はじめに / Read me 

December 31 [Mon], 2035, 2:12
 このブログは、映画(95%洋画)の個人的なレビューを掲載しています。
レビューの中身は、

映画初心者でもわかりやすい
どんな映画も楽しむ、楽しめる

を心がけています。

ラースと、その彼女 

February 21 [Sun], 2010, 20:36
 アカデミー賞脚本賞にノミネートされた、ハートウォーミングな人間ドラマ。
インターネットで注文した等身大のリアルドールとの恋愛関係に没頭する青年と、
彼を取り巻く町の人々の人間模様が展開する。
 リアルドールに恋をする主人公ラースを演じるのは『きみに読む物語』のライアン・ゴズリング。
監督は本作が初の劇場公開作品となるCM作家クレイグ・ギレスピー。
型破りな設定と、ユーモラスかつ丁寧に描き上げられた人間ドラマが魅力。

 幼いころのトラウマから人とのつながりを避けて生活し、
毎日地味な仕事に従事する青年ラース(ライアン・ゴズリング)。
そんなある日、
彼はガールフレンドを連れて自分を心配する兄夫婦(エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー)と食事をすることに。
しかし、ラースが連れて行ったガールフレンドとは、
インターネットで注文した等身大のリアルドールだった。

By Yahoo!映画
---------

 久々の更新です。
とってもほっこりする映画でした。
最初に得た知識が「恋人が人形」だったので、
コメディ寄りなのかアホっぽい映画なのか?と思いつつ、
まさかのライアンゴズリングが主演とのことで是非観賞させていただきました。

 最初はやっぱり、人形を彼女ですと紹介するラースに戸惑うまわりのひとが描かれるんですが
しだいに理解し、ラース、そして人形の「ビアンカ」を受け入れていく、という基本の流れはベタですが
セリフの1つ1つに意味がありトリガーになっており、
そして、そのセリフのあとに起こるラースへの試練描写2つの兼ね合いと流れがすてきでした。

 また、上記のようなトリガーのセリフ以外にも、
ちょいちょい、癒されるものが登場してきて、すごく勉強になりました。
日頃心がけていると思っていたつもりだけど全然足りなかったなーって思い知らされる。
例えば人に対する思いやりだとか、
大人になったつもりだとか、そんなしょうもない、でも基本的なところ…


 この映画の描くところは、自分のトラウマとたたかうラースの成長過程です。
人形を彼女だと言い張る男のしょうもなさでもなく、かつ当然コメディでもなく、
ふりまわされるまわりの人々でもなく、
当然のように、最後に人形が心をもっって動き出す!なんていうわけでもなく、

 小さい頃にトラウマをかかえ、人と直に触れ合うことが出来なくなってしまった、
わかってる、
でもふさぎこんでしまう、
でも壁をつくってしまう、
でも変わりたい、
でもうまれかわりたい
そんなふうに無意識に思っているであろうラースの、
無意識故の行動と、無意識故のサイン。
突如現れる彼女の意味も、突如彼女の病気が発覚する意味も、全部必然。

 最初から最後まで、いろんなひとの愛情に包まれている映画だからこそ、
最後にぶわっと泣かせるわけでもなし、
かといって一切感動しないわけでもなくて、
後半にいくにつれて、気づいたらじゅわわーっと涙うかんでる、そんなほっこりーな、えいがでした。

 みどころはやっぱり、
トリガーであるセリフやシーンと、
それを聞いた、感じたラースが次に起こす彼女との行動です。
 彼女とラースの会話も、
内容も、彼女の返事も、全て「決めているのはラース」。
彼女が笑うのも怒るのも、そのタイミングも「決めているのはラース」。
いつ、彼女の病気が発覚するでしょう。
いつ、彼女の病気が悪化するでしょう。
そういうポイントに注目しながら、「あれがトリガーだったのか!」と探りながら観賞することををすすめします。
しれーっと見ててもただ地味な映画に終わっちゃうんじゃないかなと思いました。

あくまで私の所感ですがそんなふうに思いました。
なんにしても、いいえいがでした。

あるスキャンダルの覚え書き 

May 03 [Sun], 2009, 18:14
美しい美術教師と、
彼女に執拗(しつよう)な関心を抱くオールドミスの教師との
スキャンダラスな関係を描く心理スリラー。
アメリカで実際に起こった女教師の事件を基に作られた小説を、
『アイリス』のリチャード・エアーが映像化した。
二大オスカー女優のジュディ・デンチとケイト・ブランシェットが、
火花散る演技対決を繰り広げる。
孤独な年配女性の屈折した愛情が、
徐々に明らかになっていくストーリー展開に引き込まれる。

 ロンドン郊外の中学校で歴史を教える初老のバーバラ(ジュディ・デンチ)は、
若く美しい新任の美術教師シーバ(ケイト・ブランシェット)に興味を抱く。
家族も親しい友人もおらず、
飼っている猫だけが心のよりどころだったバーバラは、
シーバとの友情に固執するようになる。
しかし、ある日、シーバの秘密を知り……。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id326971/

========

 恐いです。。゜・(ノД`)・゜。

 家族も友人も恋人もおらず(妹さんはいるようでした)、
猫とふたりだけで過ごしながら来年定年を迎える予定の教師バーバラ。
悩みや心うちを打ち明けられる相手といえば日記だけ。
毎日変わりなく過ごす日々に、突然、若い女性が現れる。

 美術教師のシーバ。

 彼女は美しく、誰からも好かれた。
バーバラはそんな彼女を皮肉に思いつつも、
いつしか興味を持ち始め、しだいに仲良くなっていく。

 そんな中で、シーバは家庭も子供も居る身でありながら
教え子である15歳の少年と関係を持ってしまう。
事実を知ってしまったバーバラは、それをエサにシーバを支配することにした。
シーバの全てを知っているように、
また、全てを受け入れてあげるように接し、偽りの「深い絆」を築いていく。
そしてまたシーバも、そんなバーバラを慕い親交を深めていった。

 ある日、バーバラの家族であった猫が死んでしまう。
孤独に耐え切れずバーバラはシーバを頼ったが、
その日は偶然、息子ベンの始めての発表会だった。
やむを得ず息子を優先してしまったシーバに裏切りと怒りを感じたバーバラ。
「誰にも言わない」と言っていた禁忌の秘密を、他の教師にバラしてしまう……。


 あらすじは簡素に書いてこんな具合です。
この映画は、
バーバラが言語道断で感じてきた生涯孤独の思いと、
無意識に発生する人間への依存心、執着心、愛情をとっても上手に表現していました。
それ故にものすごく恐怖を感じました。…女……女恐い……

 バーバラの中で、友情とはとても強固なものであり、
どんな時もそばにいて、またどんな時も尽くしあうものだと信じて疑わず、
自分自身がそうであるため、相手からそれを感じられなくなると
「裏切り」だと感じてしまう。
 人間を信じたい。信じたいけど、何を根拠に信じたら良いかわからない。
故に相手に借りを作らせ、笑顔を見せ、静かに支配する。
しだいに相手もバーバラを親友だと思い込んでしまう。

 骨組みが完成されぬまま築かれた友情に、
執拗なまでに過剰で異常な愛情をそそぐバーバラと、
誰にもいえない秘密を握られながらも、優しいバーバラを慕うシーバ。

 未完成の骨組みがいつまでも支えられるはずもない。
それが崩れた時、二人の行く末は………

 不憫なんて言葉で片してはいけないとは思うけど、
孤独って、感じすぎると自分の世界を作り上げてしまうものなんだなと思いました。
その世界では、誰もが優しい気持ちで楽しく過ごせるのに、
現実世界では、みんなが悩み、疑いあい、苦しみあう。
そんな世界、あってはならない。
少なくとも自分は、楽しい世界の人間であろう。
そういう思いを抱きながら、しだいにその世界と現実世界を混同し、
思い通りに行かない場面になるとすぐに裏切りだと思ってしまう。
儚いものです。
淋しいものです。でもそう思いつつも、かかわりたいとは思えません。

 確かにバーバラは人に尽くすけれど、
どこかで必ず猜疑心があり、自身を優位に立たせようとする。
情が深いように見えてまるでそんなことない、
自身でもはかりしれないほど味わっている孤独を消化不良のまま蓄積させ、
他人におもいきりぶつけてしまっている。

 …。
この映画を見てバーバラの心情をどう感じるかは人によって様々だと思います。
とりあえず心理に働きかける恐さです(´;ω;`)
バーバラの心の動きを読み解きながら観賞するとより面白いと思います。

 あと、
Yahoo!映画のレビューである人が
「しかし、ケイトかと思って見てたら、
 お風呂に入ってるのがジュディ・デンチだった時が一番恐ろしかった・・。」
と書いていたのがものすごく共感しました。vvv

パンズ・ラビリンス 

January 20 [Tue], 2009, 22:39
1944年のスペイン内戦下を舞台に
現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える
少女の成長を描くダーク・ファンタジー。
『デビルズ・バックボーン』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、
ファシズムという厳しい現実から逃れるため、
架空の世界に入り込む少女を通じて人間性の本質に鋭く切り込む。
イマジネーションあふれる壮大な視覚技術を駆使して生まれたクリーチャーや
深く考察されたテーマに根ざした巧みな演出が衝撃的。
 1944年のスペイン内戦で父を亡くし、
独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった
母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、
この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり
自分の中に新しい世界を創り出す。
オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、
迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326294/
======
 このあらすじ正しいのか?
オフェリアはあの世界を、自分の中に創り出したものなんだろうか。
申し訳ないながら、いっぺん見ただけの私にはあまり
テーマがつかめませんでした。
内戦の続く時代、独裁者である義父のもとで苦痛の毎日を過ごすことになってしまったオフェリア。
お母さんのことは愛しているし、これから生まれくる弟のことも愛してる。
けど、逃げ出したい、辛くて仕方ない。
 そんな中、ふと森に迷い込むと、なにやら不思議な虫が…
ついていくと現れたのは「守護神パン」と名乗るモンスター。(モンスター?)
「おお、王女!人間界はいかがでした?」
「え?私にんげんだし」
「いやいやあなたは王女じゃないっすか。もとの世界へかえりたいんすか?」
「(!!なんとうまい話)かえりたい!もうこんな生活イヤ!」
「そっすか、タダじゃ帰れませんよとりあえず3つ試練あたえるんでクリアしたら帰れます」
「がんばります」

 っていうくらいしか、私にはまだ……ごめんなさい(ぁ)
ただ、なにか深いテーマがあることは確かで、
決して薄っぺらい作品なんかではなくかなり奥ゆかしい印象でした。
(もいっぺん見たいです、とりあえず)

 映像はファンタジックでありながらダークな印象も与えつつ、
時には結構なグロシーンも織り交ぜてあって、
全体的にひっちゃかめっちゃかな感じはするものの、なんだかキレイだなーと思いました。
主人公の女の子がとても人間らしいキャラクタであることや、
スパニッシュなのがいいエッセンスになってるのかもしれないです。
うん…なんだかすごく綺麗な、
ダークだけど綺麗な、見終わったあとにとてもほっこりする映画。
 結末にさしかかった瞬間にブッファーと涙が出てきて、
得体の知れない感動がこみ上げてきました。こんな映画ひさびさ。
そして、特典映像の劇場予告とかを見てまた号泣(゜∀。)
言葉にできない感動です。私自身よくわからない。なんで感動してるのか。
すこし中身に触れるなら、
やっと救われたね、助かったね、もう辛くないよ、よかったねっていう安堵感、っていうか、そういう感情なのかもしれない。
救われたとはいえどのようにして救われたのかは見てのお楽しみ。

 いまいちつかめてない私が言うのもなんですが
とくに考えこまずに映像が魅せるまま観賞してみてください。
ブッファと泣けます。おそらく。
おそらくです。

ジャンルやテイストとしては、
サイレントヒルが小児向けになったかんじです。違うか。(ぁ)

 少なくとも素敵な映画ではあると思います。
(でももしかしたら私のギレルモ監督びいきなのかもしれません)

俺たちフィギュアスケーター 

January 18 [Sun], 2009, 8:23
 ライバル同士だった男子フィギュアスケート選手が、
男同士でペアを組むことになる爆笑コメディ。
『主人公は僕だった』のウィル・フェレルと『バス男』のジョン・ヘダーが、
厳しい特訓の末に体得した優雅でかわいらしいフィギュアの技を披露。
ばかばかしさ満載の中、前回の冬期五輪・トリノ大会女子フィギュアで
銀メダルを獲得したサーシャ・コーエンなど、
豪華スケーターたちの競演も見どころ。
 マッチョで派手な演出を売りにしている
フィギュアスケーターのマイケルズ(ウィル・フェレル)と、
繊細(せんさい)なナルシストのマッケルロイ(ジョン・へダー)は
世界選手権で同点1位となり、表彰台で大乱闘を繰り広げてしまう。
2人は男子シングル部門から永久追放の裁を受けるが、
男子ペア部門での復活に望みをかけ
ペアを組みスケートリンクに上がることに…。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id329044/
======
 アメリカンカラーの濃いギャグセンスが光る男のフレンドシップコメディ!
「ちょ、これ大丈夫なの?vvv」というセリフやシーンvvvvv
でも、コメディに留まらず、
最初はいがみ合っていたマイケルズとマッケルロイも、
徐々にお互いを認め合っていく様子なども見所のひとつ。

 なんにしても要はコメディなので、
笑いたいときにどうぞ。
でもあんまり大笑いするようなシーンはなかったように思います。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 

January 17 [Sat], 2009, 5:09
 ブロードウェイの巨匠スティーヴン・ソンドハイムの
トニー賞受賞ミュージカルを映画化。
監督は『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン。
彼と6度目のコラボレートとなるジョニー・デップが、
これまでにも映画や舞台で数多く取り上げられてきた
伝説の殺人鬼スウィーニー・トッドを演じる。
共演はティム・バートン夫人でもあるヘレナ・ボナム=カーター。
本格的な歌声を初披露するジョニーのミュージカルスターぶりに注目だ。

 19世紀のイギリス。無実の罪で投獄され、
その首謀者に妻も娘も奪われた男(ジョニー・デップ)が、
名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。
15年ぶりに理髪店を再開した彼は、
理髪師スウィーニー・トッドとして腕を振るい始めるが、
彼は目に狂気を宿らせながら、
かつて自分を陥れた男への復しゅうに燃えていた。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id328546/
======
 思いのほかグロいぜ!!!!
想像以上にビビらされたぜ!!!

 とても美しい、最愛の妻をもち一人の娘に恵まれ幸せに暮らしていたベンジャミン。
ある日、その妻がターピン判事の目にとまり、ターピン判事は恋をしてしまう。
妻を奪うため、ターピン判事はベンジャミンを無実の罪で投獄、
娘もろとも全てをベンジャミンから奪ってしまった。

 来たる15年後、復讐に燃えるベンジャミンは、
「理髪師スウィーニー・トッド」として街へ戻ってきた。
鋭いカミソリを手に、ターピン判事の喉元を狙うが……


 サイレントヒルもそうだけど、
「復讐」って、映画にしてみるとなかなか美しく映えるものですね。
この映画もやたらと首を掻っ切られーの血しぶきが飛び散りーのでしたが
殺し方がスマートだし、結末もうまくまとめられていて
あまり不快感を感じませんでした。
ミュージカル調子なのも心地いいです。
(なのでミュージカル調子が苦手な人は面白くないかもしれない)

 ストーリーは至ってシンプルで、
主人公のスウィーニートッドことベンジャミンが、
自らを不幸のどん底に陥れた判事に復讐しようとする流れを描いています。
そこに、協力者の女との関わりや、
迷い込んできた男の子、やかましいホームレス女とのいざこざなどを
うまく絡めて展開していきます。

 なので、内容自体はたいしたことがないので、
復讐の狂気におどらされてしまっているトッドの生き様に注目しながら
かつ、まきこまれていく登場人物の心情を妄想しながら観賞いただくと
少しは身のつまったものに見えるかと思いました。
 加えると、
協力者の女ミセス・ラベットは、
ヘレナ・ボナム=カーターさんといってこの映画の監督の奥さんなんです。
 で、ミセス・ラベットは映画の最後のほうで○○されてしまうのですけども、
監督は奥さんをそうすることをどういう心境で実行したんだろう。笑
といらんことを妄想するのも、私はちょっと楽しかったです。(゜∀。)

 ティムバートンファンならば純粋に
不気味さを味わえるオシャレな作品だと思います。

アイ アム レジェンド 

January 15 [Thu], 2009, 22:36
 人類が絶滅した近未来を舞台に、
たった1人生き残った男の奔走を描くSFドラマ巨編。
『コンスタンティン』のフランシス・ローレンス監督が、
『幸せのちから』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたウィル・スミスを主演に、
自分以外の生存者を探す科学者が人類再生の道を模索する姿を描く。
無人と化したニューヨークを背景に、希望と絶望が混在する究極の孤独の中で
使命感に燃える科学者の姿に引きこまれる。
 2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、
有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。
彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、
ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、
人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id327925/

======
 みんなが言ってるほど不味くもないよ?
おそらくだいたいの人の思うところで、結末がテーマのわりにあっけなかったせいだと思いますが、
壮大なテーマのもとには「あっけない結末」というものがつきものです。
私はそう思います。宇宙戦争を見てから。笑

 '09年、がんを完治させる治療薬をつくりだし、
世界が奇跡の光に包まれるはずが、
それは治療薬なんかではなく、悪夢開始のトリガー、Kウィルスとなってしまった。
 Kウィルスは空気感染し、感染した者を次々と殺していった。
そして死者は、息を吹き返し、亡者となり食欲を満たすため夜の町を彷徨うのだった。

 はじまりの舞台はNY。Kウィルスがうまれた街。
最悪な事態となってしまったNYは、感染者を残して封鎖されることになった。
 そこに立ち上がったのが、主人公である科学者ネビル。
持ち合わせている強い責任感によって、彼は現地へ残り、
血清をつくりだし世界を救う決意をする。
妻、娘と離れ、飼っていた子犬を一匹ひきつれて、
ネビルは孤独と恐怖の世界へ足を踏み入れた。

 3年の月日が過ぎ、血清はいまだ完成せずにいた。
3年間流し続けた生存者確認のラジオも、現時点まで無意味だった。
「誰も居ない」地球で、
「誰かに助けを求められている」ことを信じ、
「生存者」を信じて、ネビルは毎日ラジオを流し、血清の研究を続けた。
 必死に孤独を掻き消し、犬と生きることで精神を保っていた。
いつか必ず自分が世界を救う、その日を夢見て……。

 地球に、自分と、犬だけしかいないということを思うと、言葉に表せない。
血清を完成させようとしていても、
もう誰も求めていないかもしれない。
完成させることができないかもしれない。
前半は、その極限状態があまりみられませんでした。
そして、中盤にさしかかったとき、ネビルの精神は
「あること」をきっかけに崩れはじめ、自殺へと追い込んでしまいます。


 オチに関して言うならば、私は「もっともだ」と感じました。
仕方ないというわけでもないけど、無難というか、
確かにあっさりではあるけど、むしろこうあるべきだったのだろうな、と。
 ネビルの孤独感や、背負っている自己満足かもしれない希望や責任感、
そしてその生き様を、とてもていねいに描いていたと思います。
あっけない結末に固執せず、
この映画が描きたかったであろう主人公の強くて弱いこころのありかたと、
それに伴うある数日間の時間の経過を、
主人公の精神に自身の精神を重ねながら、どうぞお楽しみください。

 何度も言いますが、
この映画が描きたかったのは、テーマの結末ではなく、
主人公ネビルの生き様です。(だと思います…)

少なくともそう思い込んで観賞するとハズレません。(ぁ)
オチに固執するとつまらない映画に成り下がります。

どろろ (TV版) 

January 11 [Sun], 2009, 21:13
 昭和42年「週刊少年サンデー」で発表された
手塚治虫の最高傑作とも言われている怪奇漫画を実写映画化したアクション時代劇。
体の48か所を魔物に奪われた百鬼丸が、
体を取り戻すために男装した泥棒“どろろ”とともに魔物退治の旅に出る。
主演の百鬼丸役に『涙そうそう』の妻夫木聡、ど
ろろ役に『県庁の星』の柴咲コウを迎え、初の本格的なアクションを披露する。
男女間の微妙な心情を強調したドラマや
総製作費20億円以上を投入した驚異の映像が見もの。
 戦国の世を憂う武将の醍醐景光(中井貴一)は、
乱世を治める力を得るため、自分の子である百鬼丸(妻夫木聡)の体から
48か所を魔物に差し出してしまう。
やがて体の一部を取り戻せることを知った百鬼丸は、魔物退治の旅に出る。
一方、コソ泥のどろろ(柴咲コウ)は
百鬼丸の強さの象徴である妖刀を奪うため、彼を追いかけ始める。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325097/

========

 TV版はいくらかカットされているのでしょうか?
ちょっとわかりかねるのですが、

 私は原作のマンガも読んだし、
数年前に発売されたPS2のゲームもクリアしたことがあるので
いくらそれらと切り離して映画として楽しもうとしても、
少なからず突っ込みをいれてしまいます。
 ですが、それを抜きにしていうならば、
「まぁまぁなんじゃないかな」。
いつの特撮映画だよというようなコワモテのモンスターがCGで出てくる映画はストーリーがなんであれわきわきしてしまう性分なので、多少錯覚を起こしたかもしれません。

 とはいっても、映画自体が
【かの手塚作品を豪華キャストを招いて実写化、うまく尺中にまとめました!】
としか語ってこない気がしました。
作品「どろろ」として重要な要素は盛り込んでいるものの、
あまり関連性をうかがえず、とくに予習もせずに見るとつかみにくいのではないかなー。
けど決して「つまらない」というわけでもなく、
もうひとつ!もうひとつほしかった!おしい感じがします。
 キャストは、
映画の中の百鬼丸はつまぶきさんでよかったと思うし、
映画の中のどろろも、柴咲さんでよかったと思う。
醍醐も多宝丸も。

 そして、
原作やゲームが好きでかつ、照らし合わせて鑑賞するとするならば、
言わずもがな。

ポセイドン (TV版) 

October 05 [Sun], 2008, 23:04
 1972年に公開されたパニック映画『ポセイドン・アドベンチャー』を、
『トロイ』のウォルフガング・ペーターゼン監督が
現代版にモデルチェンジしたスペクタクル・アクション。
荒波に飲まれ沈みゆく豪華客船に、カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、
エミー・ロッサムら新旧実力派俳優たちが乗り合わせ、
絶体絶命の危機からのサバイバルを決行する。
最新技術を駆使して映像化した、未曾有のパニック映像の数々にも圧倒させられる。

 北大西洋の真ん中で大勢の乗客を乗せた豪華客船が、
異常ともいえる大波を受けて転覆する。
客船がしだいに沈んでいく中で、人々は生き延びるために懸命に手を取り合い、
力を振り絞って脱出を図ろうとする。
しかし、想像を絶する危機が疲労した乗客たちに次々と襲い掛かり、
やがて苦渋の選択を迫られることに……。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id324028/
--------
 
 TV版をみました。映画版はみていません。

 そのうえでの感想を書くと、
(この手の映画はとりあえずパニック⇒脱出を試みる⇒犠牲者発生⇒心を強く持ち脱出続行⇒脱出成功という流れは暗黙の了解ですが)
結末が、そこに行き着くまでの流れを全て帳消しにしてくれるかのように
スカッとさせてくれました。
脱出成功者たちがやたらアッハッハッハ笑ってるだけなんですけど、その笑い声がすごくいい気分にさせてくれましたよ(なんでだろう)

 本当にそこらにあるパニックアクションと、なんら変わらないベタなないようですけども
でも、胸が痛くなるような不憫な犠牲者はひとりだけだったので
最近やたらとグロテスクな精神的にくるシーンが苦手になってきた私にしてみたら
やさしい映像となっておりました。

 ただ、登場人物たちの背景うんぬんが全然うつされていないため、
母と子供、や、父と娘とその婚約者、という関係でありながらも
全然結束力にパワーも説得力も感じさせてくれないので
「命の危険にさらされた人たちが船から脱出してる」だけの映画、となっているようにみえました。

 ベター。
ほんとにベター。
子供かわいいよ子供。

プレステージ 

October 01 [Wed], 2008, 21:24
 クリストファー・プリーストの人気小説を、
『メメント』のクリストファー・ノーラン監督が映画化した壮大な人間ドラマ。
かつて友人同士だった男たちが、奇術によって運命を狂わせていく様をスリリングにみせる。
互角の実力を持つマジシャン役を『X-メン』シリーズのヒュー・ジャックマンと、
『バットマン ビギンズ』のクリスチャン・ベイルが熱演。
それぞれに趣向を凝らしたトリックで相手を追い詰めていく過程に興奮する。
ヒロイン役にふんするスカーレット・ヨハンソンの魅惑的な衣装にも注目。

 若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)と
アルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、
マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。
ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。
その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。

By Yahoo!映画
 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id326220/
------

 小説のほうが面白かったりして。
映画としては、私は「まぁまぁ」だと思いました。

 ロバートの妻は同じくマジシャンの助手で、
両手両足をしばられた状態で深く水をはった水槽にダイブし、短時間で脱出するというマジックで、
妻は両手の縄が解けずに溺死してしまいます。
両手をしばる役だったのはアルフレッド。
事故だったのか、はたまた故意的だったのか、真意を掴めないままロバートはアルフレッドに敵対心と憎悪を燃やし、
お互いに一流マジシャンになったころ、相手をおとしめよう、相手より名声を得ようと静かな紛争を繰り広げていきます。

 例えば、相手のショーへ行き、一般客に混ざってマジックをぶち壊したり、時には負傷させたり。
あらゆる手を使い、欲望のままに生きるロバートと、
そんなロバートを嘲笑するかのようにどこまでも逃げゆくアルフレッド。

 人間同士の執念が他人を巻き込んでぶつかりあう暗黙の勝負の行方はいかに。



 くそう!負けてらんねぇ!という具合にロバートがアルフレッドにちょっかいかけて、
それをアルフレッドがさらりとかわし、
それの繰り返しをスピード感を忘れずにたんたんと進んでいきます。
いい大人だろうに、まるで子供のように負けず嫌い。
妄執にとりつかれた人間は怖いですね。
 シーンのいたるところにトリックが隠されているようで、
最後までみれば、ひとつひとつの(不可解だった)シーンやセリフの謎がとけます。
私はアホなもんで最後の最後までどうなるのかわからなかったけどね。

 見所としては、今まで序の口のようにTVなどで披露されていた簡単なマジックのトリックが明かされているところかな。
私は知りたくなかった。とくにとりかごのマジック・・・。

 あえてかんぐらず、なにも考えずにぽやっとみてると面白くうつると思います。
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:しゅう
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 趣味:
    ・映画-一度見ただけじゃわからないのが好き
    ・映画-ギレルモデルトロ監督が好き
    ・映画-サスペンス、スリラー、ドラマを好みます
読者になる
††CATEGORY ARCHIVE††
メールフォーム

TITLE


MESSAGE

††NEW COMMENT††
アイコン画像支配人
» パンズ・ラビリンス (2009年01月22日)
アイコン画像そすう
» パンズ・ラビリンス (2009年01月22日)
アイコン画像支配人
» AVP2 エイリアンズVS. プレデター (2008年10月01日)
アイコン画像素数
» AVP2 エイリアンズVS. プレデター (2008年10月01日)
アイコン画像支配人
» フォーン・ブース (2008年07月11日)
アイコン画像素数
» フォーン・ブース (2008年07月11日)
アイコン画像支配人
» ヒート (2008年06月20日)
アイコン画像素数
» ヒート (2008年06月19日)
アイコン画像支配人
» ヒート (2008年06月18日)
アイコン画像素数
» ヒート (2008年06月18日)
http://yaplog.jp/angelsanctuary/index1_0.rdf
Yapme!一覧
読者になる