『楢山節考』

2010年05月10日(月) 2時18分
少し前に観て、あまりの衝撃に今でもときどき思い出しては憂鬱になる映画です。

よく撮ったなぁと思います。
隅々までリアルで怖すぎました。

年齢制限つけてほしいな。大人の私ですがショッキングでした。

いわゆる姥捨山の話、日本に実際にあった風習で、聞いたことはあったのにリアルに迫ってきて胸は痛いし怖いし悲しい…

いや姥捨山の話だけならまだいいんだ、村人たちの生活をいろんな角度から見せられて、正直あの時代に生まれなくて本当によかったと心底思った。

望まれない男の赤子はすぐゴミのように投げ捨てられ(まるでなんでもないことのように)、

盗人は一家ごと制裁を受け、

食べ物はいつも死活問題で、

性欲に右往左往する男たちとその対象である女たち(+α…)は野放しのようで制約があり…





一方、
自然の交尾の神秘がちらほら見えたり、
少し笑えたりするシーンもあって(苦笑い含む)、なんていうか光と影の対比が凄まじくて激しく胸やけ…。

親を捨てる子の気持ちも、
捨てられる親の気持ちも、
人により様々なんですね。

一方で理性的な、人間らしい姿は悲しくもまだ共感できる。

もう一方…無関心のような、無感動のような、諦めのような、表面上は足掻きもしない、そんな姿は理解したくないんだけどひどく現実的…。そういうふうに長く生活してきた歴史の、現実の重さみたいなのがあって、それがすごくショックでした。生も性も死も生々しすぎる。

彼らは決して命を軽んじてるわけじゃないんだけど、
新しい命も、歳老いた命も、若い命も、ときには簡単に捨てていく。…簡単に見えてしまう。
すべての命に重きを置いたらやっていけない…
現代の倫理観で裁けない取捨選択を、日常的に当たり前にしなければならない…

そんな時代に、私は生まれなくて本当によかった





原作は小説で、映画としては二本あるみたいで、いわゆる新しい方を私は観たみたいです。

一本目も観てみたい。…けど気持ちが押し潰されそうだから、元気なときに見よ…。





さっき検索かけて驚いたのが、主演女優さんはこの映画のためにホントに前歯を三本抜いたらしいですね。

おばあちゃんが捨てられに行くために、自慢の前歯をへし折るんですよ…

ショッキング映像がサラッと流れるので、ホントこの映画は怖いです…





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