敗北

September 23 [Wed], 2015, 14:08
その日、ラインハルトは朝からステアリーナ宅を訪れていた。
 ゴーレム制御についての議論をするためである。そのため、自分の作である黒騎士シュバルツリッターを伴っていた。
 仁からの警告もあったので、護衛を5名、家の周囲に配備してもいた。元からの護衛と、ショウロ皇国から派遣された兵達だ。繊之素

「いらっしゃい、ラインハルト君」
 昨日の夜以来、ステアリーナはラインハルトを君付けで呼んでいた。
「やあ、おはよう、ステアリーナ」
 ラインハルトも呼び捨てている。
 中に通され、広い居間へと案内された。そこにはステアリーナ作のゴーレム2体、自動人形オートマタ2体が立っていた。
「これが今のわたくしの最高傑作よ」
「うーん、すばらしい」
 ゴーレムの1体は先のゴーレム園遊会パーティーで破壊されてしまったクリスタルゴーレム『セレス』と同型、もう1体は鋼の男性型ゴーレム。
 自動人形オートマタは10代後半の少女型と成人女性型である。
「ゴーレムは『エリス』と『カスター』です。自動人形オートマタは『シレーヌ』と『ミレーヌ』ですわ」
 挨拶もそこそこに、2人は談義に入った。このあたりは職人気質といえよう。

「クリスタルゴーレムですが、見たところ、変形フォーミングの魔法で動作させてるよね? 魔力効率悪すぎないのかな?」
 とラインハルトが問えば、ステアリーナが答える。
「そうね。だから変形フォーミングと同時に、可動部分に軟化ソフトニングを弱くかけているの」
「うーん、なるほど。変形フォーミングだけの時に比べて3割くらい節約になるのかな?」
「さすがね。実際には2割5分、ってところ。長時間の稼働は無理ね。もっとも、クリスタルゴーレムの意義は実用じゃないから」
 それにはラインハルトも肯く。
「そうだな。セレスを初めて見た時は衝撃的だった。僕のような者には考えつかない方向性だ」
「あら、ありがとう。……で、カスターの方はどうかしら?」
 もちろん男性型のゴーレムのことである。
「うーん、同じ男性型でも、女性の魔法工作士マギクラフトマンが作るとこうなるのか、という典型、かな」
 いかにも優男、といった体形なのである。少女漫画家の描く男性キャラ、と言えばいいだろうか。
 ラインハルトにそう言われたステアリーナはふ、と笑って、
「ごつい男性って苦手なのよね」
 と言った。ラインハルトはそれを聞き流す。
「構造としてはゴーレム本体は何使ってる?」
「軟質魔導樹脂、ね」
 軟質魔導樹脂は一般的なゴーレムの本体に使われる素材。魔力を持つ樹木、『マギピーネ』から採った樹脂である。
 要は魔力を持った松ヤニのような物と思えばいい。粉末状のミスリルを混ぜて魔力重視にしたり、鉛を混ぜて重くしたりと、用途に応じて添加物を変えるのが一般的。
 戦闘用ゴーレムになると、魔力を帯びた石、魔石の最低品質のものを使うことさえある。かつて仁が倒した、ゴンとゲンの元になったゴーレムがそうであった。
 仁の作るゴーレムのように骨格、筋肉をもつゴーレムは希なのである。
「添加物は? 僕の黒騎士シュバルツリッターはミスリルとアダマンタイトの粉末を使っている」
 ラインハルトが自らの黒騎士シュバルツリッターについて、少し秘密を明らかにした。
「まあ、アダマンタイト粉末ですって? どんな効果があるの?」
「一つは重さ。アダマンタイトは鉛よりも重いからね。もう一つは……当ててごらん?」
 悪戯っぽく笑ってラインハルトはそう言った。
「うーんと、そうね……わからないわ。アダマンタイトは魔力を減衰させるし、ミスリルは魔力を通す。相反するのよね」
 そう言ったステアリーナに向けてラインハルトがヒントを言う。
「そこまでわかっていて惜しいな。僕は『混ぜて』使っているとは言わなかったよ」
 そのヒントでステアリーナはピンと来たらしい。やはり一流の魔法工作士マギクラフトマンだ。
「わかった! 部位によってミスリル混ぜたりアダマンタイト混ぜたりしているのね!」
「正解。腕、脚にはミスリル。胴体にはアダマンタイト。手先足先にもアダマンタイト、といった使い分けだね」
 ステアリーナは感心した顔でラインハルトを見つめる。
「やっぱりあなた凄いわ。それじゃあわたくしから……」
 ステアリーナがそう言いかけた時、大きな音がした。
「あれは?」
「玄関の方?」
 ラインハルトとステアリーナはほぼ同時に立ち上がって、廊下へと出た。
「!!」
 そこにいたのは、鈍い銀色をした2メートルあまりのゴーレムが4体。その甲冑デザインには見覚えがあった。
「まさか、統一党ユニファイラーか!」
「どうしてここに!? ダリの街の警備ゴーレムはなにをやってたの?」
「僕の護衛は何をやっていたんだ?」漢方ダイエット薬
「アンナ ヨワイ ゴーレムナド イクラ イテモ オナジダ  ソレニ ニンゲンノ ゴエイナド ナニモ デキナイ」
 1体が喋った。金属をすりあわせるような聴きとりにくい声だが。
「まさか、街中を堂々と歩いて来たというの!?」
「いや、きっと裏の水路を利用したんだ」
 ラインハルトはこの家の立地条件を思い浮かべる。裏手に流れる水路はアスール川に繋がっている。おそらくそこから普通の船に紛れてダリへ侵入したのだ。
「黒騎士シュバルツリッター!」
 ラインハルトは連れてきていた黒騎士シュバルツリッターを呼び、
「カスター!」
 ステアリーナはカスターを呼んだ。
「ムダナ テイコウハ シナイホウガ イイ」
 そう言うと、1体が黒騎士シュバルツリッターに、もう1体がカスターに向かって行った。そして残る2体はそれぞれラインハルトとステアリーナに向かってくる。
「くそっ!『バリア』」
 ラインハルトは仁から貰った保護指輪プロテクトリングを作動させる。向かってきたゴーレムはラインハルト手前30センチで阻まれた。
 黒騎士シュバルツリッターとカスターは敵ゴーレムと激突した。
 黒騎士シュバルツリッターの振るった拳が敵ゴーレムを弾き飛ばした。
「ホウ イゼンヨリ ツヨクナッテ イルナ」
 スポークスマンらしいゴーレムが感想を述べた。それを聞いたラインハルトは、自分たちの情報が統一党ユニファイラーに流れていたことを知る。
「黒騎士シュバルツリッター! 全力を出せ! 奴らを叩き壊せ!」
「はいヤー」
 黒騎士シュバルツリッターが全力を出した。その一撃は敵ゴーレムの頭部を吹き飛ばす威力があった。そして2体目へ立ち向かっていく黒騎士シュバルツリッター。
 自律型ゴーレム同士の戦い。家の壁に穴が開き、柱が折れる。だがそんなことを気にしている余裕は無い。
「きゃああああ!」
 ステアリーナの悲鳴が響いた。ラインハルトが後ろを振り向くと、カスターが破壊され、ステアリーナが敵ゴーレムに捕まったところだった。
「ステアリーナ!」
 ラインハルトは唇を噛んだ。自分の傍に引き寄せ、バリアの中に入れておくべきだった、と。
「マズ ヒトリ カクホ」
 スポークスマンらしいゴーレムがそう言った。
「ラインハルト ドノ、コウサン シナイカ?」
「…………」
 ラインハルトが答えないでいると、ゴーレムは更に言葉を紡ぎ出す。
「フム、シュバルツリッターガ マケナイカギリ アナタノ イシハ クダケナイカ」
 今、黒騎士シュバルツリッターは2体目のゴーレムを倒したところである。
 残るはステアリーナを押さえつけているゴーレムと、自分の前にいるゴーレムである。
「ヨロシイ ソレデハ ワレワレノ ジツリョクヲ ミセヨウ」
 目の前のゴーレムはそう言って黒騎士シュバルツリッターに向かっていった。
 これはラインハルトにとって願ってもないチャンスである、ステアリーナを人質にされたら抵抗できなかったが、敵のリーダー的ゴーレムは単純なのか、黒騎士シュバルツリッターと戦う気らしい。
 あれからラインハルトも黒騎士シュバルツリッターを改良強化してきたのである。仁の礼子には敵わなくても、統一党ユニファイラーのゴーレムに負ける気はなかった。
「黒騎士シュバルツリッター、行け!」強効痩
「はいヤー」
 短く答え、黒騎士シュバルツリッターは敵ゴーレムと組み合った。一瞬2体の膂力が拮抗し、動きが止まる。
「ナルホド コレガ シュバルツリッターノ チカラカ」
 そのまま2体は拮抗した状態で押し合うが勝敗が付かない。
「モウ ジュウブンダ ゼンリョクデ イクゾ」
 敵ゴーレムはそう言うと、急激に力を増す。黒騎士シュバルツリッターが押し負けた。組み合ったまま壁に叩き付けられ、そのまま壁をぶち抜き、柱にぶつかって止まる。
 しかし敵ゴーレムは止まらない。その急激に上昇した力で黒騎士シュバルツリッターの右腕を引き抜いてしまった。そして次の瞬間には左腕が。
「な、何!?」
 目にしたことが信じられないといった表情のラインハルト。だがそれは現実で、敵ゴーレムは黒騎士シュバルツリッターを蹴り倒すと、両脚も次々にもいでしまう。
 とてつもない力である。それはまるで……
「レーコちゃんの、力?」
 呆然としたラインハルトの口からそんな言葉が漏れた。
「レーコ? ソレガ サイキョウノ ゴーレムノ ナマエカ?」
 四肢をもがれた黒騎士シュバルツリッターをそのままに、敵ゴーレムは再度ラインハルトに肉薄。
「う……」
 うっかり情報を漏らすところだったことに気付き、口を閉じるラインハルト。
「マアイイ ユックリ キクコトニ シヨウ」
 敵ゴーレムはそう言って、ステアリーナを人質に、ラインハルトに迫る。
「ソノ ケッカイヲ カイジョシテ クレナイカネ」
「ラインハルト様! いけませんよ!」
 気丈にもステアリーナなはそう言うが、次の瞬間腕をねじり上げられ、悲鳴を上げる。
 そんな姿を平然と見ていられるラインハルトではなかった。
 バリアを解除する。すると敵ゴーレムはそれが指輪の効果だと知っているのか、ラインハルトの腕もねじり上げ、指から保護指輪プロテクトリングを抜き取ってしまったのである。
 と同時に、2人の首にチョーカーが付けられた。それはエルザが付けられたのと同じ物。魔法の詠唱を妨げ、体調を崩す魔導具。
「ソロソロ ヒトガ アツマッテ クルナ」
 派手な音を立てたので野次馬や警備兵が来るだろう。そう言ってゴーレムは2人を壁に開けた穴から連れ出した。
 そこは水路のすぐ上で、水路には黒い船が1隻浮かんでいた。
「ノレ」
 そしてラインハルトとステアリーナは白昼誘拐されてしまったのである。
 目撃者も大勢いたが、皆為す術もなく、黒い船がアスール川に出、川を下っていくのを眺めているだけだった。

 ラインハルト専用隠密機動部隊SP、セージとコスモスが到着したのはその半日後。
 2体が見たのは破壊された黒騎士シュバルツリッターと、布を掛けられた5人分の骸であった。

戦闘態勢
「あとはごしゅじんさまの武器、ですね」
 一応完成をみた強化服を見たアンがそう言った。
「『水流の刃ウォータージェット』や『光束レーザー』は威力が高すぎるのと、遠距離から中距離用だということです。近距離用の武器もお持ち下さい」
「なるほどなあ」
 アンの提案はもっともだ。だが仁は格闘技など出来ない。
「となると棒みたいなものを振り回すのがいいということになるな……」
 とりあえず、棒を振り回す自分を想像してみる仁。……何か違う。仁には想像できなかった。
「じゃあ刀か? それこそ、刃筋が立たないと切れないって言うし、アダマンタイトじゃ重いし」
 倍くらいの力ではアダマンタイトの刀を振るうには少し足りない。
「うーん……軽くなきゃ無理、ということは物質じゃあ駄目か……」
 そこまで考えて思いついたのは有名な映画に出てくる光の剣。
「あれならなんとかなりそうだ」
 仁は頭の中で構想を描く。簡約
「プラズマを閉じ込める……駄目だ。対人武器としたら凶暴すぎる。雷系の魔法で……同じだ」
 頭をひねり続ける仁。
「うーん、いいアイデアだと思ったんだがなあ」
「ごしゅじんさま、それでしたら防御用の結界を先に装備なさって下さい」
 アンが助け船を出す。だがそれは文字通り、仁にあるアイデアをひらめかせる助けとなった。
「そうか! バリアだ! バリアと同じ力場を剣にして!」
 球状、または円盤状に展開するのが普通の魔法障壁マジックバリアであるが、これを剣の形に出来ないかと仁は考え始めた。球状、円盤状などの幾何学的形状は容易いが、剣の形にするのは至難の業だ。
「よし! 出来る! 出来るぞ!」
 しかし仁の魔法知識と地球での経験はそれを可能にした。
「魔法障壁マジックバリア展開用の極を剣の形にすればいいじゃないか?」

 魔法障壁マジックバリアはいうなれば自由魔力素エーテルで出来た壁である。作り方の原理は簡単。自由魔力素エーテルへの引力と反発力の組み合わせ。その釣り合ったところに、不可視の壁が構築される。
 もう少し言うなら、引力で引き寄せられた自由魔力素エーテルと、反発力で押しのけられた自由魔力素エーテル。それがぶつかり合い、釣り合った場所の自由魔力素エーテル密度は通常空間の何万倍にもなる。その自由魔力素エーテル同士を連結させることが出来たら。その『エーテルの網』がすなわち魔法障壁マジックバリアである。
 魔法障壁マジックバリアの強度は自由魔力素エーテル濃度によるところ5割、網の目の連結力によるところ5割で決まる。網の目の大きさは自由魔力素エーテルが楽に通るため、内部の魔導士が自由魔力素エーテルの枯渇を起こす心配は無い。
 引力と反発力を発生させるための極は指輪だったり、魔導士が空間に作り出した仮想のポイントだったりする。くどいのを承知で書くと、仮想のポイント指定にも魔力を必要とするから、指輪などの魔導具を使った方が効率がいい。

 さて仁はその『極』を剣の形にしてみることを考えついた。
「普通は『点』からの放射だから球面になるんだよな」
 つまり放射点から等距離にエーテルの網が形成されるわけだ。
「それを剣の形にして、部分的に強度を変えれば……おお、いいじゃないか」
 強度を変えたことで、引力と反発力が釣り合う距離が変わる。極が点だとその制御は難しすぎるが、剣の形なら比較的簡単(あくまでも魔法工学師マギクラフト・マイスターにとって)である。
 まだ微調整は必要そうであるが、仁の手にした剣型の魔結晶マギクリスタルからは、剣に見える50センチほどのぼんやりした光が放たれていた。
「よし、ここをこうして、こっちをこうして」
 剣型の魔結晶マギクリスタルに書き込んである魔法語マギランゲージを手直ししていく仁。
 3度ほど調整した後、
「出来た!」
 と仁は喜びの声を上げた。
「出力を変えると……おお!」
 短い時は40センチくらい、長くすると2メートル以上になる。
「さて、切れ味は」
 仁はその辺に転がっていた木片に斬りつけてみる。
「あれ?」
 だが、予想に反して切れなかった。
「うーん、今のままだと単なる棒状のバリアだからか……」
 理由を推測し、対策を立てる。
「この連結した自由魔力素エーテルの一部を炎……いや、熱エネルギーに変えると」
 少しの手直しをした後再度実験。終極痩
「どうだ? ……あちちち」
 熱気が漏れてきた。
「もう少し熱エネルギー化する自由魔力素エーテルを減らさないとな」
 そして3度目。
「うん、これでいい!」
 青白く輝く魔法剣。温度は1万度を超えているだろう。木片に斬りつけたら断面が黒く焦げるどころか一部蒸発した。
 次は鉄棒で試すことにする。一応ヘルメットも装備し、礼子に頼む仁。
「礼子、そこにある鉄の棒で軽く殴りかかってくれ。いいか、かるーくだぞ」
「はい」
 念を押された礼子は、太さ2センチ、長さ80センチほどの鉄棒で仁に殴りかかる。仁はそれを魔法剣で受け止めた。
 基本形は剣状のバリアだから、実体のある剣も受けられる。
 そして受けた鉄棒は、1秒ほどでそこから溶け、2つになってしまった。剣を受けたら相手の剣にダメージが行くだろう。
「よし、電気エネルギーだとどうかな?」
 魔法語マギランゲージをいじり、雷系魔法を使って電気エネルギーを作り出すようにしてみた。
「さあ、どうだ?」
 起動する。青白くも見え、黄色いようでもある、そんな剣になった。
「さて、これに触れて貰うのは危険すぎるな……。礼子、その鉄棒を地面に立ててくれ」
「はい、お父さま」
 60センチくらいの鉄棒を、少し地面に突き刺す礼子。
「よし、いくぞ」
 仁はその鉄棒目掛け剣を振り下ろす。剣が鉄棒に触るか触れないか、その瞬間、アーク放電が起こり、バチッと言う放電音と共に一瞬まばゆいばかりに輝く。
 ヘルメットの遮光機能がなければ目にダメージを受けそうだ。
 次の瞬間には鉄棒と剣が接触、まるで電気溶接機のように火花を飛ばし、鉄棒を両断した。白熱した鉄が飛び散る。
「瞬間に白熱するなんて何億ボルトあるんだよ……」
 仁はまじまじと剣を見つめる。とんでもない物が出来てしまった気がする。魔法による電気エネルギーでなかったら、一番近くにいる仁に真っ先に被害が及ぶところだ。
「あとはこの電圧を制御出来るようにするか」
 そう呟いた仁は、剣の大きさと熱・電気エネルギーを調整できるように改良を加え、ようやく魔導具としての魔法剣を2振り完成させたのであった。
「『正宗』と『村正』にするか」
 正宗は熱系、村正は雷系の剣。そしてその名前はもういつもの調子である。
「ごしゅじんさま、お疲れ様です」
「お父さま、入浴なさいますか?」
 アンと礼子が作業を終えた仁に声を掛けた。仁は一つ伸びをして、
「ああ、一風呂浴びるかな」
 と言って館へ向かった。後に付いていく礼子、アンは後片付けである。
「あー、疲れが取れる」
 館の温泉に浸かり、おっさんくさい声を上げる仁であった。

      

「ダリに到着しました」
「よし、予定通りにすすめろ」
「はっ」

      

 その夜、仁はラインハルトからの連絡を待っていたが、予定の時刻を過ぎても連絡がないので心配になってきていた。
 そこへ老子から急報が。
「御主人様マイロード、セージから連絡です。ラインハルト殿が誘拐されたらしいです」
「何だって!?」
 それを懸念して隠密機動部隊SPを増やしたばかりである。
「砦跡の基地経由でラインハルト殿のいるダリまで行ったのですが、わずかの差で間に合わなかったようです」
「統一党ユニファイラーめ……俺の忠告を聞かなかったな」
 仁の怒りが静かに燃え上がる。終極痩身
「蓬莱島、出撃準備」
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