キセキノウタ 第一章 

2008年01月05日(土) 13時50分
遅くなってしまいましたが、キセキノウタが本格的に始まります。

最初は、天音と翼の出会いから。

本編は、続きからです。

キセキノウタ エピローグ 

2007年12月08日(土) 9時04分
エピローグ

時は、今のこの現在から約三千年の時が流れた遥か遠い未来。
その時代を支配していたのは人間ではなく・・・幻獣だと、人々が生んだ空想だと思われていた生物・ペガサス一族と呼ばれる『もの』達だった。
彼らは、人の形をしている。だが、人ではない。彼らが生まれたころは、馬の背に鷲の羽根が生えた、れっきとしたペガサス・・・つまり、合成獣だったのだ。
そんな彼らが誕生したのは約二千年前。彼らは、長い間、研究者達の研究対象としてひどい扱いを受けた。肉体的苦痛を与えられ、精神的ストレスを与えられ、外の生き物の遺伝子を体に入れられ、死んだ仲間は解体され、体の構造を徹底的に調べられた。

いつからかは分からない。が、彼らは確かに確信したのだ。
――必ず、仲間が受けた仕打ちを奴らにも味合わせてやる――、と。
そして、彼らは密かに進化していった。人間と同じように物を感じ、考え、次第に二足歩行を始め、使わなくなった二本の前足は細かい作業ができるよう人間と同じような形になり、やがて・・・・力をつけた。

それからだ。
ペガサス一族は残った仲間と共に研究所から逃げ出した。そして、国の権力者に取って代わり、国を・・・やがては世界を支配した。
立場が逆転したのだ。ペガサス一族が支配者となり、人間はその下僕となった。人間たちが自分勝手な行動をしなくなると、世界はやがて、本来の姿を取り戻していった。
空は青く澄み渡り、緑は生き生きとした色を放ち、やがて、ペガサス一族のような特殊な者も誕生した。
そして、千年間、ペガサス一族は人間を支配していた。人間は、ペガサス一族の寝首を掻こうと常に彼らの動きを監視していた。
そんなある日のことだった。自然の力を利用して予言を行う一人の老婆が、ペガサス一族に予言をしたのだ。(彼女は、魔女に近い存在だった為、ペガサス一族の長たちは素直にその言葉を聞き入れたのだ)


人間を支配して二千年が経つと、一人の少女が現れるであろう。少女、黄金の髪を持ち、瞳は宝石を模したかの如き蒼い眼である。背には、春に舞い散る桜の如き薄桃色の羽根を生やし、その歌声は例外なく全ての生き物を虜とし、少女の足元に跪く。少女は万物を生み出しし神の娘。少女の涙は嵐を呼び、少女の笑顔は穏やかな日の光を呼ぶだろう。少女の逆鱗に触れし者、命亡きと思え。


この予言は、ペガサス一族の全員が知っていた。だが、長い年月が経ち、ペガサス一族が人間を支配して二千年が過ぎたころには、誰も頭に留めてはいなかった。

そして、二千年目。彼らの住む『都市』に、異変が起こる。


初めに気がついたのは、一人の青年だった。


「君、何してるんだい?」


都市の中央広場に、一人の女の子が立っていた。みすぼらしいワンピースを着て、一匹の猫を傍らに、ぼうっと遠くを見つめている。だが、彼女の髪の毛は輝く金色で、深い海の色を模したかのような青い瞳は、みすぼらいい格好とは反対に、高貴な美しさを放っていた。
両親とはぐれたのだろうか。青年は不思議に思ってそう声をかけるが、少女は返事をしようとしない。代わり、とでも言いたげに、傍らの猫が「ニャア」と鳴いた。


「この猫・・・合成獣か。」


猫の背には、鴉の羽が生えていた。猫はふわりと宙に浮いて、女の子の肩に乗る。


「えーっと・・・君、名前は?」
「・・・あま、ね。」


女の子が、初めて口を開く。彼女の声には、何の抑揚も無かったが、青年は頭を殴られたかのような感覚がした。頭がボウッと霞む。
そしてふと、思い出したのだ。昔、本で読んだ『神の娘』の伝説を。


「もしかすると、この子が・・・・。」


青年は少女の手を引き、中央局へと向かった。


今はまだ準備期間。
物語は、期が十分熟した、この頃から10年経ってから始まる・・・。

キセキノウタ 予告 

2007年12月08日(土) 8時32分
―――時は、今のこの現在から約三千年の時が流れた遥か遠い未来


「私は・・・・っ、歌が好きなだけなのに!
 皆と笑って暮らせて、翼といられて、それで・・・・っ。

 唯歌うのも、私には罪なの!?私は・・・歌っちゃいけないの・・・?


歌に愛され、歌を愛し、目の前の仲間を愛したの娘。


「俺は、ペガサス一族を許せない。だけど・・・父さんと母さんと妹を奪ったあの王だけは絶対に許さない!
 だけど天音・・・俺は・・・オマエが好きだ。

 オマエがペガサスでも、神の娘でも、天音が好きなんだよ・・・っ。」


神の娘をした、憎しみの闇を持つ人間の青年。


「天音、私はあんたの歌、好きだよ。
 優しくて、暖かくて、柔らかくて、心が救われる。
 天音、私はあんたの歌、聞けてよかったと思う。・・・私は、あんたの歌が大好きなんだよ。

 だからあんたは!胸を張って、堂々と歌えばいい!!」


彼女の全てを解し、尚支える魔術師。


「天音、どうして俺たちに一番に相談しないんだよ!何で一番に琴梨なんだ!?
 俺たちがオマエを信じないと思ったのか!?オマエを裏切ると思ったのか!?
 琴梨も千佳も翔太も、皆オマエが好きだから信じる、助ける、一緒に悩むんだ!
 
 皆、オマエが大好きで大切なんだよ!勝手に一人、ウジウジ悩んでんじゃねぇ!!」


真っ直ぐに、天音のに入ってくる戦士。


「天音、私はアンタを誤解してたようだわ。
 こういうときは、皆に集合かけて大相談会でしょ?
 天音が何を遠慮してるか知らないけど、私たちは天音に遠慮なんかされたくない。
 大体、他の皆は分からなくもないけど、何で私には話さないの?
 あんたが神の娘だろうが全ての滅亡の鍵だろうが、そんなの関係ない!!

 あんたは私の大事な大事な親友、『星村天音』でしかないんだから!


彼女を彼女として見る、一無二の親友。


「大丈夫だから安心しな、天音。

 天音は、俺らで護るから。


彼女をると、誓いを立てた術師。


「天音ーっ、また、皆で一緒に笑おうぜ!


彼女のかけがえの無い、間。







「進みなさい、自らの望む道へと。

 そして選びなさい。自らのこれからを・・・。」














時として残酷で。
時として悲しくて。
時として無邪気で。
時として狂おしくて。
時として・・・何より愛しい

茨が待ち受けると知って、尚。

進むと決めた。


仲間と共に、彼と共に、見守ってくれる空や、風や、水や、雲や、花と共に。
魂を込めた、歌と共に。


逃げ出さない。
怯えない。
背を向けない。


―――だって、私には皆がいるから。


彼女がその運命を進みだしたのは、他の何者でもない。

確かに彼女が選んだ道だった。



―――今なら、そう胸を張って言えるよ。



運命の幕開けは、やはり、彼との出会い。





『綺麗な歌だな・・・君が、歌ってたの?』

『え?』







キセキノウタが紡ぎだす。


時として残酷で。
時として悲しくて。
時として無邪気で。
時として狂おしくて。
時として・・・何より愛しい


その運命の、終曲を。

キセキノウタ 登場人物 

2007年11月26日(月) 14時35分
〜キセキノウタ 登場人物表〜
物語が進むにつれて、増えていきます。


●星村天音(ほしむら あまね)●○ペガサス族
身長:160cm
年齢:16歳(発見当時は6歳くらい)
+金色の髪に青い瞳
+背中に薄桃色の羽が生えている
+歌うのが好きで、よく遠く離れた森まで行って歌ったりする
+明るい表情が多いが、それは自分の負の感情をうなく表に出せないため
+現在は育て親と共に暮らしている
★『都市』に突然現れた少女。自分が“天音”という名前である事以外は分からず、親の事も全く分からない。
試しに歌わせてみたところ、その場にいた全員が彼女の命令に従わなければ、という服従の意を見せた事から、伝説に詠われる“神の娘”であることを『都市』の王、その他有力者達は断定。
コンピュータからランダムに選ばれた育て親の元で、10年間過ごす。
その育て親からは、堂々と歌うことを禁止されている為、森で隠れて歌う。
★翼と出会った時は、人間に会ったときの為に黒のロングヘアのカツラをかぶり、黒いカラーコンタクトをはめていた。

●吉岡翼(よしおか つばさ)●○人間
身長:170cm
年齢:16歳
+黒髪で黒い目
+ペガサス族を恨んでいる人間
+趣味はランニングで、体力には自信がある(天音と出会ったのもランニングの途中)

★天音がペガサス族であることを知らず、一目惚れしてしまった少年。

●琴梨(ことり)●○魔術師
身長:169cm
年齢:不明(本人談:ピッチピチの16歳だよ♪)
+紫に輝く瞳に、茶色の長い髪の毛
+語尾に「♪」がつくリズミカルな口調が特徴
+基本的に得体の知れない人物だが、天音の良き理解者
+15年前も同じ容姿だったとか、“伝説”の予言をしたのは実は変装した琴梨だとか、年齢についての噂は仲間内では絶えない。
+高度な魔術を使ったり、人の傷を完全に回復させたりとかなり上級の魔術師であることは確かなのだが、森の奥の奥に結界を張り、人から隠れて暮らしている。

●獅堂光(しどう ひかる)●○戦闘民族の生き残り
身長:170cm
年齢:16歳
+茶色い髪に、茶色い瞳
+単純な上、馬鹿正直
+基本的に弄られキャラ
★真っ直ぐに突っ走る馬鹿正直者。喜怒哀楽が激しい。

●フェリー●○猫と鴉の合成獣
+黒い毛並みの猫
+背中には鴉の羽が生えていて、飛行可能
+人の言葉を話せるが、天音やその仲間の前以外では話さない。
+天音が発見された時、傍にいた
★天音に対して上から目線で話し、話し方も年上っぽい。

雫に 

2007年11月04日(日) 12時34分
変なメールを送りつけました。
ごめん雫


ちょっと消えるかもだから。


日記っていうより私信。

プロフィール 

2007年10月27日(土) 18時14分
雨桐 雫(うどう*しずく)






アイコン提供サイト様
造反有理
+年齢+
小学生でもあり中学生でもあり高校生でもある、そんな気ままなお年頃。(…)

+好きなもの(コト)+
チョコレート菓子、読書、漫画(を読むこと)、小説執筆、日向ぼっこ、空を眺めること

+嫌いなもの(コト)+
蜘蛛、寒い日の朝

+最近は勉強が忙しくなってきたために静かに小説の構成を練れない。
 なのでベットで横になりながら眠る寸前に考えるのが日課。+


桜梨


■年齢:15(中3)
■血液型:A
■誕生日:9/8
■星座:乙女
■性格:自己中
■口癖:死ね・うるせぇ・は?(性格悪い奴の象徴)
■好き:絵(描く見る)・睡眠・暴力←・音楽(やる見る聞く)・テニス・犬猫・毛布
■嫌い:虫・火・数(十)名を除く人間全て・死体(あの道路脇にある轢かれた猫とか死体は全て)・もういっぱいありすぎて書けないめんどいまた後日。←
(最近は勉強しすぎて勉強愛してしまいそうになるけど数学を思い出すたび無理だと思う。
小説とかはこれ自分の気持ちなのか想像の気持ちなのか分からなくなってきて困る。)
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笑顔で友達の頼みを断るSの面あり。
いつか、たくさんの人に自分の小説を読んでもらうのが夢。

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