ボビー

February 28 [Wed], 2007, 21:00
とうとう今日で2月も終了してしまいますね。やっぱり2月は逃げるように過ぎ去ってしまいました。
今月はいろいろ忙しくて映画鑑賞8本読書2冊DVD鑑賞にいたっては1作品に終りました。今月はミュージカル映画月間だったのですが1本しか見れなかったので3月も引き続きミュージカル映画月間にします。

1968年6月5日、ロサンゼルス・アンバサダーホテル。当時、大統領候補の筆頭と目されていたロバート・F・ケネディ上院議員が暗殺者の凶弾に倒れた。JFKの弟・ロバート(愛称:ボビー)暗殺の現場に居合わせた、22人の人種も年令も職業も異なる宿泊客たち。ロバート・ケネディ暗殺の一日と、このホテルに集っていた22人の運命を描いた群像劇。
本作『ボビー』は、全米マスコミの映画評から、早くも来年2月発表のアカデミー賞有力候補作として注目を集めています。またこの作品、ベテランから新鋭までハリウッド史上空前の豪華キャストも注目の的。アンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーン、ヘレン・ハント、イライジャ・ウッド、マーティン・シーン、クリスチャン・スレイター、ローレンス・フィッシュバーン、往年の大歌手ハリー・ベラフォンテ、そして若手セレブ代表としてリンジー・ローハン、そして俳優出身のエステヴェス監督自身も出演。かつての婚約者でもあるデミ・ムーアとの共演を果しています。総勢22人のメイン・キャストによるアンサンブル演技は、今年のヴェネチア映画祭でも大きな話題となりました。


→公式サイト

ボビーと言ってもボビー・オロゴンくらいしか頭に浮かばない勉強不足の私ですが、ボビーとはJFK(ケネディ)の実弟の愛称であるようです。ケネディの暗殺はもちろん知っているし、ケネディ家が呪われた家系なんて言われているのを聞いたことくらいはあるのですがボビーの事は全く知りませんでした。家に帰ってその事を伝えると母親に馬鹿にされてしまいましたがどのくらいの人がこの事実を知っているのでしょうか?
題名は『BOBBY』だけど映画の主人公は彼本人ではなくホテルのお客さんである22人が主役なのです。なんだか初めは『有頂天ホテル』を観ているかのように気軽な気持ちで見ていたのですが、ラストにはこみ上げてくる涙を抑えることは出来ませんでした。衝撃というよりかは大切な何かを失ったような焦燥感に襲われて自分も完全に23人目の主人公としてあの時代を生きていました。
アメリカは自由な国で開放的なイメージがあるんだけどいろんな映画を観て歴史を知っていくうちに日本ともそんなに変わらないくらいに閉鎖的で差別に溢れている国のように感じます。ボビーの言った暴力によって誰も傷つけられてはいけないんだという言葉に強く共感を受け、誰かが変えてくれるんだと思うのではなく自分自身が変えていこうという気持ちを持って立ち向かわないと何も変わらないような気がしました。豪華キャストなのに一人一人が生身の弱い人間に見えたのもこの映画の素晴らしさの一つだと思います。是非多くの人に観て考えてもらいたい素晴らしい映画でした。

評価:80点(100点満点)
シャロン・ストーンもデミ・ムーアも歳相応な感じで映画に出ています。しわの特殊加工も厚化粧もなく、悩み多き中年のおばさん役をこなしていました。なんだか女の勇気みたいなものを感じてすごく好印象でしたよ。私生活ではこの度、『氷の微笑』の続編でラジー賞をもらったシャロン姐さんに年下の旦那を手玉に取っているデミ姐さんだけど若作りするのではなくかっこよく歳を取っている二人だからこそ現在に至るまで女優として生き残っているんだなって思いました。頑張れ中年ですね。絶対に整形しまくりのサイボーグ女優にはならないで欲しいです。(デミはちょっとその気はあるけどね。。。)デミの旦那のアシュトン・カッチャーは初めはこれがアシュトン?という変装振りで出てくるので要チェックですよ。

久しぶりにスクリーンで観たヘレン・ハントですがかなり痩せて老けていたのでびっくりしました。密かにこの女優さんは大好きでこの頃映画に出ないなって思っていたのでちょっと安心もしたけどね。後はお人形のように可愛いへザー・グレアムにマトリックスのローレンス・フィッシュバーン、ロード・オブのイライジャ・ウッドに監督の父親でありチャーリー・シーンを筆頭に息子をすべて俳優にしたマーティン・シーン、ゴシップを賑わすリンジー・ローハン、先日素晴らしい映画を観たアンソニー・ホプキンス・・・もう数え切れないくらいの俳優が出ていたのでチェックしてくださいね。私が最近一番注目していてこの映画でも大活躍したホセ役のフレディ・ロドリゲスはすごくいいキャラでまたまた高感度がアップしました。

ベトナム戦争に行きたくない為に偽装結婚するもの、いい就職先も選挙権もないメキシコ人や黒人、裕福だけど心の病に犯されていたりアル中だったりする人々・・・そんな人たちの期待の星だったボビーはヒーローと言っても過言ではない存在だったんでしょうね。今の日本にもこんなヒーローが現れてくれたら腐敗しきった政治家たちも変わってくれるかもしれないのになぁ。日本でも今は障害者手当てや母子家庭の補助などが削減されていて弱者は住みにくい世の中に変わりつつあります。こんな時代に歯止めをするべく私たちも立ち上がらないといけないのになと何も考えずに呑気に毎日を過ごしている自分を少し恥ずかしく思ってしまいました。多くの映画を観ているだけでなく何かを吸収しないとね。


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●きららさん
コメントありがとね。

風邪はどんな感じですか?(あっ、花粉症か!)

ボビーのことは知らなかったけど
この映画は本当に素晴らしい!
巧みな映画を観たって感じですね。
March 06 [Tue], 2007, 1:23
●baohさま
続き・・・(途中で送信しちゃった)

ラストで驚いて演説で感激しました。
豪華群像劇に大満足です。
March 06 [Tue], 2007, 1:21
●baohさま
コメントありがとです。

ホセが気になって気になって(笑)

私の趣味はマニアックなのか・・・!?

まぁ、そうかもしれないですね。

ラストで
March 06 [Tue], 2007, 1:19
●クラムさま
コメントありがとです。

TB了解です。

今の日本を見ていても
このような指導者が必要なのは
良く分かりました。
個人でもガンバれる事ねぇ・・・
すごく難しい課題になりそうです。
March 06 [Tue], 2007, 1:17
●由香さま
こんばんは。
油断していたら見逃してしまうような映画を
久しぶりに見たような気がします。

ボビーはアメリカ人だけではなくって
全世界で必要とされるような人でした。
March 06 [Tue], 2007, 1:15
●やまさん
こんばんは。

シャロンとデミはある意味で
体当たりの演技でしたよね。
特殊な加工も特殊なメイクもなしに
出演した二人はすごい事だと思います。
誰だって皺や老いた姿は映して欲しくないよね。

日本もボビーを待っているのではなくって
自分達がボビーを作り出さないといけないと
切に感じました。
March 06 [Tue], 2007, 1:13
●migさん
こんばんは♪

海外で見たのに引き続き2回目ですね。
字幕ありで観たらどんな印象だったかな?
近い間に二度目を見るのは精神的にも
無理そうだけど、何年か後に見直したいような
映画でした。
March 06 [Tue], 2007, 1:10
●masalaさん
コメントありがとです。
『13デイズ』は観ていないのでチェックしてみます。
知らない事って分かっていくと楽しいものですね。

こちらこそよろしくお願いいたします。
March 06 [Tue], 2007, 1:08
こんにちは〜。訪問だいぶ遅くなっちゃった><

私も「ボビー」という人のこと、全然知らなかった!でも周りに聞いても知らないってひと多かったよ☆

登場人物があれだけ多いのにきっちりまとめられていて
それぞれが全然邪魔していなくてよかった!
そしてシャロンとデミの絡み、面白かったねー♪
March 04 [Sun], 2007, 10:27
ALICEさんこんばんは。

この映画、良かったですよね。淡々と描かれる普通の人たちの日常とラストの演説、グっときました。人間賛歌の一面も併せ持った作品だと思います。

>私が最近一番注目していたホセ役のフレディ・ロドリゲス
あれだけスター総出演なのに、またマニアックなところに注目してますね(笑)でも彼が一番おいしい役どころでしたね(笑)
March 03 [Sat], 2007, 18:49
Aliceさん、こんばんは。

TBいただきありがとうございました。こちらからは何度か試したのですがうまくいきませんでした

本作は、豪華キャストを観て、物語をじっくり味わって楽しんだ上で、改めて社会を見つめ直すきっかけになる、非常に奥深い作品でした。

個人でできることには限界があるかもしれませんが、希望を捨てずに、どうすれば善くなるのかを考え続けていくことが大切なのでしょうね。
March 03 [Sat], 2007, 1:54
Aliceさん、こんにちは!
豪華キャストが、それぞれ抑えた演技をしていたのも良かったですし、最後の厨房のシーンでは呆然としてしまいました。
あの時流れたボビーの演説を字幕で追えずボーっとしていましたので、また観て確かめたいと思っています。
エンドロールの写真も心に響きましたね。
March 02 [Fri], 2007, 14:54
やまさん
TB有難うございます。

シャロン・ストーン、若返りメイク無しなので、
かなりびっくりしました。
でも年相応で出演して欲しいですよね。

ボビーのような希望を抱ける政治家を見つけると
いうか、自分たちで作っていく時代になっていると
思います。
日本も問題が山積みですので、僕らも頑張らないと
いけないですね。

また、宜しくお願いします。
March 02 [Fri], 2007, 2:57
ALICEちゃん☆

高得点!!
皆それぞれが様々な思いを抱えていて、、、
ボビーに希望を託してて、、、、そんな中でのあの悲劇。
22人のエピソードはフィクションだけど、
ラストのボビーの演説、心に響くものだったよね。。。
二度見てもやっぱりいい映画でした☆


善きひとのためのソナタもみたのねー、
わたしもみたいのー、、、、
March 02 [Fri], 2007, 1:47
こんにちは、TBありがとうごさい゛ます。
『ホビー』を見て、ロバート・ケネディに興味を持たれたら「13デイズ」をおススメです。キューバ危機に直面したケネディ兄弟の活躍を描いた作品で監督は『世界最速のインディアン』が好評のロジャー・ドナルドソンです。

これからも「e−mono select」を宜しくお願いします。
March 01 [Thu], 2007, 19:24
●Bohさん
コメントありがとです。

自分と同世代の役者さんが
大御所になってきたら自分の
年齢を感じちゃいますよね。

素晴らしい映画で本当にエンジョイできました。
March 01 [Thu], 2007, 17:13
●マイマイさん
二本立て楽しんでね!
私は梅田のガーデンシネマに
『善き人のためのソナタ』を観に行くか
まだ悩んでいるところです。
映画の日だからすごい人かなぁ?
March 01 [Thu], 2007, 17:11
こんにちわ、いつもTBお世話になってます。
私の世代だとエミリオ・エステヴェスってヤングガンが一番印象深いかな。エミリオと同世代のクリスチャン・スレーター、キーファー・サザーランドも立派な中年になっていい役者になったし…それだけ私も年取ったってことですね(苦笑)
March 01 [Thu], 2007, 14:23
マイマイ
今日「映画の日」なので、仕事が終ってから見に行こうと思っていた映画です!
しかも2本立てで、もう一本は守護神を見ようかと…

楽しみに行ってきます^^
March 01 [Thu], 2007, 13:00
P R
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