僕と母さん〜物語〜 

2005年07月19日(火) 5時14分
朝早く
木漏れ日が綺麗で
鳥がよく鳴いてる

僕は、庭に出た。
すると、相変わらずそこには
僕の母さんが起きていた。

「おはよう。」

母さんは、僕を見て、驚くわけでもなくいつもの微笑を浮かべる。
僕が見た夢は未だにこびりついたままだけど
僕はこうして母さんとお話している。

僕には、変な夢を見る力がある。
あの夢も、変な夢だった
そして、恐い恐い夢だった。

ゴンドラの夢・・・

どうしてあんな夢を見たのか。
それは、僕にもわからない。

でも、一つだけいえるのは・・・
あの夢が、とってもリアルだったってコト。

綺麗な人だった。
少し、母さんに似ているような気もした。
でも、雰囲気は全然違う。

・・・不思議な夢だった。

ひとりぼっち 

2005年07月19日(火) 5時11分
敷地の中

ガラスの壁

君は 向こうで楽しそうに別世界

僕はそこには入れない

ひとりぼっち

もう慣れっこ

そのはずだったのに

ひとりでがんばってきた

だから もう平気

だいじょうぶだよ 僕は強いから



…ウソついた

僕はそうやって 偽った

同じ世界には入れないこと

最初からなんとなく 知っていた

それでも君と話したくて 壁を叩いて声をかけた

きっと…イケナイコト


ばちが当たったんだね

僕 悪いコトしちゃったのかもしれない

でもね 僕 君が好きだったんだ

ずっとね 話したかったんだ

僕も

仲間に入れて欲しかっただけなんだ…

ひとりぼっちは 淋しいから

なのに

きみたちは

ひとりぼっちのフリしてた

きみたちは ひとりぼっちなんかじゃなかったよ

だって

一緒にいたじゃない

本当にひとりぼっちだったのは

僕のほうだ

だから ずるいと思った

それで悲しんで 何も信じないって言い張っているきみたちに

僕は時々 腹が立ったりもした

悲しかった

だから

ひとりじゃないって 言わせてやるんだ

迷惑って言われたら それまでだけど

僕は 一緒にいて欲しいと言ってくれる限り

きみたちの 君の傍を

離れなかったはずなんだ

それなのに きみたちは

ひとりだといって 泣いていた

だから僕は 要らないんだなと思った

僕の存在なんて きっとこれっぽっちにもならなくて

最悪 嫌い 大嫌いまで

邪魔までいくのかなって 思ってた

でもね 僕の勘って あたるみたい

本当に そうなった

嫌い 邪魔 大嫌い

でも 僕は嫌いになんてなれなかった

好き 大好き  少しでも 役に立ちたい

そんな想いばかりが募った

でも 僕の心は ズタズタになった

涙で視界が見えなくなって

足が震えた

前を見つめて しっかり立って

逃げないで 貫いた僕の気持ち

叶った後は 涙が枯れていた

僕は この心を

どうやって癒せばいいのだろう…


だから僕は  過去なんて



大嫌いなんだ

僕とゴンドラの番人 

2005年07月19日(火) 5時07分
「おや ボウや。そこで何してはるん?」

−それは ある日の晩のことだった

無表情でゴンドラに乗っていく 無精ひげを生やした人たちが大勢
なんだか 気味が悪い

その中に変わらぬ柔らかな微笑の京美人。
綺麗な物腰。紅い襦袢で、どこか読めない そんな美人

美人な姉ちゃんは 僕と同じくらいの高さに顔の位置をあわせるように
柔らかに腰を落とし沈めた。

「あんた、どこから来たん?はよお帰りや。」

口調は柔らか 表情も変わらず柔らか
けど、言葉にはトゲがあった

僕は最初 言うことを訊かなかった
けど 美人な姉さんに諭されて 僕はしぶしぶ ゴンドラ前のほとりを後にした

でもね  僕

気になったんだ

だから 木陰から

隠れて見てた

不気味な満月の夜

そう  紅い月夜の晩

こんな場所で

こんなおかしな人たちがいることに対しての違和感なんて

このときの僕はおかしなことに 微塵も感じることがなかった

ただ  惹きつけられていた

この 奇妙すぎる光景に

我に返ると  目の前には何もなかった

真っ暗闇

見えるのは  やけに近すぎる紅い月

その瞬間…背筋が凍った

後ろに寒気が走った

………いる


震えながら 振り返ることができずにいた僕の耳元に

背後から声が流された

「はよお帰りと…言うたんよ?あんたがいけないんや」

その美人な姉さんは笑っていた

けど

さっきの笑いとは違う











黒い…     気味の悪い






笑み







そのあとの記憶は   まったくと言って良いほどない




気がついたら



僕は自分の部屋のベッドに眠っていた


けれど  あれは夢じゃない


だって  今でも


僕の耳にはあの耳元の囁きの吐息の感触が


鮮明に残っているのだから…


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