悲しいほどお天気 -The Gallerry in My Heart- -1-
February 17 [Sun], 2008, 6:46
出版会社に勤める悠のところに、一通のエアメイルが届いたのは2,3日前の事だった。
仕事が一段落し、机の隅に追いやっていたそれを手にとってみる。
『Yusuke Sakashita』
最初、悠はそれが誰だかわからなかった。
しばらく考えて、それが祐介だと分かる。
よく見てみると、祐介特有の力の抜けた、くせ字である。
いつまでも変わらないんだからと、ほっとすると同時に
悠は、かつて狂おしいほどにまで私の心を支配した男のことを、
すっかり忘れてしまっている自分が怖くなった。
時の流れってやつだな、と悠は決着をつけた。
破れないようにやさしく封を開けると、それは個展の案内だった。
つづく。
仕事が一段落し、机の隅に追いやっていたそれを手にとってみる。
『Yusuke Sakashita』
最初、悠はそれが誰だかわからなかった。
しばらく考えて、それが祐介だと分かる。
よく見てみると、祐介特有の力の抜けた、くせ字である。
いつまでも変わらないんだからと、ほっとすると同時に
悠は、かつて狂おしいほどにまで私の心を支配した男のことを、
すっかり忘れてしまっている自分が怖くなった。
時の流れってやつだな、と悠は決着をつけた。
破れないようにやさしく封を開けると、それは個展の案内だった。
つづく。
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