コーヒーなしでは生きられない人々

August 11 [Sun], 2013, 11:35
"イタリアのご飯のあとのドリンクといえばエスプレッソコーヒー、というようなのはこれのサイトの読者ならだれでも知っていますはずだのだが、エスプレッソコーヒーの歴史は意外と浅く、ほんの100年ほど前に発明されたものだというようなということは、さほど知られていないとおもう。

子供が一緒でも楽しめる飲食店

コーヒーが欧州にはじめに到着したのは、1615年のベネチア。この後、欧州中でコーヒーがポピュラーなドリンクに成るけれど、1806年、欧州で勢力をふるっていたナポレオンがイタリア製品をボイコットしようと大陸封鎖をしました。このせいでコーヒー豆や砂糖というような品々が欧州で手薄になり、閉店舗に追い込まれるカフェが頻発。しかし、この苦境に生まれたのがデミタスカップだと思った。ローマの老舗カフェ「カフェ・グレコ」の当時の店舗責任者のだが、コーヒーカップのサイズを小さくし、相場も下げて急場所を凌いだのが成功したのだと思った。これのということのだが、エスプレッソコーヒーの下地、つまり「コーヒーをちょびっとだけ飲む」習慣を根付かせたと言われてます。

とはいえ、エスプレッソコーヒーが生まれるのは、それから約100年も後。20世紀初頭にエスプレッソマシーンが発明され、以後、イタリアではコーヒー=エスプレッソとなったというようなわけだと思った。

なのでイタリア人は、コーヒーを時に「エスプレッソコーヒー頂戴」とはだれも言わない。「ウン・カッフェ・ぺル・ファヴォーレ」(コーヒーを一杯お願いします)と言えば、自動的にエスプレッソコーヒーが出てきます。ですが同じエスプレッソを飲むのでも、イタリア人の好き嫌いのうるさいということと言ったらない。朝なら「カプッチーノ(あるいはカプッチョとも)」。こういうのはご存知の通り、蒸気で温めた牛乳をエスプレッソコーヒーに加えたもの。あるいは「ラッテ・マッキアート」。こっちは同じコーヒー&牛乳だのだが、牛乳が泡立っていないしかし目安。マッキアートというようなのは「シミを付けた、汚した」というような意味のイタリア語なので、たっぷりの牛乳にちょっとだけコーヒーを加えたもの、というようなということに成る。

逆にコーヒーにちょっとだけ牛乳を入れたものは「カフェ・マッキアート」。ご飯のあとに飲む時に、エスプレッソをまっすぐではちょっと、というような人にお薦め。だけどイタリア人たちは「カフェ・マッキアート・カルド」(温かい牛乳でマッキアートにした)とか、いや、私は猫舌だから冷たい牛乳を入れて「マッキアート・フレッド」(冷たいマッキアート)だとか、いやいや、温かい牛乳じゃないとイヤだけど泡は欲しくないから「カフェ・マッキアート・カルド・センツァ・スキューマ」(泡なしの温かいマッキアート)だとか。

はた又、山ほど飲みたいから「カフェ・ドッピオ」(ダブルのボリュームのエスプレッソ)、少ボリュームの水をリラックスマシンに通す「カフェ・コルト」、そうじゃない、カフェインは少なくていいからコーヒーの味と香りをばっちりたのしみたいから「カフェ・リストレット」がいい、いやルンゴだ、アメリカーノだ、コレットだ、なんだかんだ、と例を全て挙げたら来月の締め切り迄書き続けないといけないほど。10人のイタリア人が飲屋ルに入ったら、10通りのオーダーが入るというようなのもうなずけた。

まあ、こんなふうにエスプレッソコーヒーの飲み方が千差万別なのも、それだけイタリア人の暮らしに密着し、愛されていますからだとおもう。そういえば欧州で初めてコーヒーがベネチアに上陸した時、異教徒のドリンクを飲むなんて神の怒りに触れるのではというような議論が沸き起こったけれど、クレメント8世というような時の法王のだが、味見をしてこの旨みにしびれ「こんなに美味しいものが邪教のドリンクだというようななら、あれに洗礼を施してキリスト教徒のドリンクとし、悪魔にひと泡吹かせてやろう」と言ったそうだと思った。かなり肝の据わった法王様。兎に角、悪魔にひと泡吹かせ、法王に法を音楽げさせてしまいますほど魅力のあるコーヒーなので、イタリア人たちがこの飲み方に異様なこだわりを持ったとしてもしかたがいと言われていますね。"
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