いつかノルウェー人になる日〜leksjon 8 性へのい・ざ・な・い(恥)
2011年12月05日(月) 13時27分
ノルウェー語の名詞には男性、女性、中性の三つの性が存在します
男の子 gutt(男性名詞)
女の子 pike(女性名詞)
子供 barn(中性名詞)
というのは分かり易いですが
鉛筆 blyant(男性名詞)
本 bok (女性名詞)
紙 papir (中性名詞)
となると「どうして?」と言いたくなりますね
このように名詞の性には絶対的な法則がある訳ではありません
勿論、名詞そのものが性別を表している場合はそれに準じます
父 far (男性名詞)
母 mor (女性名詞)
また、ある程度の傾向もありますが、やはり絶対的なものではないので、一つ一つ覚えるしかありません(苦笑)
それほど心配しなくても、不思議なものでノルウェー語をある程度使っている内に、何となく区別ができるようになります(……多分)
この性の区別が必要になるのは定形にする場合、或いはその名詞が修飾される場合です
leksjon7の復習問題文にnavnetという言葉がありましたが、これはnavnに後置定冠詞のetが付いたものです
「(他でもない自分の)名前」という意味合いで定形を使いました
では色々な単語を定形にしてみましょう
gutt→gutten
far→faren
blyant→blyanten
pike→pika
mor→mora
bok→boka
barn→barnet
papir→papiret
お分かりですね?
語尾を男性名詞の定形は-en(不定形が-eで終わる単語はnを、それ以外の単語はenを付ける)、女性名詞の定形は-a(不定形が-eで終わる単語はeをaに変えて、それ以外の単語にはそのままaを付ける)、中性名詞は-et(不定形が-eで終わる単語にはtを、それ以外の単語にはetを付ける)になるようにすれば良いのです
とは言え、日本語では定形や不定形が問題になることがないので、どう使い分けていいのかあまりピンと来ない方もあるのではないでしょうか
オイラもよく分かりません(大笑)
テキストによっては定形の名詞を「その○○」と表現しています
例えば「本を貸してくれ」と言った時に、「どれでもいいから君の本を貸して」という場面もあれば、「君が今、手に持っているその本を貸して」という場面もあるでしょう
後者の「その本」のように特定の何かを指す場合に使われるのが定形です
或いは不定形を未知形、定形を既知形とも言います
つまり会話で最初に出てきた段階では未知形を使い、続いてその物について語る時には既知形を使うのです
「昔々ある所におじいさん(未知形)とおばあさん(未知形)が住んでいました
そのおじいさん(既知形)は山へ柴刈りに、そのおばあさん(既知形)は川へ洗濯に行きました」
という感じでしょうか
定冠詞と言うと英語のtheを連想する方も多いでしょう
単語の前に置いて「これぞ○○」と言う時に使いますますね
日本語でも「THE MANZAI」のように使われます
ノルウェー語にもそういう「the定冠詞」(笑)のような言葉があります
den blyanten
den boka
det papiret
男性名詞と女性名詞はdenで中性名詞はdetです
denやdetは「それ・その」という代名詞としても使われます
Den er en blyant.
それは鉛筆です
それから注意しなければならないのは、detは中性の代名詞としてだけではなく、英語のitのように様々な使われ方をします
例えば挨拶文で紹介した
Hvordan har du det?
このdetには具体的に指すものはありません
体調であったり気分であったり、或いは運気とでも言うような仕事や勉強の近況等、漠然とした「調子」を尋ねています
こうと決まったものはないけれど目的語がなくては文にならないから「それ」を置いているのですね
また疑問文に対して
Ja,det er det.
うん、そうだよ
(英語のYes,it is.)
と答える場合
このdetは疑問文全体を受けていますね
更には
Det regner.
雨が降っている
のように形式上の主語としても使われます
と、いちいち書くと厄介そうですが、ノルウェー語の文章においてdetはあまりに頻出するので、当たり前過ぎて意識する必要も感じなくなるでしょう(爆)
ついでなので説明すると、「あれ・あの」もden(男性・女性)・det(中性)です
「これ・この」はdenne(男性・女性)・dette(中性)になります
つまりノルウェー語では自分の近くにあるか、自分から遠くにあるか、の二つの指示代名詞しかないと言えます
横道に逸れてしまいましたが、上に
en blyant
という表現が出てきました
これは「一本の鉛筆」という意味です
または文法上「ある鉛筆」と訳す場合もあります
つまり「特にどれという限定はしない鉛筆の一つ」ですね
だからこのenを不定冠詞と呼びます
当然これも名詞の性によって変わります
en gutt
ei pike
et barn
見たままなので分かりますね
それからleksjon 7には
mitt navn
という言葉がありました
「私の名前」ですね
では「私の父」は何と言うか分かりますか?
mitt far
ではありませんよ
min far
です
「私の」という言葉も名詞と直接関わるものですから、性の影響を受けない訳にはいかないのです
では、「私の」の違いをまとめてみましょう
min blyant
mi bok
mitt barn
よろしいでしょうか?
──と、ここで熱心にして記憶力抜群の方は「よろしくないっ!!」と声を上げるかも知れません
leksjon 3の復習問題に
min mamma
という表現がありました
訳すと「ボクのママ」です
だからmammaは女性名詞のはずですね
だとすれば
mi mamma
でなければなりません
でも実はどちらも正しいのですよ
ノルウェー語では男性名詞と女性名詞を区別せずに共性名詞(両性名詞)として扱うのが一般的なのです
つまり女性名詞も男性名詞と同じ定冠詞や不定冠詞を使ってもいいのですよ
en bok
piken
といった表記も可能なのです
これにはノルウェーの歴史について語る必要があるのですが、とりあえず今回は説明をしません
とにかく本欄でも基本的には共性名詞として扱っていきますのでよろしくお願いいたします
※単語によっては必ず女性名詞として扱わなければならないと決められているものもあります
興味のある方は
『ノルウェー語文法入門』
(森信嘉・大学書林)
をお読みください
男の子 gutt(男性名詞)
女の子 pike(女性名詞)
子供 barn(中性名詞)
というのは分かり易いですが
鉛筆 blyant(男性名詞)
本 bok (女性名詞)
紙 papir (中性名詞)
となると「どうして?」と言いたくなりますね
このように名詞の性には絶対的な法則がある訳ではありません
勿論、名詞そのものが性別を表している場合はそれに準じます
父 far (男性名詞)
母 mor (女性名詞)
また、ある程度の傾向もありますが、やはり絶対的なものではないので、一つ一つ覚えるしかありません(苦笑)
それほど心配しなくても、不思議なものでノルウェー語をある程度使っている内に、何となく区別ができるようになります(……多分)
この性の区別が必要になるのは定形にする場合、或いはその名詞が修飾される場合です
leksjon7の復習問題文にnavnetという言葉がありましたが、これはnavnに後置定冠詞のetが付いたものです
「(他でもない自分の)名前」という意味合いで定形を使いました
では色々な単語を定形にしてみましょう
gutt→gutten
far→faren
blyant→blyanten
pike→pika
mor→mora
bok→boka
barn→barnet
papir→papiret
お分かりですね?
語尾を男性名詞の定形は-en(不定形が-eで終わる単語はnを、それ以外の単語はenを付ける)、女性名詞の定形は-a(不定形が-eで終わる単語はeをaに変えて、それ以外の単語にはそのままaを付ける)、中性名詞は-et(不定形が-eで終わる単語にはtを、それ以外の単語にはetを付ける)になるようにすれば良いのです
とは言え、日本語では定形や不定形が問題になることがないので、どう使い分けていいのかあまりピンと来ない方もあるのではないでしょうか
オイラもよく分かりません(大笑)
テキストによっては定形の名詞を「その○○」と表現しています
例えば「本を貸してくれ」と言った時に、「どれでもいいから君の本を貸して」という場面もあれば、「君が今、手に持っているその本を貸して」という場面もあるでしょう
後者の「その本」のように特定の何かを指す場合に使われるのが定形です
或いは不定形を未知形、定形を既知形とも言います
つまり会話で最初に出てきた段階では未知形を使い、続いてその物について語る時には既知形を使うのです
「昔々ある所におじいさん(未知形)とおばあさん(未知形)が住んでいました
そのおじいさん(既知形)は山へ柴刈りに、そのおばあさん(既知形)は川へ洗濯に行きました」
という感じでしょうか
定冠詞と言うと英語のtheを連想する方も多いでしょう
単語の前に置いて「これぞ○○」と言う時に使いますますね
日本語でも「THE MANZAI」のように使われます
ノルウェー語にもそういう「the定冠詞」(笑)のような言葉があります
den blyanten
den boka
det papiret
男性名詞と女性名詞はdenで中性名詞はdetです
denやdetは「それ・その」という代名詞としても使われます
Den er en blyant.
それは鉛筆です
それから注意しなければならないのは、detは中性の代名詞としてだけではなく、英語のitのように様々な使われ方をします
例えば挨拶文で紹介した
Hvordan har du det?
このdetには具体的に指すものはありません
体調であったり気分であったり、或いは運気とでも言うような仕事や勉強の近況等、漠然とした「調子」を尋ねています
こうと決まったものはないけれど目的語がなくては文にならないから「それ」を置いているのですね
また疑問文に対して
Ja,det er det.
うん、そうだよ
(英語のYes,it is.)
と答える場合
このdetは疑問文全体を受けていますね
更には
Det regner.
雨が降っている
のように形式上の主語としても使われます
と、いちいち書くと厄介そうですが、ノルウェー語の文章においてdetはあまりに頻出するので、当たり前過ぎて意識する必要も感じなくなるでしょう(爆)
ついでなので説明すると、「あれ・あの」もden(男性・女性)・det(中性)です
「これ・この」はdenne(男性・女性)・dette(中性)になります
つまりノルウェー語では自分の近くにあるか、自分から遠くにあるか、の二つの指示代名詞しかないと言えます
横道に逸れてしまいましたが、上に
en blyant
という表現が出てきました
これは「一本の鉛筆」という意味です
または文法上「ある鉛筆」と訳す場合もあります
つまり「特にどれという限定はしない鉛筆の一つ」ですね
だからこのenを不定冠詞と呼びます
当然これも名詞の性によって変わります
en gutt
ei pike
et barn
見たままなので分かりますね
それからleksjon 7には
mitt navn
という言葉がありました
「私の名前」ですね
では「私の父」は何と言うか分かりますか?
mitt far
ではありませんよ
min far
です
「私の」という言葉も名詞と直接関わるものですから、性の影響を受けない訳にはいかないのです
では、「私の」の違いをまとめてみましょう
min blyant
mi bok
mitt barn
よろしいでしょうか?
──と、ここで熱心にして記憶力抜群の方は「よろしくないっ!!」と声を上げるかも知れません
leksjon 3の復習問題に
min mamma
という表現がありました
訳すと「ボクのママ」です
だからmammaは女性名詞のはずですね
だとすれば
mi mamma
でなければなりません
でも実はどちらも正しいのですよ
ノルウェー語では男性名詞と女性名詞を区別せずに共性名詞(両性名詞)として扱うのが一般的なのです
つまり女性名詞も男性名詞と同じ定冠詞や不定冠詞を使ってもいいのですよ
en bok
piken
といった表記も可能なのです
これにはノルウェーの歴史について語る必要があるのですが、とりあえず今回は説明をしません
とにかく本欄でも基本的には共性名詞として扱っていきますのでよろしくお願いいたします
※単語によっては必ず女性名詞として扱わなければならないと決められているものもあります
興味のある方は
『ノルウェー語文法入門』
(森信嘉・大学書林)
をお読みください
- 低級ノルウェー語講座 |
- URL |
- コメント(0) |









