冥王 

September 25 [Thu], 2008, 0:14
時を運ぶ縦糸
命を灯す横糸
其れを統べる紡ぎ手...その理を運命と呼ぶならば

Μοιρα

Θανατοζ ――
其レハ冥府ノ支配者ニシテ亡者達ノ王
地上ノ者達ガ【死神】ト呼ビ畏レテイル存在


「ソゥ、我コソガ死ダ」

lalala...

彼女モ同ジヨゥニ 愛シテル 彼氏ト同ジヨゥニ 愛シテル
王者モ奴隷モ 聖者モ娼婦モ 等シク愛デヨゥ

生者モ同ジヨゥニ 愛シテル 死者ト同ジヨゥニ 愛シテル
老人モ若者モ 詩人モ勇者モ 等シク散ラソゥ

母上(マザー)...貴柱(アナタ)ガ命ヲ運ビ続ケルノナラバ

Θハ――
lalala...生キトシ生ケル全テヲ
lalala...殺メ続ケルコトデ 奪ィ続ケヨゥ

『冥府へヨゥコソ!(カロソリサテ・スティン・ハーデス)』

lalala...

貴方ハ逝ッタ 唯 逝ッタノダ(ディェス モノ ディェス)
lalala...
貴方ハ逝ッタ 唯 逝ッタノダ(ディェス モノ ディェス)

訳モ解ラズ 遣ッテ来テ 運命ニ弄ラレ
貴方ハ逝ッタ 唯 逝ッタノダ(ディェス モノ ディェス)

不運ナ姫君 迎ェニ往コゥ 血濡レタ花嫁 迎ェニ往コゥ
シヲ抱ク瞳 彼はΘノ器
母ヲ殺メル夜 迎ェニ往コゥ 双ツハヒトツ


【黙したまま死を告げる冥王の瞳】

アナタ方モィズレ 知ルダロゥ
コノ世界ニ 平等ナド ナィノダト Θ以外
無慈悲ナ 女神ガ統べる
コノ世界ニ 平等ナド ナィノダト Θ以外

遅カレ 早カレ 避ケラレヌ 別離
ソゥ...Θコソガ死ダ

母上(マザー)...貴柱(アナタ)ガ命ヲ運ビ続ケ
怯エル仔等ニ痛ミヲ与ェ続ケルノナラバ


Θハ――
lalala...生キトシ生ケル全テヲ
lalala...殺メ続ケルコトデ 救ィ続ケヨゥ

人生は入れ子人形 

September 25 [Thu], 2008, 0:56
【ロシア人豪商:Aлэкcэй Романович Зволинcикй】

赤く揺らめく暖炉 家にもあったのに
悲しいけれど 燃やすべき 薪がなかった
弟達はいつも 機敏に動いてた
腹は減るけど じっとしてたら 凍っちまうから

運命の贈り物 不幸を詰めた 入れ子人形
開けても 開けても 悲しみばかり

白く煌めく大河 風を切り裂いて
走れ馬車よ 家は遠いか 空駆けろ
妹達もいつも 腹を空かせてた
頑張れ末妹よ 銀のお注射 きっと快くなるさ

人生は贈り物 不条理詰めた 入れ子人形
開けても 開けても 苦しみばかり

臥せる少女の治療費で 貧しい家計は燃え上がり
父親は遠くの炭坑で 岩が崩れて下敷きに
登りは険しき坂道も 転がり堕ちるは正に刹那

死せる少女の葬列に 愛した二人の影はなく
母親も情婦の格好で 無理が祟って旅立てり
どんなに険しき坂道も 転がり堕ちれば正に刹那

掘っても掘っても砂ばかり どれだけ掘っても脈がない
拝金野郎の妄想さ 無駄な努力と他者は言う
それでも 夫は諦めないわ

掘っては掘っては砂埃 それだけ掘っても切りがない
成金野郎の道楽さ 馬鹿な男と学者は嗤う
それでも 妻は着いてゆくわ

(眩く)輝く黄金や \(世界中に)轟く名声が
(貴方は)欲しい訳じゃない(燃えるような)夢が見たいだけ
運命が望むのは 喜劇か 悲劇か
もう一度【神話】を 歴史の舞台に立たせたい・・・・・・

貧しい一家は離れ離れ 私は商家へ丁稚奉公
不細工な顔だと虐められたけど 誰よりも必死に働いた
私(貴方)を支えたのは家族の存在と 母の形見となった一冊の【叙事詩】

――“運命が残酷だ されど彼女を恐れるな
女神が戦わぬ者に微笑むことなど 決してないのだから”――

人生は贈り物 不条理詰めた 入れ子人形
それでも私(夫)は掘るだろう(でしょう) そこに穴があるかぎり・・・・・・

神話 

September 25 [Thu], 2008, 0:59
始源 世界には唯混沌あり 軈て 万物の母なる者の目覚め
母なる者 混沌より子を成さん 其れは即ち 創世の三楽神である

長兄神と末妹神が交わり
朝神と夜女神
次兄神と末妹神が交わり
太陽神と月女神が生まれた
朝神と夜女神から
大地女神の眷属
太陽神と月女神から
海原女神の眷属が生まれた

母なる者 自ら天空双神の眷属を生み
最後に【死すべき者】―― 即ち人間を創った

時を運ぶ縦糸...命を灯す横糸...
其を統べる紡ぎ手...其の理を運命と呼ぶならば...
嗚於...女神よ...貴柱はそんな世界を織り上げるおつもりか?

第六の地平線『Μοιρα』

創世詩奏で始めた 神話華やぐ時代
語り手は誰ぞ 謡い手は誰ぞ
詩女神の娘達

長女・Ιωνια 次女・Δωρια 三女・Φρυγια
四女・Λυοια 五女・Αιορια 六女・ρoκρια

我等
【詩女神六姉妹】

【風神眷属の王国:Ανατολια】 ⇒ 【戦女神眷属の王国:Θρακια】 ⇒
【火女神眷属の王国:Μακεδoνια】 ⇒ 【地女神眷属の王国:Θεσσαλια】 ⇒
【光神眷属の王国:Αιθρια】 ⇒ 【智女神眷属の王国:Βοιοτια】 ⇒
【水神眷属の王国:Λακωνια】 ⇒

奴隷市場 

September 25 [Thu], 2008, 1:02
・・・ほら 荷馬車が揺れりゃ
・・・ほら 老婆も《吃驚し怖れ慄く》
帰りたいのに 言えない 帰りたくとも 家無い

・・・ほら 馬鞭が撓なりゃ
・・・そら 老爺も《挙動不審になる》
帰りたいのに 言えない 帰りたくとも 家無い

回る回る 歯車は廻る 運命は彼等を何処へ運ぶ
背中合わせの温もりだけが 双りに灯る唯一の希望・・・・・・

重い足取りで 何処へ 何処へ 彼等は 何処へ向かって行くのかしら?
念いは届かず 何故 何故 彼等は 何故に行かなければならないのかしら?
疲れた身体で 何処へ 何処へ 彼等は 何処へ向かって行くのかしら?
運命だからと 何故 何故 彼等は 何故に行かなければならないのかしら?

平等なんて嘘なの? 幻想なの?
命に値段をつけられる墓所
命に値段をつけられる場所
其れが奴隷市場 奴隷市場 奴隷市場・・・・・・

離れ離れ 繋いだ手と手 遥か遥か 引き裂かれて

巡る巡る 季節は廻る 運命は双りを何処へ運び
今は見えざる歴史の涯に 舞い降りるのは誰の光・・・・・・
P R
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