巡恋歌 

March 04 [Sat], 2006, 21:43
さよならの為に言葉を亡くした

静かなる狂宴の中

涙が止まらなかった

喉が痛いよ 擦り切れそうだ

心から歌った巡恋歌

ゆらりゆらめいた心の扉

嗚呼消えないでと願った

この私の持つ鍵が 例え貴方の扉の物ではなくても

どうか開いて消えないで

私には貴方と一緒にいた証拠すら残せはしないんだから

涙が止まらないよ

華奢なあなたの腕にだかれて

私は星がきらめく夢を見た

真紅の空に紫煙の星

瞬きすれば消えてしまう

果敢ない惑星達

どうかお願い





さよならなんて

ラプンツェル 

February 27 [Mon], 2006, 22:51
静寂が煉瓦の間から空へと漏れた

桃色の天蓋の下姫君達はため息をつく

王子を待って待って待って待って待って待った

だがまだ来ない

長いブロンドにバラの簪

に溶けた甘いバラの香り

蒼い瞳が空を飛ぶ鳥達を眺めた

まだ来ない

冷笑浮かべた牢の中

錆びた鉄格子の前に放置された腐乱死体

今だけは憂鬱

この胸つらぬく優しい刃がほしい

軽くつまんだ腐敗した皮膚

粘着質で嫌な香り





決して王子など近寄らない
     ラプンツェルの白い塔

願望 

February 27 [Mon], 2006, 22:44
テトラのガラス

擦り切れたスリップドレス

夜の帳に手を伸ばし 見えない壁に半狂乱

叫びつかれた喉からは漆喰色の血液溢れ

愛してる は 愛してください の 

卑怯な願い

紫煙をくゆらせたその無効に見えたのは

私の公開処刑 飛んだ●●

助けてください 愛してください 

俺掛けの腕で見えない扉を日田叩く

溢れる涙は海水と混じって貴方に掬われるのならば

私は少しでもあなたと繋がっているの?

今宵漆喰色の涙を流し 夜の帳に睫を揺らした

とまった時計と すりきれたスリップドレス

飛んだ 飛んだ 飛べた



コバルトブルーの海中で静かに救出を待つ

ハッピバースデー 

February 21 [Tue], 2006, 22:17
この白い腕に残された苦しみの痕跡

引っかき傷 カッター傷 剃刀傷

ふっくらと厚みを帯び幾度の自己再生によって盛り上げられた肌は

もう痕跡を消すことも無く ただ

体内の細胞と肉で塗り固めていくだけ

死ぬことに恐れは有る まだ有る

生に跪いてでも生きながらえたいと願う貪欲な欲求も

まだ 持ち合わせている

でも でも でもね

苦しくて 涙がこぼれて 背中を丸め 声さえも殺して

シーツにカ尾をうずめた日々がとても最近で

思い浮かべれば 鮮明に視界にフラッシュバック

いっそ殺して欲しいと願ったほどに 悔しかった

弱い自分が 他人を信じられない自分が


水音の狂想曲 

               もう死さえも恐くない

なぜなら私は
   
              生きていなかったから





            世界から忘れられた

 

14の誕生日  動かないPC・・・・

救出されたベーシスト衰弱 病院に搬送3日後に死亡 

February 20 [Mon], 2006, 17:44
フェンスの向こう側 憧れた自由

鉄の柵 檻の向こう 居るのは

昨日までの友達

お前の事 友達だと信じてた 疑わなかった

理由が無かったから

でも今

薄暗い私有地の地下で

俺に笑いかけながら鎖を引くのはお前

紛れも無いあの大好きな笑顔

その笑顔は前と変わってなんかいない

明るくて人懐っこい笑顔

大好きな      笑顔

もう俺は笑えない お前が求めるような笑顔は

できない

だから 俺をどうしたって構わないから

檻の外からその笑顔を見せて

絶やさないで

今日も殴り飛ばされた頬

切れた口内から血が滲む

幾度冷たいコンクリートに頭を打ち付けられても

お前が笑顔でいられる方法なら

いとわないよ

なぁ 









●くん・・・・・・

親友 

February 20 [Mon], 2006, 17:37
あなたが大好き

あなたが大切

あなたしかいらない

あなたしか信じられない

あなただから良い

あなただけが欲しい

でもあなたは私を見ていない

でもあなたは私を知らない

でもあなたは私をしったら

軽蔑 と 侮蔑 しか

示さないと解っているから

割り切った考えのはずだった

本当は私があなたを骨の髄まで利用してやろうと思ってた

なのに 時間 や 思い を

重ねていく度

こんなにもあなたへの苦痛と不安に苛まれて行く

病んだ私

そうしないと壊れてしまいそうだったから

優しくしないで

壊れちゃうから





どうかお願い側に居て 
        たった8秒の幸せだから

リリカルト 

February 11 [Sat], 2006, 11:57
見つからないで

見つからないで

見つけたくも無いから

雲海沈み行くアメジスト

綺麗なその眼球には一体何が芽生え枯れ行く?

私は何もできずにあれをみていた

名も泣きアスファルトに咲いた彼岸花

真っ赤な地下道転々転々

ぼやけた世界はいつか破壊されるべき

審判を その時を

眠って待つ

光に差す棺おけなんて必要ない

ただ暗雲に身を乗せ永久に歌い続けられる





そんな舞台に憧れる

 

February 10 [Fri], 2006, 20:41
さらば優しい母よ

苦しみの無効に見えたのは光などというおぼろげな存在ではなく

確かな感触在りしただの絶え間なく続く水底だったんです

あなたが教えてくれた事は何一つ正しいことなんて

なかった

叱咤してくれるあなたはあなたじゃなく

私を思っての叱責なんかじゃなく

自分の立場を考えての私利私欲だったから

銀色に光しあなたの大切な結婚指輪

なくしたんじゃなくて私が排水に流したんです

泣き喚くあなたが見たかった

たった一人のお人よしの母よ

できることならこの手であなたを殺したい




ミクチャーな人望厚き母よ

国家 

February 08 [Wed], 2006, 22:56
檻の中で聞こえた無邪気な愛

ベロアのマントは暴君を優越させる

一端のアパイス

小さな暴君は真っ赤な液体に埋もれる民に気付くことも無く

狭く暗い暗黙の渦の中

行き場を失う闇は共食いを繰り返す

全身を覆う鼓動にやまされ








叫も巣食う脳髄

心臓と日々 

February 05 [Sun], 2006, 20:46
あなたのとなりで微笑み笑いあった昨日

ベッドに突っ伏し枕を涙でぬらす今日

未来なんて来なければいいのに

永遠に今日は今日のままでいいのに

なぜだか苦しくなったから小さな窓を開け片手を外に突き出した

路地裏のマンション 排気ガスの酸素

胸が痛くなるのがよく分かる

自分の事

光なんて得られない窓

明日セメントでも買って来よう

そしたらこのマドをふさいで 本当に真っ暗な今日に埋没したい

目じりに浮かんだ涙の意味が




わからない 右心房