PROFILE & INDEX 

2009年06月19日(金) 23時28分


Alexiaです。
日本の某国立大学卒業後、家族の一人が天国へ行ってしまい、
急遽大学院合格を蹴って渡米。
SUNYにてPhysicianになる為に必須科目を取り直し、
入学試験を受けてCollege of Medicineへ合格。
現在、病院研修中。

SUNYで出会ったBrianと結婚。
(二人の出会いはCategoryのBrianとAlex:運命のシャトルバスから。)
映画や音楽、メイク(ちょっとだけ女の子らしく!)
についての記事も交えて書いています。
留学に関しての経験や面白いお話は、
CategoryのUnited States of アメリカ:渡米第一日目から。

これから留学される方達や日本や米国在住の方達の為の、
少しでも情報源になれればいいな、と思います!!
と言いつつ、おこがましくも無意味な雑談が多かったりしますが・・・。
気軽にコメントなどお時間があればDropして行って下さいね

しばらくは命懸けの貧乏生活を送る事になっていますが、
頑張って比較的ノーマルな生活記事をアップして行きたいと思うので、
どうか宜しくお願い致しますね

MD Graduation 

2009年06月19日(金) 11時09分


あれだけ頑張ったCollege of Medicineを卒業した。
余りにも色々な思い出があって、言葉にならなかった。

屋根裏部屋を借りて住んだ。
ご飯代を節約して、ガリガリに痩せた。
何度も徹夜で試験勉強をした。
英語で書かれたテキストは、人の倍以上読むのに時間が掛かった。
良い成績を取ると、いじめにあった。
研修で足が棒になる程、駈けずり廻った。
学生ローンで、泣いた。

3つの国家試験を受験した事が、まるで昨日の事のように思われた。

何度も諦めそうになる度、Brianが背中を押してくれた。
4年間もずっと待ってくれていた。
だから、AlexはBrianに言っている。

このDegreeの半分は、Brianの物よ。

Alexを集団でいじめた生徒達に、卒業式で会う事は無かった。



天国のパパへ。

Class of 2009
Doctor of Medicine
Alex
magna cum laude



一番仲の良かった友達、Cathyと卒業式にて。

Wedding 13 

2009年06月17日(水) 4時33分

Wedding 12 

2009年06月17日(水) 3時34分

Wedding 11 

2009年06月17日(水) 3時23分

Cleaning 

2009年06月12日(金) 2時18分
WeddingとGraduationから帰って来たルンルンの旦那さんとAlexを待っていたのは、足の踏み場も無い位散らかったお家でした。
もう一度、言わせて下さい。
足の踏み場も無い位散らかったお家でした!!!
文字通り、足の踏み場が無いんですよ!!
呆然とお家を見渡すAlex。

た、確かAlexが最後にこのお家を後にして
大都市に向かった時は、塵一つ無いまでに片つけて行ったはず・・・。

たった一人の人間(旦那さん)が・・・、
こんなになるまで部屋を汚す事が出来るとは・・・。


人間の計り知れないポテンシャルに、しばし打ちのめされるAlex。
しかも、食中毒に当たって、下痢に襲われていたAlex。
熱と嘔吐に苦しんでいたAlex。

食中毒が二日後に治まってから、やっと片付けを始めました。
ありとあらゆる場所に突っ込まれている、旦那さんの洗濯物。

シンクの後ろに、一体どうやって突っ込んだ!?
と・・・届かない・・・!!
余りにも後ろに突っ込まれていて、手が届かない・・・!!

ビールの空き瓶に、ビールの栓!!
TVテーブルの下が、もはやゴミ箱と化している!!

カビがぁあああああ!!!
こんな所にカビがぁああ!!

な・・・何ですか、この得体の知れない虫は。
旦那さんの古い洗濯物から出て来たこの虫は・・・!!

埃にまみれ、くもの巣の張った床と天井。
所狭しと紙切れやゴミが散乱しているキッチン。
ハサミやら郵便切手、バナナ、お店のレシート、Nasal Spray、郵便物、ホッチキス、ビール瓶、ゴミ、ゴミ、ゴミ・・・とありとあらゆる物が積み上げられたキッチンカウンター。

片つければ片つけるほど、旦那さんへの怒りがメラメラと燃え上がります。
心を落ち着ける為、小一時間程、Walmartに逃避するAlex。
Walmartの綺麗に整頓された棚を、羨望の眼差しで見上げるAlex。
旦那さんとAlexのお家が綺麗になる日は、二度と来ないのではないかと絶望に襲われるAlex。

そんなAlexでしたが、やっとリビングルーム、キッチン、トイレ、そしてベッドルームを全てピカピカに磨き上げました!!!
余りの達成感に、酔いしれそうです!!!


掃除した後のキッチンテーブル

掃除した後のキッチンカウンター

全部掃除し終わった後、旦那さんがお仕事から帰って来ました。

「ただいま〜、僕の妻〜〜
「やっと帰って来たな、この汚し魔が!!!

綺麗に片ついたお部屋に、心底驚いて顎が外れかけている旦那さん。

「すごいよ、Alexちゃん!!
見違えるほど綺麗になってるじゃないか!
でも・・・僕が恋に落ちた、あの可愛いAlexは一体どこへ・・・??」


Alexの足元で、子犬の真似をしてゴロゴロしてみせる旦那さん。

「・・・・・・・っ!!

その余りの可愛い仕草にやられそうになるAlex。

「そ、そんな可愛い格好してみせたって無駄よ!
今日からミッチリと、掃除の特訓を始めますからね!!」


「はーい!

分かって無さそうな旦那さんなのでした。
そして、Alexのお説教は深夜まで続くのでした。

守りたいもの。 

2009年03月23日(月) 6時50分
旦那さんが寂しがって落ち込んでいた時、NYに週末帰省した。
Alexも旦那さんが恋しかった。
一番安いバスに揺られて、やっとNYに帰って来たAlex。

翌日、旦那さんの大好物のカレーを作って、旦那さんの仕事の帰りを待つ。
Officerになって数年になるけれど、まだ新米の旦那さんはいつも夜遅くに帰って来る。
特別に長い事煮込んだカレーは、味見をしてみると野菜の味が染み出していてとてもおいしく出来上がっていた。
部屋を片つけて、洗い物と洗濯物を片つけて、暖房の温度を調節しながら、旦那さんの帰りを心待ちにするAlex。
BrianとAlexが住んでいる場所は、治安が良い方だ。
でも、最近、治安の悪い方からの区域から上がって来た人達に、銃撃されて亡くなった方がいる事を旦那さんから聞かされてから、Alexは身の回りの安全にもっと気を遣うようになっていた。

その夜、帰って来てから遅い晩御飯を食べた後、旦那さんが明るい声でAlexに提案した。

「そうだ、Alex。
今日はピザパーティをしよう!」


「うん!」

AlexとBrianは、特に寒い週末の夜に、ピザパーティをするのが好きだ。
ピザパーティと言っても、ビールとオレンジジュースを買って、薄い市販の小さなピザを一枚買うだけ。
しかも、Alexはお酒が全然駄目なので、オレンジジュースを95%でビール5%という、お子様ミックスビール。
でも、二人でちょっとお行儀悪く食べて飲むピザとビールは、いつも格別においしかった。

その夜も、Alexは帽子を被って手袋を嵌めると、旦那さんに買ってもらった大事な(安物だけど!)ブーツをいそいそと履いて、Brianと外に出掛けたのだった。
旦那さんの車でちょっとの所にあるSupermarketに到着。
そのSupermarketは、治安の悪い地域から比較的離れた所にあるものの、Alex達が住んでいる所よりかはその地域に近い場所にあった。

24/7営業しているそのSupermarketは夜中も空いているので、時々緊急に必要な物があった時に利用していた旦那さんとAlex。
今まで何も問題は無かったのだけれど、その日の晩は違っていた。

旦那さんとAlexがレジに行って、Self check-out(自分達でバーコードをスキャンしてお金を払う)をしていると、すぐ横で言い争う声が聞こえて来た。
少し位の言い争いなら、たまに見かける事なので、余り気にせずに商品を袋に詰めて行くAlex。
ニコニコしながら商品を楽しそうにスキャンしているAlexの隣で、Brianの顔からは笑顔が消えていた。
その時だった。

「おいコラァ!!!
こっち見て話さんかコラ!!!」


物凄くFワードを連発した怒鳴り声がAlexのすぐ後ろから聞こえて来た。
Alexがびっくりして振り返るのと、旦那さんがAlexの後ろに回りこんでガードするのとが同時だった。
その怒鳴り声はAlexに向けられた物では無く、レジの管理をしている一人の青年に向けられていた物だというのがすぐに分かった。
何が起こったのかは分からなかったけれども、その青年は治安の悪い地域から上がって来たと思われる3人組に囲まれていた。
彼もきっと内心焦っては居たのだと思う。
でも、表情にはそれを出さずに、黙々と仕事を片つけていた。

「おい!! 何だよその眠そうな顔はァ!!」

3人組の内の一人が、彼の胸倉を掴みそうな勢いで、彼に詰め寄った。
旦那さんが少しだけ前に動いたのが分かった。
咄嗟にAlexはBrianのジーンズを片手で強く掴んでいた。
そして、泣きそうな顔で首を横に振って、旦那さんを見上げた。

「そんなに眠いんならよォ、
俺が今この場でお前を眠らせてやるぜ!?!?」


嫌。嫌。行かないで。
何もしないで。
お願いだから・・・助けようとしないで・・・。
自分勝手で良心の欠片も無いような考えが咄嗟に心に湧き上がっていて止める事が出来なかった。

分かってる。
旦那さんは、困っている人を助けるのが仕事だもの。
私の良心は言っている。
助けるべきだって。
でも、時々自分勝手な事を思ってしまう。
他人なんて気にしない。
旦那さんが無事で居てくれるなら、他人なんてどうでもいい。

それに、この3人組が何を武器に持っているのか分からなかった。
もしかしたら、ナイフを持っているかもしれない。
もしかしたら、銃を持っているかもしれない。
3人組は青年を取り巻きながら、徐々にその輪を縮めて行く。
その内の一人とAlexの目があった。
一触即発の状態だった。

お願いだから、旦那さんが何もしませんように・・・!
Alexは、それだけを祈りながら、泣きそうな顔でずっと旦那さんのジーンズを強く握り締めていた。
自分がどうなったって、旦那さんが傷つくのはそれだけは絶対に嫌!

幸い、その騒ぎは大事には至らなかった。
店のマネージャーがやって来て、騒ぎが収まった頃、旦那さんとAlexは雪がまだ残る駐車場に出た。
旦那さんの車の方へ歩きながら、Alexは今度は少し腹が立っていた。

「Brian、丸腰なのに喧嘩の仲裁に入ろうとするのは、
本当に危険だから辞めて」


すると、運転席に座ったBrianがAlexの左手を取って言った。

「僕には守りたいものがあったから。
もしもあれが僕一人だけだったなら、
気にも留めて居なかった」


そして、両手でAlexの左手を包み込むと、溜め息を付きながら下を向いて言った。

「君が横に居るだけで、僕は弱くなる。
僕一人なら何をされても構わない。
でも、もしも君に指一本でも触れたら、
その時は、そいつを殺す」


ふっとこちらを見上げた目が、駐車場の橙色の電球に照らされて鋭く光る。

でも、それでもAlexは思う。
Alexなんかどうでもいい。
旦那さんが無事で居てくれたら。

昔、読んだどこかの本に書いてあった。
守りたいものがある人間は、強くも弱くもなる。





"自分がどうなってもいいと思うのは、それはエゴイスト。
私はどんな危機に陥ったとしても、自分も助かろうとする。

だって、私は知っているから。
私が居なくなれば、彼が死ぬほど悲しい思いをする事を。

だから、私は彼も助けて自分も助かろうとする。
自分だけ居なくなって、その後の彼だけに悲しい思いを残したりはしない。”





旦那さんの手をそっと握り返しながら、Alexはそんな一節を思い出していた。

ジム。 

2009年03月20日(金) 11時29分
いつも気合を入れるとコケてしまうAlexですが、Weddingの為に美白をしようと美白クリームを塗りたくっていたら、逆にニキビが出来てしまいました・・・。
クリームの付け過ぎで・・・!!!!(゚ロ゚ノ)ノ

鼻のど真ん中にニキビですよ!?
おでこにも!! 顎にも出来ちゃったし!!

もう、ショックで寝込みそうです。
美白クリームなんて付けるんじゃ無かった・・・。
ていうか、もっと加減して付けるんだった・・・(常識)。

やたら嬉しそうに始まったAlexの美白対策、3日で終了。
今思えば、気合を入れた時は、いつも失敗していたAlex。
新しいコートを買ってもらった小学生の冬、慎重に歩きすぎて7回コケる。
眉毛を美しく整えようとして気合を入れ過ぎ、気が付いたら眉毛が無くなっていた。
Brianとのデートでメイクに気合を入れすぎて、デーモン小杉のような顔になる。

気合を入れると、全く良い事が無いAlex。
もう、こうなったら、Weddingは脱力系のメイクと、脱力系の肌対策で行きたいと思います。
でないと、当日、Brianに逃げられそうです。

肌対策だけでなく、今、Wedding Dressが入らないという危機にも瀕しているAlex。
Alexママに言ったらシバキ回されそうなので、内緒にしています。
が、本当に洒落にならないので、安いジムを近所で見つけて入会してみました。
本当に安すぎて、ごめんなさいと謝りそうなショボイジムなのですが、インストラクターだけArmyの特殊部隊から派遣されて来たような人達ばかりなのです。

最初の日、間違って、超上級者コースへ行ってしまったAlex。
運動というものをここ数年しておらず、ぽちゃぽちゃになっていたAlexがニコニコと始まるのを待っていると、物凄くイカツイお姉さんがステージに上がって来ました。

「みんなァ!!! 痩せたいかァ!!!」

ステージの上で叫ぶ、実は昨日軍隊から帰って来ました、と言っても過言では無いお姉さん。

「痩せたいなら、根性を見せろ根性をォ!!!
いいかァ、今から始めるぞォ!!!
少しでも立ち止まったら、許さないからな!!!」

叫び終わって音楽を付けに行くお姉さんを呆然と見つめる、ぽちゃぽちゃのAlex。
こっそり除隊しようかと思ったんですが、前の方だった為、仕方が無く一回だけ入隊する事にしました。
が、そんなぽちゃぽちゃのAlexを襲う数々の試練。
日本では、45分のクラスなら、途中で5分くらいの休憩が一回位はあったのですが、彼女はノンストップ。
少しでも立ち止まろうものなら、目ざとく見つけて、

「そこォ!!!!! 誰が立ち止まっていいと言った!!!」

と、走って来ます。
恐ろしくて、もう汗だくになりながら、必死で彼女の動きに沿って運動するAlex。
日本なら優しいインストラクターのお姉さんが、休憩を5分くらいくれたのですが、彼女は45分間のクラスを休憩無しで突っ走りました。
フラフラになりながら帰途に着いたAlex。
その後1週間、筋肉痛の為、まるでお婆さんのような歩き方をして、友人達の笑い物になるAlex。

そんなぽちゃぽちゃのAlexですが、今は何とか彼女に付いて行けるようになりました。
彼女は、本当に私達を痩せさせようとして頑張ってくれている、実は心優しいインストラクターなのです。
クラスが終わって見せる彼女の笑顔はとても素敵です。

こうして、ちょっとずつ筋肉の付いてきたAlexですが、ある晩、Weddingの夢を見ました。
AlexがWedding Dressを着て教会に入って行くと、Brianが牧師さんから神聖な結婚についてのお話を聞いています。そして、隣に並んだAlexに言ったのです。しかも、日本語で。

何かもう、カッタルイ。
何でWeddingなんかすんの?


・・・・・・・。

筋肉の付いたAlex、暴れます。
Brianを引き摺って、教会の外に連れ出して、Wedding Dressのまま彼をシバキ回します。
目が覚めると、隣で寝ていたBrianを本当に殴ってました・・・(;´▽`A``


「ハグしようとしたら・・・
いきなり君が殴って来て・・・」


かわいそうなBrian・・・。
お詫びに、分厚いパンケーキとフワフワのスクランブルエッグ、ほかほかのカレーシチューを朝食に作ってあげました 
こんな奥さんだけれど、これからもよろしくね

Wedding Report 10 

2009年03月10日(火) 10時31分
Wedding Report 10:

結局、BrianがBrianママに電話したその夜、誤解は全て解けたのだった。
だから、今でも私達はこの出来事を珍道中と呼んでいる。

Brianと付き合うようになってから、親しい人でも人間不信になってしまう癖が治ったと思っていた。
結婚してからは、もうそんな傾向はどこにも無くなったのだと思っていた。
どんな事をされても立ち向かう事に臆病だった私が、ある日を境に変わって、理不尽な事には毅然とした態度で立ち向かえるようになった事は、赤の他人に対してだけだったのだ。
赤の他人だからこそ、立ち向かって行ける。
毅然とした態度で間違っていることを間違っていると言える。
傷つけられた時に、立ち向かって行ける。
でも、大切な人達や、愛している人達には、何か些細な事があるだけで臆病になってしまう。
嫌われてしまったのかもしれない、と不安で一杯になる。
どんなに大切な人達でも、心のどこかでいつも不安な自分が居て、何か些細な事があるだけで、信じる心が揺らいでしまう。
そんな弱い自分は、まだ私の中に居座っていたのだった。

私の悪いところは、少しでも不信感が湧くと、自分の殻に閉じこもって逃げてしまう所。
そして、最終的には自分の感情から切り離して、何も感じないようにしてしまう所。
そうやって目を塞ごうとする癖に、実は心の中では深く傷ついて、どうしようもなくて、泣いている所。
Brianのお陰でそんな人間不信が治って来て、自分はもうどんな事が起きても動揺なんてしないのだと勘違いしていたのだった。
でも、私はまだまだ弱い人間だった。

Alexちゃーん、下着を洗濯しておきましたよー!
ブラは縮むから自然乾燥しておきました


いつもかわいいBrianママがにっこり笑って、Alexに太陽の匂いがする、キレイに畳まれた洗濯物を手渡してくれた。

Alexちゃんは私の娘だから、
MOMが全部買ってあげる。


そう言ってBrianママが、SupermarketでAlexの大好物のシリアルをカートに入れてくれた。

MOMね、こんな事言うべきでないと思うんだけれど・・・
これから先どんな子がお嫁さんに来ても、
Alexちゃん以上のWonderful Daughter-in-Lawは現れないと思うの。


二人でTV部屋で映画を見ていた時、BrianママがAlexを抱き締めてそう囁いた。

Brianママだけじゃない。自分の家族もそうだった。
どれだけ愛情を表現されても、どれだけ大切にされていても。
些細な事で、自分は嫌われているんじゃないか、と考えてしまう。
大切にされていた事を疑って、嫌われてしまったのではないかと考えてしまう。
どれだけ愛されても、その終わりをいつも考えてしまって、怖くなる。
嫌われる位なら、嫌われてしまう前に、逃げてしまおう。
そうすれば傷つかずに済むから。
でも、それは私の我侭だった。
自分が傷つきたくないだけで、自分が痛い目に会いたくないだけで。
自分を守る事しか考えていなかった、私の我侭だった。
手放しで信じるという事は、自分の素直な心を剥き出しにして、自分が傷つけられるかもしれないというリスクを背負っているからこそ、だからこそ、その人を手放しで信じていると胸を張って言えるのだ。
だからこそ、本当に大切な愛している人達は、手放しで信じる価値があるのだ。
もし本当に傷つけられたからって、それがどうしたと言うのだろう。
本当に大切な人達を心から信じる事も出来ないで、どうして愛していると言えるだろう。

「MOMが結婚式を地味にと言ったのは、
Alexが結婚式の下準備と病院研修の板ばさみになって、
疲れ切ってしまわないように、と思ったからだって言っていたよ」


折り返し電話を掛け直してくれたBrianがそう言った。

「正直言うと、家族で大笑いしてたんだ。
MOMが溜め息つくなんて、本当に可笑しくってさ。
MOMは今まで東部の方へ行った事が無いし、しかも今回は
Weddingという大掛かりな行事だろ?
完全にテンパってしまったんだよ(笑)」


MOMはキノコみたいな人だから。
そう言って大笑いするBrian。

「キノコみたいな人ってどいういう事?」

「一箇所に落ち着いて、
何年も掛けて胞子を飛ばしながら
ゆっくりとキノコを増やして行く人だよ。
僕が勝手に作ったんだけどね、
MOMは新しい事や新しい場所で、
いつも動揺してしまうんだ」


そういえば、Brian妹と話している時のMOMが、新しい情報を立て続けに報告されて動揺していたのを思い出した。

「だから、これはいい機会だって、
家族みんなで言っていたんだ。
君がMOMを、新境地へと引き出してくれたんだよ。
そして、僕の家族みんなを新しい事に挑戦させてくれたんだ」


みんな、この結婚式をすごく楽しみにしていて、指折り数えているよ。
Brianがそう付け加えて言った。

「そうだったの?」

「そうだよ、いつも早とちりのAlexちゃん。
いつだって、僕の事を信じて欲しい。
そして、僕の家族の事も信じて欲しいんだ。

あ、それと、旅行費と滞在費は全部MOM達が払うって」


「え・・・?でも、Brian、この前
MOM達には無理だって言ってたでしょ?」


「Well、僕もMOMの血を受け継いでいるので!
本当に無いと思ってたから、テンパってたんだ。
ごめん!」


「え・・・ていう事は・・・
Brianがテンパって、
Brianママがテンパって、
そしてAlexもテンパってたって・・・
そういう事・・・???」


「そう。そういう事!
分かったら早くおやすみ、Alex。
君、ここ何晩も泣き腫らしてて、
全然睡眠が取れてなかっただろ」


その晩。
Alexは嘘みたいに、良く眠った。
これだけ良く眠ったのは、久しぶりだった。
初めて、結婚式の日が楽しみに思えた。
初めて、Wedding Dressを着る事を楽しみに思えた。

それから数週間後、BrianママとBrian妹、Brian兄とBrian親友がAlex達を訪ねて来た。
Alexを見るなり、両手を広げて走って来たMOM。

「Alexちゃん、すごく愛してる!」

MOMの華奢な胸に抱きしめられて、MOMの背中に両手を恐る恐る回したAlexは、ちょっとだけ泣いていた。

ごめんね、MOM。
自分を守る事ばっかり考えていて、
MOMを疑ったりして、本当にごめんなさい。


心の中でそっと呟いた。

本当はいつもみんなに支えられて生きているのに。
自分ひとりで大きくなったような顔をしていた私。
みんなが居ないと寂しくて生きていけないのに、
一人でも生きていけると強がっていた私。
でも、これからは手放しで信じるから。
何があっても、みんなを手放しで信じるから。

Brian兄が、運転しながらAlexを振り返って言った。

「Alex、この話の事は多分
まだBrianから聞いてないかもしれないけど・・・

実は俺達みんな、○○へ結婚式で行くんだって知ってた??!!!
すごいだろ!?!?」


Brian兄の冗談に、Alexが乗って両手を挙げて叫んだ。

「WOOOOOHOOOOO!!!」

そんなAlexを見て、全員が大笑いする。
そして、Alexは思った。
みんなごめんね。
そして、ありがとう。

こうして、BrianとAlexの挙式日時を決める珍道中は終了した。
それから後の結婚式の段取りは、拍子抜けする位すんなりと決まった。
全部の準備が整うのに、2週間も掛からなかった。

後は、結婚式の日を待つだけとなったのだった。



(「Wedding Report 11」へ続く。)

Happy Valentine's Day! 

2009年02月15日(日) 11時23分
NYへ週末だけ帰って来たAlexです。
かれこれ5年も一緒に居るのに、Alexが飛び回っているせいで、バレンタインを1回しか一緒に過ごせた事が無いBrianとAlexですが、今年はAlexが命懸けでNY帰還した為、一緒に過ごすことが出来ました

世の中はバレンタインという事で、電車の中でも真っ赤なドレスを着た女性や、綺麗にラッピングされたクッキーを見せ合う女性達もいます。
それを見て、初めてBrianに何もバレンタインの用意をしていなかった事に気が付くAlex。

クッキー!! クッキーはどこですかぁあああ!?!? щ(゚Д゚щ)」

と、バスに乗る10分前に必死で駆けずり回って、バレンタイン用にラッピングされたクッキーを手に入れるAlex。
バスの中で、一個くらい食べても気が付かないんじゃ・・・、とつまみ食いの衝動に駆られるAlex。

そんなAlexですが、バス停に迎えに来てくれた旦那さんの車に乗って、アパートに帰って来てからクッキーをあげようとウキウキしながら袋を握り締めていました。

Brianが玄関でブーツを脱いでいる間に、袋から出してクッキーをスタンバイするAlex。
Brianが顔を上げた瞬間に、

「Happy Valentine's Day、Brian!!」

と、満面の笑顔でクッキーを差し出したAlexに、

「ああ、ありがとう」

と、受け取ってそのまま、台所へ行くBrian。
余りにも感動の薄いBrian。
ハグしてくれる事を期待して差し出していたこのAlexの腕は一体どこへやったらいいの!?

「ちょっと、そこ!!
止まれ、そこ!!(ドスの効いた声で)」


Alex、思わず、ドス効かせちゃった、てへ

「ハグは!?
ハグは!?!?」


Alexが玄関で抗議しまくっていると、Brianが一言。

「Trust me」

「え・・・???」

Alexが意味が分からずにまだ突っ立っていると、またBrianが手招きして言います。

「Trust me」

半信半疑で台所に入って行くと、Brianの視線の先に真っ赤なバラの花束が飾ってありました


Alex,
I am so happy to finally spend
another Valentine's Day with you.
I am so blessed to have you in my life.
You brought out the best in me
and I will love you forever for it.
Love,
Brian


歓声を上げてBrianに抱きつくゲンキンなAlex。
そんなAlexにBrianが一言。

「さっきドスを効かせた分、
たっぷりハグでお返ししてもらおうか、Alexちゃん」


「あ、あははは〜〜〜!
Brianったら、お・ちゃ・め!!」


誤魔化すAlex。


パジャマと寝癖で写真を一枚。左がBrianにあげたクッキー。
(ほとんど、Alexが食べていますが、何か?)


この写真で気がついたんですけど、Alex、「朝ムクッと起きてそのまま病院へ行く」というのを繰り返していたら、無茶苦茶日焼けしていました・・・。
もうすぐ結婚式なので、命懸けで美白に取り組みたいと思います喝っ
(とか言って、また素ッピンで病院へ行きそうですが、せめて顔くらい洗おうかと・・・。)
2009年06月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
NEW COMMENT
アイコン画像louis vuitton torino
» 米国医師国家試験2 (2013年10月18日)
アイコン画像かこ
» PROFILE & INDEX (2013年06月27日)
アイコン画像ようすけ
» PROFILE & INDEX (2013年01月25日)
アイコン画像はな
» MD Graduation (2010年09月04日)
アイコン画像
» MD Graduation (2009年10月14日)
アイコン画像
» MD Graduation (2009年09月14日)
アイコン画像もりこ
» Wedding 13 (2009年08月21日)
アイコン画像itsalovelyday
» MD Graduation (2009年07月20日)
アイコン画像mamice
» MD Graduation (2009年07月01日)
アイコン画像Mami
» MD Graduation (2009年06月25日)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:Brian&Alexia
読者になる
Layouts, Codes, Graphics, Glitter Images, Icons, Online Icons, Ext Network Banners, Backgrounds, Generators, Cartoon Dolls, & More For Your MySpace Profiles!
Yapme!一覧
読者になる