野茨の都茨。可憐である。
僕にとって、可愛いは魅力がない。
可愛らしいではなく、可憐に魅力があるのだ。憐さは、ひいては美しさを助長するものだ。美しい女とは、立ち居振る舞いに隙がなく、気持ちに風通しのよい女のこと。
風通しのよいとは、男の信号がわかる女。説明のいらない女である。心のうちにとどめることを知り、心地よい距離を保ち、相手の気持ちを推し量れる女だ。潔さと引き際を知り、年齢とともに衰える美貌に怯えず、つぎの美しさを引き出せる女である。可憐で品格があり、人へのこころ遣いが一流であることだ。騒がす、囁きもせず、暴くことなく、よそみをすることが上手な人。
つまり、ひそやかで大胆で、賢さはそっと隠しておく。
僕の年代になると、容姿以外のこうした欲求も増えてくるのである。
さて日本では明治以前、蓄薇が美の象徴として取り扱われたことは無かったが、別サイトのイベントテーマで「花の譬え」というのがあった。その譬えで、僕は「美」ではなく、「附子」の象徴とはなんぞやと思ったのだ。
SIN(sai)は、始終「可愛い馬鹿と賢い附子は嫌いだ」と言っている・・・。その「附子」について、別サイトJOCOSOで交流のあるK氏にぶすとは漢字で、どう書くのだ?という僕の足跡に、その附子について、調べてくれた。
「ぶすは、漢字で「附子」と書き、トリカブトの塊根を意味する。漢方では、トリカブトの根を「付子(ぶし)」や「烏頭(うず)」と呼び、鎮痛・強心剤として用いられるが、猛毒となるアルカロイドが含まれているため、誤って口に含むと神経系の機能が麻痺し無表情になる。その無表情を「附子」と言うようになり、転じて醜い顔を「ぶす」と言うようになった。」(引用:語源由来辞典より)
なるほど。それでトリカブトの花詞も調べてみることに・・・。おぉ〜、「人嫌い・敵意」であるぞ!
またトリカブトの猛毒ゆえに、地獄の女王・ヘカテに捧げられた花だとされ、また、3つの首と蛇の尾を持っている冥界を守る地獄の番犬ケルベロスにまつわる話もある。竪琴を持つオルフェウス、プシュケや、トロイアの王子・アイネイアスの蜂蜜入りケーキにおとなしくなるケルペロスだが、ヘラクレスは、冥王ハデスから「生け捕りに」という約束で、ケルペロスを捕獲し、地上へ連れて行く。地上での太陽の光に吠えたケルペロス。その唾液からトリカブトが誕生したらしい。
僕の附子論であるが臆病で後ろ向きの女、風通しが悪い女。水がよどむ。馬鹿は話にならないが、つまり小利口でたしなみがない女のことだ。(可愛い馬鹿も、お話にならない。)賢い附子とは、そういうことだよな?SINよ!
つまり気持ちよい附子で、蕾のような馬鹿な女が好きなのだ。
あっ、そうそう。
男も同様である。
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