ブロークン・フラワーズ
May 10 [Wed], 2006, 19:20
今年50本目の映画です。
久々にこの手の映画に魅了されました。淡々と過ぎ行く映画の中でしっかりと意志主張があってなんだか心に響いてくるような不思議な映画。このような映画を待っていたのかもしれないです。主役のビル・マーレのキャラが更にこの映画の味を深めていました。終始流れていたゆっくりとしたテンポの音楽にカメラワークもすごくマッチしていてよかったです。
2005年カンヌ映画祭で観客を大いに楽しませ、グランプリを受賞したジム・ジャームッシュ監督の最新作。ビル・マーレイ演じる、かつてのプレイボーイぶりも冴えなくなってきた老年にさしかかっている中年男が突然送られてきたピンクの手紙にあった「19歳の息子です。あなたの子です。」の文字に押され、20年前に関係のあった女たちを訪ね歩くためアメリカ縦断の旅に出る物語。
『過ぎ去った過去ではなく、輝ける未来に向かって、現在を懸命に生きる。』主人公のドンはこのような事を言っていたのですが、これは彼自身が出来てないことを言っていたのでしょうか?あたしは自分が形成された過去も大切だけど、過去にとらわれて生きるくらいなら新しい未来に向かって今を懸命に生きなくてはいけないということでは同感です。
華々しい過去があったドンは、現在は恋人にも逃げられて空虚な生活をしています。自分ひとりでは何をしていいのかも分からなく過ごしている状況です。隣には自分と正反対の生活を送っているウインストン家族が住んでいて彼に進められるままに不思議な旅へと出ることになるのですが・・・
この寂しげな中年が今何を求めているのか、一通のピンクの手紙と不思議な旅で何を得たのかは分からないし、これこそ観客十人十色の考え方があると思うのですが、その描き方が実に面白かったです。私は女性の立場からしかドンのことを見れなかったけど、なんだか笑うことも忘れ、人を愛することも出来ない可愛そうなかつてのプレーボーイだなとしか思えなかったです。男性の立場だったらまた違うんでしょうね。過去に捕らわれたくない筈の自分自身が過去に振り回されるこの状況でいったい彼は20歳になる子供がいるなんて言われて何を思ったのでしょう。
評価:
9点(10点満点)
人生って実に不思議で先が読めないところが楽しくもあり、辛くもありますね。ドンとウインストンのこの対照的な男性二人ですが、有り余るお金と時間があるドンと、時間やお金はあまり無いけど多くの子供と愛する妻のいるウインストン、いったいどちらの人生がいいのかとは一概に言えないですが、この映画を観る限りではウインストン一家が楽しそうで輝いていたし、自分自身もあんな家族を築けたらなと思えました。お金があっても守る家族が無ければただの空虚な人生になってしまうのですね。輝ける将来のためにも今を正直に生きなくてはいけないなって実感できました。
いろんな意味でこの映画は誰もに過去・現在・未来を考えさせるような映画だったと思います。周りから見て女の人やお金に不自由なく遊んで暮らしていて幸せそうに見える人もこのような寒々しい生活を送ってるのかもしれないですね。人それぞれの価値観は違うだろうけど生きていくうえで一番大切なものは愛だと言う事を改めて感じました。あたしも将来で後悔をしないように今を真剣に生きないとね。人生は長いようで短いのだし、後悔は先にたたないんだからね。
この映画のように過去に付き合っていた男性が急に家に訪れたらどんな感じなんだろうか?多分現在が充実していたらうざったい存在になるし、過去にとらわれて生きていたなら傷をなめ合いたい気分になるかもなって思います。出来ればこんな形では会いたくないですね。反対に自分も過去に付き合っていた男性に会いに行くなんて考えられないことです。二度と会いたくないとまでは思わないけど、思い出は思い出のまま綺麗にアルバムにしまっておきたいなって思います。
過去の女性もシャロン・ストーンやジェシカ・ラングにフランセス・コンロイやティルダ・スィントンとタイプの違う綺麗な女性ばかりで、それぞれの反応が全く違うので楽しませられました。次はどんな待遇を受けるのかな?なんてドキドキして見ていました。この旅が過去からの開放の旅になればいいですがね。男性って別れた女性をずっと思い続けることがあるって、いつでもまた元に戻れるかもって思って未練がましかったりするって本当ですか???
結局は自分の子供にも会えたのか会えなかったのか・・・過去を振り返って何を得たのかもぼんやりしたままでしたがあたしにはよく分かりました。ただ映画館ではエンドロールが始まった時に『えっ、終わりなん?』みたいな空気が流れたので面白かったです。ちゃんと完結してましたよね。それからシャロン・ストーンの娘の全裸は・・・サービスショットなんでしょうか?ピンクの短いバスローブだけでもドキッとしたのに、全裸で出てきたときには少し驚愕でした。男の人にはいい目の保養になったことでしょうね。悩める中年男性を演じさせたらビル・マーレに勝る人はいないでしょうね。
→ブロークン・フラワーズ

久々にこの手の映画に魅了されました。淡々と過ぎ行く映画の中でしっかりと意志主張があってなんだか心に響いてくるような不思議な映画。このような映画を待っていたのかもしれないです。主役のビル・マーレのキャラが更にこの映画の味を深めていました。終始流れていたゆっくりとしたテンポの音楽にカメラワークもすごくマッチしていてよかったです。
2005年カンヌ映画祭で観客を大いに楽しませ、グランプリを受賞したジム・ジャームッシュ監督の最新作。ビル・マーレイ演じる、かつてのプレイボーイぶりも冴えなくなってきた老年にさしかかっている中年男が突然送られてきたピンクの手紙にあった「19歳の息子です。あなたの子です。」の文字に押され、20年前に関係のあった女たちを訪ね歩くためアメリカ縦断の旅に出る物語。『過ぎ去った過去ではなく、輝ける未来に向かって、現在を懸命に生きる。』主人公のドンはこのような事を言っていたのですが、これは彼自身が出来てないことを言っていたのでしょうか?あたしは自分が形成された過去も大切だけど、過去にとらわれて生きるくらいなら新しい未来に向かって今を懸命に生きなくてはいけないということでは同感です。
華々しい過去があったドンは、現在は恋人にも逃げられて空虚な生活をしています。自分ひとりでは何をしていいのかも分からなく過ごしている状況です。隣には自分と正反対の生活を送っているウインストン家族が住んでいて彼に進められるままに不思議な旅へと出ることになるのですが・・・
この寂しげな中年が今何を求めているのか、一通のピンクの手紙と不思議な旅で何を得たのかは分からないし、これこそ観客十人十色の考え方があると思うのですが、その描き方が実に面白かったです。私は女性の立場からしかドンのことを見れなかったけど、なんだか笑うことも忘れ、人を愛することも出来ない可愛そうなかつてのプレーボーイだなとしか思えなかったです。男性の立場だったらまた違うんでしょうね。過去に捕らわれたくない筈の自分自身が過去に振り回されるこの状況でいったい彼は20歳になる子供がいるなんて言われて何を思ったのでしょう。評価:
9点(10点満点)
人生って実に不思議で先が読めないところが楽しくもあり、辛くもありますね。ドンとウインストンのこの対照的な男性二人ですが、有り余るお金と時間があるドンと、時間やお金はあまり無いけど多くの子供と愛する妻のいるウインストン、いったいどちらの人生がいいのかとは一概に言えないですが、この映画を観る限りではウインストン一家が楽しそうで輝いていたし、自分自身もあんな家族を築けたらなと思えました。お金があっても守る家族が無ければただの空虚な人生になってしまうのですね。輝ける将来のためにも今を正直に生きなくてはいけないなって実感できました。いろんな意味でこの映画は誰もに過去・現在・未来を考えさせるような映画だったと思います。周りから見て女の人やお金に不自由なく遊んで暮らしていて幸せそうに見える人もこのような寒々しい生活を送ってるのかもしれないですね。人それぞれの価値観は違うだろうけど生きていくうえで一番大切なものは愛だと言う事を改めて感じました。あたしも将来で後悔をしないように今を真剣に生きないとね。人生は長いようで短いのだし、後悔は先にたたないんだからね。
この映画のように過去に付き合っていた男性が急に家に訪れたらどんな感じなんだろうか?多分現在が充実していたらうざったい存在になるし、過去にとらわれて生きていたなら傷をなめ合いたい気分になるかもなって思います。出来ればこんな形では会いたくないですね。反対に自分も過去に付き合っていた男性に会いに行くなんて考えられないことです。二度と会いたくないとまでは思わないけど、思い出は思い出のまま綺麗にアルバムにしまっておきたいなって思います。過去の女性もシャロン・ストーンやジェシカ・ラングにフランセス・コンロイやティルダ・スィントンとタイプの違う綺麗な女性ばかりで、それぞれの反応が全く違うので楽しませられました。次はどんな待遇を受けるのかな?なんてドキドキして見ていました。この旅が過去からの開放の旅になればいいですがね。男性って別れた女性をずっと思い続けることがあるって、いつでもまた元に戻れるかもって思って未練がましかったりするって本当ですか???
結局は自分の子供にも会えたのか会えなかったのか・・・過去を振り返って何を得たのかもぼんやりしたままでしたがあたしにはよく分かりました。ただ映画館ではエンドロールが始まった時に『えっ、終わりなん?』みたいな空気が流れたので面白かったです。ちゃんと完結してましたよね。それからシャロン・ストーンの娘の全裸は・・・サービスショットなんでしょうか?ピンクの短いバスローブだけでもドキッとしたのに、全裸で出てきたときには少し驚愕でした。男の人にはいい目の保養になったことでしょうね。悩める中年男性を演じさせたらビル・マーレに勝る人はいないでしょうね。→ブロークン・フラワーズ
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