ天魔。を、上から見下ろす紫亜。かなり嬉しそうだ。
「テッメェ!それでも『天使』かよっ!」
「『天使』は悪魔に厳しいんだよ!友達でも、ね!」
紫亜の一言にムカッとキタ天魔。
「魔術の一つも唱えられないガラクタ天使がっ!」
「ガラクタァ!?何よぉ!自分が優秀だからって!」
何ともレベルの低い喧嘩。これが毎日のごとく続いている。
「二人ともやめてよぉ〜;」
桃子はいつも止め役。桃子が止めなければ永遠に続く。

「で、お前試験いつよ?」
「んと・・・明後日。」
試験 天使と悪魔にはそれぞれ試験があり、その試験に受かると、一つずつ級が上がっていく
5段が一番上だ。
「で、魔術いくつ使えるよ?」
パンをかぶりつきながら紫亜に天魔が聞く。紫亜は無言。
「あ、まさか一つも使えないとか」
桃子が直感で言った。
「こりゃ・・・落ちたな。」
「なにおぉ!?こっちは『生天使』じゃないんだからね!」
『生天使』 生まてたころからの天使の事。生まれたときからの天使は小さいころから訓練をしている。
「そうだよね。紫亜『死天使』だもんね。あんな分厚い辞書渡されて、一週間で暗記なんて、無理だね」
『死天使』 元は生きていた人間が死んで天使になった人の事。
「ま、やってみなきゃ分からないし。とにかく、試験までに練習練習♪」
「気軽だな。まだ8級(最下位)だってのに。」
天魔(5級)
「だよね。これで落ちたら天使として恥なのに。」
桃子(6級)
「二人して!見てなさいよ!絶対一級受かってやる!」

天使の羽V 

2006年05月03日(水) 11時14分
              第2話 試験と友情

「うっし!」
柴亜が遊園地の観覧車の鉄片に乗って気合を入れている。
「絶対上がって(級)やる!」
上から困っている人を探して飛んでいる柴亜。判断長は――桃子
「頑張ってねぇ〜柴亜ぁ」
桃子が手を振りながら柴亜に応援した。
「おぅ!絶対受かってやるから―・・・あでぇ!」
桃子の所ばかり見て、前を向かなかったので壁に激突した。
「だめだこりゃ。」
桃子が見守るその上で天魔が居た。ばれない様に居る。桃子と天魔の距離の差100m
「うわ、邪魔できないぜ。あれは・・・どうするんだ?判断長。」
「どうしますかね。あれでわ君の級が上がりませんよ。」
判断長(吉永 健一)天魔と幼なじみだが級が2つ上だ。
「試験受けるやつを邪魔して級受かれつったて・・・ありゃ自爆だぜ?」
「見たいですね。でも、あの子の実力はあんなものでわありませんよ。」
―――実力?
「どう言う事だ?」
「昨日あの子の家を偵察したんですよ。そしたら辞書をあちらこちらにばらまきながら覚えてましたし、
                  練習だって深夜までしてましたよ。進歩が無い訳ありませんしね。」
――偵察って・・・おいおい;
「じゃあ、困ってる人を出せば、あいつは魔術を使うって事だよな?」
「そうですよ。少しかしこくなりましたね。天魔。」
「よしっ!」
天魔はばれない様に姿を消す魔術を使った。それでも、天使には見えるが―。
「あいつがいいな」
観覧車に乗ろうとしている幼い子に目を付けた。
「―――・・・!」
天魔が何か呪文唱えた。すると、幼い子が一瞬消え、観覧車の上に乗っていた。
「あっ!あそこに・・・子供が!」
柴亜が子供に築き、一直線に向かう――が
「柴亜!」
内線から桃子の声が聞こえた。
「何!?今急いでるの!子供が―・・・」
「姿を消さなきゃ見られておしまいよ!早く魔術を唱えて!」
サポート有りだが、手助けはしてはいけない。
「えぇと・・・魔術・・・姿を消す・・・」     
すると、柴亜は指を鳴らすと、手の中に白い光が出た。
「toumeisinku!」
すると、柴亜の体が光りだした。
――待っててね。今助けるから!

天使の羽W 

2006年05月03日(水) 11時46分
<天魔!あの子透明の魔術となえましたよ>
「何だって!?」
――魔術の一つも唱えられないあいつがあんな高レベルの魔術を一日で!
「こりゃ、のんびりしてられねぇな・・・!」

「よしよし・・・大丈夫だよ。僕。」
何を言っても聞こえやしないが、声をかける柴亜。
「よっし、降ろすかな。レスキューまってらんないし。」
手と手を叩いて魔術を唱える、しかし――
バチバチッッ!
「きゃあぁぁ!」
柴亜に電撃がまともに食らった。当てたのは―天魔
「天魔!あんた・・・なんでココに居んのよ!」
「俺も試験なんでね。飛び級試験。お前とは格が違う試験なんだよ。」
いつもの天魔とは違う。殺気が前とは違いすぎる。柴亜は天魔の異名を思い出した。
「さすが『悪魔の銃剣』と言われてる男だ。殺気が違うね」
「柴亜にだって異名はあったろ?『居眠り天使』『ガラクタ天使』『恥天使』それと、一番人気がアッタ
                  『天使の羽』
「どうも。覚えてくれて;。」
バチィッ!
「よけいなお喋りはここまでだよ。柴亜。受かりたかったら、戦え!」
「はぁ!?何言ってんのよ!あんたと戦えるわけないでしょ!?」
子供を守りながら叫ぶ柴亜。
「お前の実力は級6までいっている。5級かもな。」
「だからなに!?戦いたいだけならお断りよ!なんの理由もなしで・・・」
「理由はある。これ以上天使が居ては困るんだよ」
柴亜は天使、天魔は悪魔。友達だけど敵。これが運命だ――。
「そういう事なら・・・戦うしかないのねっ!」
「そういう事だ!」
お互い呪文・魔術を唱えた。
「ああああああぁぁぁぁぁぁ!」
二人が戦っている。いつもの二人とはまったく違う。
お互い傷だらけになっても怯まない。すごい殺気に包まれている桃子と健一。
二人にも悪寒がただよってきた。
            このままでわ、土地が無くなる――!
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